カウ&チキン全話ガイド4



第13話 「ヘッドハンティングの村」
(原題:Headhunting in Oregon)

(スタッフ)
STORY :DAVID FEISS , VICTOR ORTDD , BILL BURNETT
STORYBOARD :GREG EMISON
ART DIRECTOR :DEANE TAYLOR
DIRECTED : DAVID FEISS , ROBERT ALVAREZ

(あらすじ)
カウとチキンは、家族でヘッドハンターの村へ旅行に来ていた。しかしヘッドハンター達は、人の頭を取ってしまう、とても怖い連中だ。念のため、ガイドにレッドガイを雇って村へ行ってみたのだが…。
(解説)
今回登場するヘッドハンター達は、見た感じではどうもネイティブアメリカンをパロディにしているように思えます。そういえばかつてはネイティブアメリカン達は「頭の皮を剥ぐ」と伝えられてきていましたが、この辺りは事実なんでしょうか、どうなんでしょうか?ちょっと気になる所ではあります。

というわけで、ヘッドハンター達の村での追いかけっこが今日の見所。チキンの運命やいかに!
「目指せ!チーズの王様」
(原題:The King and Queen of Cheese)

(スタッフ)
STORY :DAVID FEISS , GORDON COULTHART , BILL BURNETT
STORYBOARD :NORA JOHNSON
ART DIRECTOR :DEANE TAYLOR
DIRECTED : DAVID FEISS , ROBERT ALVAREZ

(あらすじ)
TVでのCMに感化され、カウはチーズの王様になるべく、アーカンソーのコーンフレークに旅立った。そこで待っていたのは、ジャックパンツを名乗るレッドガイ。二人は協力して、チーズの王様と女王様になろうとするのだったが、果たしてそう上手くいくのだろうか…?
(解説)
劇中でカウも言ってますが、チーズはミルクから作られます。なのでチーズの王様にカウが憧れるのは、ある意味当然なのかも?

前回につづいて、今回もレッドガイが大暴れであります。そんなレッドガイの暴れっぷりが、今回の見所でしょうか。
ショート「ハチのお散歩」
「バブーンは王様」
(原題:I, Architect)

(スタッフ)
STORYBOARD :RICHARD PURSEL
ART DIRECTOR :DEANE TAYLOR
DIRECTED : DAVID FEISS , ROBERT ALVAREZ

(あらすじ)
ふとした事から、お互いの脳が入れ替わってしまったウィーゼルとバブーン。ウィーゼルの脳が入ったバブーンは、トイレ掃除においやられ、バブーンの脳が入ったウィーゼルは、ニューヨークのお色直し計画に着手するのだった…。
(解説)
カートゥーンではやはり定番の、脳ミソ取替えネタですね。ただ今回が他のものとちょっと違うのは、ネタバレになりますが、二人の脳ミソは最後まで元に戻りません。しかしバブーンはともかく、ウィーゼルはそれで本当にいいのでしょうか?

しかしウィーゼルは、たとえ外見がバブーンになっていたとしてもウィーゼル。ただ自分のやる事を淡々とこなし、最終的に自分が本来いた位置に戻ってきます。「外見は関係ない。問題は中身だ。」という、制作者からのメッセージなのでしょうか?

第14話 「ペットのフラフィー」
(原題:Fluffy, the Anaconda)

(スタッフ)
STORY : BILL BURNET
STORYBOARD :NORA JOHNSON
DIRECTED : DAVID FEISS
ANIMATION DIRECTOR : ROBERT ALVAREZ

(あらすじ)
ペットショップへとやってきたカウ達。今度カウは、ペットを買ってもらえる事になったのだ。さんざん悩んだあげく、選んだペットはなんとアナコンダ!カウはそのアナコンダに「フラフィー」と名づけて可愛がるのだったが…。
(解説)
カウとチキン、という段階ですでにペットなんじゃ…という気もしますが、まあその辺りは置いておきましょう。しかしアナコンダと言えば、ニワトリとかを好んで食べるはず…。チキン大ピンチ!

そんなアナコンダに振り回される一家が、今日の見所です。
「笑う水たまり」
(原題:The Laughing Puddle)

(スタッフ)
WRITTEN BY : BILL BURNET
STORYBOARD :DON SHANK
ANIMATION DIRECTOR : MICHAEL LONGDEN
DIRECTED : DAVID FEISS

(あらすじ)
チキン達は、野球の途中で中から笑い声が聞こえてくる「笑う水たまり」を見つける。しかし気が付くと、アールがいなくなり、続いてフレム、パパとママ、そしてカウまでもが水たまりの中に!一体水たまりの中で何が起こっているのだろうか…。
(解説)
今回はちょっとホラー調。水たまりの中に、次々と人々が飲み込まれていくのは、ちょっと怖いです。そして水たまりの中にいたものは…?あー、くだらねえ(笑)。
ショート「トランポリン」
「バブーンママ」
(原題:I.R. Mommy)

(スタッフ)
STORY :RICHARD PURSEL
STORYBOARD :DAVID FEISS
ANIMATION DIRECTOR : ROBERT ALVAREZ
DIRECTED : DAVID FEISS

(あらすじ)
ふとした事から赤ん坊を育てる事になったバブーン。しかし当然のごとく、悪戦苦闘する。そこへ子守隊長のウィーゼルがやってくるのだったが…。
(解説)
基本的に「I AM ウィーゼル」のお話は、バブーンとウィーゼルが対立項になるんですが、今回は二人で協力して赤ん坊を育てています。そういった意味では、ちょっと珍しいパターンですね。

また今回から、レッドガイが登場するようになりました。果たして彼はこちらでも作品をかき回してくれるんでしょうか?

第15話 「ようこそ海賊スクールへ!」
(原題:Pirate Lessons)

(スタッフ)
WRITTEN : BILL BURNET
STORYBOARD :DAVE BRAIN
ANIMATION DIRECTOR :RON MYRICK
DIRECTED : DAVID FEISS

(あらすじ)
家にやってきたレッドガイの口車にパパとママが乗せられてしまい、カウとチキンは彼の主催する「海賊スクール」に入学する事になってしまった。しかしその海賊スクールは、とにかくやる事為す事ハチャメチャで…。
(解説)
「海賊スクール」なんて物がもし本当にあったら、結構人気になるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか?しかし今回レッドガイが主催するようなスクールだったら、入りたくは無いですけれども。

今回の見所は、海賊スクールのハチャメチャっぷり。なにしろレッドガイ自体がハチャメチャな存在ですからねえ…。
「ハロウィン仮装大作戦」
(原題:Halloween with Dead Ghost, Coast to Coast)

(スタッフ)
STORY : RICHARD PURSEL
STORYBOARD : DON SHANK
ANIMATIONDIRECTOR : ROBERT ALVAREZ
DIRECTED : DAVID FEISS

(あらすじ)
今日はハロウィン。カウとチキンは、テレビ番組の司会者(レッドガイ)がアドバイスする通りに、ごく普通の「大人」に仮装する。

しかしそのせいで、お菓子がちっとももらえない。怒ったチキンは、テレビ局に殴りこみをかけるのだった。
(解説)
ハロウィンネタも、カートゥーンでは定番中の定番ですね。オバケの仮装をして町中を歩き、大人からお菓子をもらうという風習です。

さて今回のレッドガイのコスチュームですが、一体なんなんでしょうか?実はこれ、ハンナ・バーベラ作品の一つ「宇宙怪人ゴースト」のコスチュームです。ハロウィンには、オバケや幽霊がつき物、つまりレッドガイも幽霊(ゴースト)の仮装をしているというわけです。

さてそれだけではありません。そのゴーストに仮装したレッドガイが、テレビ番組の司会をしています。実はこのゴーストが司会をしている番組が、実際に存在します。それが「Space Ghost Coast to Coast」です。そういえば今回の英語原題は…「Halloween with Dead Ghost, Coast to Coast」ですね。
ショート「ジェットコースター」
「クローン達の世界」
(原題:I.M. Deity)

(スタッフ)
WRITTEN :STEVE MARMEL
STORYBOARD :BUTCH HARTMAN
ANIMATION DIRECTOR :BILL REED
DIRECTED : DAVID FEISS , ROBIN STEEL

(あらすじ)
クローンの実験をするウィーゼル。しかし例によって例のごとく、バブーンも対抗意識を燃やし、自分のクローンを生みだすのだったが…。
(解説)
今回はウィーゼルとバブーンそれぞれが、それぞれのクローンを生み出します。クローンといえど、やはりバブーンはバブーン、ウィーゼルはウィーゼルなのは面白いですね。

そして例え敵でありながらも、バブーンのクローンを助けようとするウィーゼルの姿は、まさしく「スーパーヒーロー」の姿だと言えるでしょう。

第16話 「歩く舌」
(原題:Tongue Sandwich)

(スタッフ)
STORY : MICHAEL RYAN
STORYBOARD : CHARLIE BEAN
ANIMATIONDIRECTOR : DAVE BRAIN
DIRECTED : DAVID FEISS

(あらすじ)
ふとした事から、カウの舌がちぎれてしまった。ちぎれて自由を得た舌は、カウのところから逃げ出し、自由を満喫することに!

しかし通報され、舌は警察に追われる身になってしまった…。果たしてカウの舌は、元に戻るのか?
(解説)
「カウ&チキン」には、かなりシュールな話が多いですけれど、その中でもこれは特にシュールな部類に入るでしょう。なにしろカウの舌が逃げ出してしまうのですから!それも、例えばデクスターの科学やグリムの魔法といった、超科学超自然的パワーなどの影響を全く受けていない、ごくごく普通の舌なんですから。

そんなシュールな舌の逃亡劇が今回の見所。果たして国境は越えられるのか?
「チキン 夢のデート」
(原題:Dream Date Chicken)

(スタッフ)
STORY : RICHARD PURSEL
STORYBOARD : CHRIS RECARDI
ANIMATIONDIRECTOR : BRIAN HOGAN
DIRECTED : DAVID FEISS

(あらすじ)
パパにうるさく言われ、家を飛び出すチキン。家出してやってきたのは、いとこの骨無しチキンの所だった。

骨無しチキンは、これからデートするであったのだが、やってきたデート相手のリンダは、どういうわけかチキンの方を好きになってしまったのだった。そしてチキンとリンダのデートが始まった。
(解説)
今回はチキンが、ちょっと大人のデートを満喫します。しかし幸せは、そうそう長く続くはずも無く…?

またもや骨無しチキンが登場。しかし彼は、普段一体どうやって生活してるんでしょうね?かなり謎ではあります。
ショート「ハチのお散歩」
「泣き虫症候群」
(原題:I Am Crybaby)

(スタッフ)
STORY :RICHARD PURSEL
STORYBOARD : VINCENT WALLER
ANIMATIONDIRECTOR : ROBERT ALVAREZ
DIRECTED : DAVID FEISS

(あらすじ)
慢性泣き虫症候群の治療をしているウィーゼル。患者の療養のために、太平洋のど真ん中へとやってきた。しかしそこの海底には、すでにバブーンが住み着いていたのだった。
(解説)
「泣き虫症候群」という病気自体もかなりシュールですが、それよりも海底にバブーンが住んでいる、というのがとてもシュール。そんな有り得ない!という感じなのですが、でもまあバブーンなら、実際やりかねないですからねえ。

今回は珍しく、ウィーゼルがやり込められますが、最終的には地球の平和を守ります。さすがはヒーロー、といったところでしょうか?