ビリー&マンディ全話ガイド5

第17話

「一日死神」
(原題:Grim For A Day)

(初放送 2003.10.10)

制作スタッフ

STORY BY: CRAIG LEWIS
DIRECTED BY: ROBERT ALVAREZ
STORYBOARD BY: PAUL McEVOY

あらすじ

一晩中仕事で疲れ果てているグリム。ひょんな事から、ビリーと「子供と死神のどっちが大変か?」という事で言い合いになる。

そこで二人はマンディの提案で、今日一日ビリーは死神、グリムは子供とお互いの立場を入れ替える事になった。ところがどういうわけか立場だけでなく、お互いの体も入れ替わり始めてしまったのだった…!

解説

「子供と大人のどっちが大変か、入れ替わってみよう!」てな話は比較的多く見るんですが、今回は「子供と死神」です。その辺りが「ビリー&マンディ」らしいですよね。

見所は、子供として過ごす事になったグリム。まあ嬉しそうな事!日頃、余程抑圧されているんでしょうね…。

「混乱の肉ダンゴ」
(原題:Chicken Ball Z)

(初放送 2003.10.10)

制作スタッフ

STORY BY: BEN SPERGEL
DIRECTED BY: JOHN McINTYRE
STORYBOARD BY: MUTT SULIVAN

あらすじ

空手を習うビリーとマンディ。とインターナショナル空手トーナメントが開催される事を知る。もし優勝すれば、賞金が5万ドルだ!マンディはグリムに手助けを命令するが、グリムが(珍しく)拒否。自分の力でなんとかしようと考えるマンディは、街の古道具屋で「聖なる肉ダンゴ」を発見。

「聖なる肉ダンゴ」を食べたマンディは無敵の強さを発揮し、とうとう大会で優勝!だがしかしマンディは、更に強い相手との戦いを求める。そう、全てはエリスの仕組んだ事であったのだった。それを知ったグリムはビリーを最強の格闘家に仕立て上げ、マンディと戦わせ共倒れを企む。そしてついにビリーとマンディが激突するのであった…!

解説

今回の元ネタは、説明するまでも無いと思いますが「ドラゴンボールZ」ですね。

やはり見所は、ビリー対マンディでしょうか?何やら違う番組を見ているような気がするのですが…。そしてまたまた登場のエリス。つくづくはた迷惑なキャラクターですよね。

「命の砂時計」
(原題:Halls of Time)

(初放送 2003.10.10)

制作スタッフ

STORY BY: GORD ZAJAC
DIRECTED BY: JOHN McINTYRE , RANDY MYERS
STORYBOARD BY: PAUL McEVOY

あらすじ

グリムのせいで、社会見学に行き損ねたビリーとアーウィン。マンディはグリムに代わりにどこかへ連れて行くよう命令をする。

そこでグリムは一行を「時の館」へと連れて行く。そこは、時間が生まれてから今までの全ての時間が記録されている場所…。ところがビリーとアーウィンが人間の命をつかさどる「命の砂時計」をイタズラし始めてしまった!

解説

人の命をつかさどるのは、日本では良くロウソクに例えられますが、西洋では砂時計に例えられるのでしょうか?まあとにかく「砂時計」である事が今回のキーポイントであります。見所は、やはりビリーとアーウィンのいたずらによって、命をもてあそばれる人達でしょうか?ビリーのパパのみならず、何やらスタッフらしき人物もいますが…。

ところで今回何故かグリムの鎌を、時の館の管理人が持っています。これは時間の神様クロノスが鎌を持っている、という神話から来ているのでしょうね。

声の出演

ビリー:佐藤まさよし , マンディ:守屋佐智代 , グリム:三宅健太
広瀬正志 , 堀本等 , 園田恵子 , 世田壱恵 , 西川幾雄 , 巻島直樹 , よのひかり , 細野雅世

日本語版制作スタッフ

プロデューサー:伊藤文子 , 演出:加藤敏 , 翻訳:村治佳子 , 担当:小野寺徹 丸田耕太郎
録音/調整:新宿スタジオ , 音響制作:カートゥーンネットワーク 東北新社

第18話

「ハロウィン妖怪物語」
(原題:Billy and Mandy's Jacked-Up Halloween)

(初放送 2004.1.23)

制作スタッフ

STORY BY: MAXWELL ATOMS , BRETT VARON , PAUL McEVOY
DIRECTED BY: JULI HASHIGUCHI , ROBERT ALVAREZ
STORYBOARD BY: BRETT VARON , MAXWELL ATOMSY

あらすじ

今日は楽しいハロウィン。ビリーとマンディはグリムを従え街へ出向き、お菓子を求めいたずらを繰り返す。しかしどうしてハロウィンにいたずらをするのかが解らないビリーに対し、グリムがそのいきさつを話し始める…。

かつてこのエンズビルには、「ジャック」と言う名の一人の男がいた。彼は物凄いイタズラ者で、街の人々は彼のイタズラに手を焼いていた。困った街の人々は、ジャックをイタズラに嵌める事にする。だがしかしそれが原因で、ジャックは命を落とす事になってしまった…。
そこへ現れたのがグリム。グリムはジャックの魂を持ち帰ろうとするのだが、ふとしたはずみから、自分の「鎌」を盗まれてしまう。そこで「鎌」と引き換えにジャックに「永遠の命」を与えるグリムだったが、グリムはジャックの首を撥ねてしまう。
こうして首に代わりのカボチャを乗せたジャックは、毎年ハロウィンになると街へと出てきていたずらを繰り返すのだった。

話も終わり、またお菓子を求めて繰り出す一行。ところがビリーが、そのジャックの家に行ってしまう!ジャックはビリーからグリムの鎌を取り上げると、地底世界から霊魂を呼び寄せ、自らの子分の大量のカボチャモンスターを生み出す。そうしてジャックはエンズビルを混乱に陥れ、そしてグリムを捕らえると、復讐を企むのだった。グリムをピンチから救い出そうとするビリーとマンディ。果たして二人はグリムを救い出せるのだろうか?

解説

今回のお話は30分の長編で、いわゆる「ハロウィンスペシャル」になります。なのでハロウィンになると、このエピソードが良く放送されていますよね。

さて今回登場する「ジャック・オ・ランタン」とは、ハロウィンの時に見るカボチャの提灯の事です。その由来については、もちろんグリムとは関係無いのですが、やはり「悪魔との取引」が重要なポイントになっているようですね。

今回の見所は、まずはジャック・オ・ランタンのキャラクター。カボチャの顔でありながら、実に豊かな表情を見せてくれます。そして彼の子分が誕生するシーンでは、やはりCGを巧みに使用し、迫力あるシーンが完成していると言っていいんでしょう。良く見るとカボチャ達が一匹ずつ違ったデザインになっていて、そういう所が見ていてとても楽しいですよね。

もう一つの見所が、ハロウィンらしいビリー達の仮装。ビリーは死神、マンディはハムレットの仮装をするのですが、今回珍しくマンディが顔を赤らめるシーンがあります。さすがのマンディも恥ずかしいのでしょうか?そして今回大活躍するのがアーウィン!その仮装はもとより、最後グリムのピンチに大奮闘?まさに今回のMVPと言ってもいいでしょう。ちなみにアーウィンが仮装した「お人形さん」ですが、元ネタはボーピープと言って、マザーグースに関連深い物です。

声の出演

ビリー:佐藤まさよし , マンディ:守屋佐智代 , グリム:三宅健太
姫野恵二 , よのひかり

日本語版制作スタッフ

翻訳:村治佳子 , 録音/調整 : 田場公
担当:小野寺徹 丸田耕太郎 , 演出:加藤敏 , プロデューサー:伊藤文子

第19話

「ジェフ再び」
(原題:Spider's Little Daddy)

(初放送 2007.12.20)

制作スタッフ

STORY BY: MAXWELL ATOMS
STORYBOARD BY: SPENCER LAUDIERO
ART DIRECTION: RAE McCARSON
DIRECTED BY: ROBERT ALVAREZ

あらすじ

かつてビリーが卵から孵した巨大クモのジェフ。そのジェフが、ビリーの前に再び姿を現した。ジェフはビリーを父と慕うのだが、肝心のビリーは虫が嫌いなので、ジェフから逃げ回ってばかり。

悩んだジェフはマンディに、どうすればビリーに気に入ってもらえるか相談する。そしてマンディが出したアドバイスとは…ビリーに冷たくあたるという物であった。

解説

以前登場したジェフが再登場であります。心は優しいのですが、なにしろ巨大な化け物グモですので、ビリーじゃ無くても逃げたくなってしまいますよね。

見所はマンディのアドバイスを実践するジェフでしょうか。果たしてジェフはビリーに受け入れられるのでしょうか?

「恐怖の三輪車」
(原題:Trycycle Of Terror)

制作スタッフ

STORY BY: GORD ZAJAC
STORYBOARD BY: CARE CREENPIWTT
ART DIRECTION: RAE McCRASON
DIRECTED BY: PRIAN SWEESLEY

あらすじ

ある日ビリーは、乗っていた自転車を壊してしまった。歩いて家に帰ろうとしたその途中、怪しいトイレの中で男の子から三輪車をもらうのであった。その三輪車を気に入ったビリーは、トライキーという名前をつけて可愛がるのであった。

しかしビリーがトライキーに乗っているのをからかった、アーウィンとプディングが謎の失踪を…。そしてトライキーを崖に投げ捨てたスパーグを、謎の影が襲うのであった…。

解説

今回はちょっとホラー風味。物言わぬトライキーには、ちょっと恐怖すら感じてしまいます。しかしそんなトライキーに乗って喜んでいるビリーの姿には、素直に微笑んでしまいますよね。

しかしこのトライキーの正体は、一体何だったのでしょうか?死神であるグリムを圧倒するあたり、恐ろしい魔力の持ち主のようでありますが…。

声の出演

ビリー:佐藤まさよし , マンディ:森屋さちよ , グリム:三宅健太
巻島直樹 , よのひかり , 細野雅世 , 藤本たかひろ , 藤井啓輔 , 鈴木貴征

日本語版制作スタッフ

プロデューサー:末次信二 , 演出:岩田敦彦 , 翻訳:柳澤由美 , 調整:安部康幸 , 担当:井口大介、田中祥太
音響制作:カートゥーンネットワーク ブロードメディア・スタジオ

第20話

「ツイてない日」
(原題:Dumb Luck)

(初放送 2007.12.21)

制作スタッフ

STORY BY: MAXWELL ATOMS , MIKE DIEDERICH
STORYBOARD BY: MIKE DIEDERICH
ART DIRECTION: RAE McCARSON
DIRECTED BY: JULI HASHIGUCHI

あらすじ

ある日ビリーは、レストランで塩をこぼしてしまった。グリムが言うには、塩をこぼすとツキが無くなってしまう。それを回避するには、左肩越しに塩を一つまみ投げ捨てれば良いとの事。しかし塩を投げ捨てるのに失敗してしまったビリーは、どんどんとツキが無くなっていってしまう。

ひたすら不幸続きのビリー。見かねたグリムが調べてみると、なんとビリーには「不幸のカタツムリ」が取り憑いていた。このままでは不幸が続いて、命に関わるかも知れないのだ…。

解説

「塩をこぼすと運が無くなる」というジンクスは、日本ではちょっと馴染みが薄いですが、ヨーロッパ圏ではメジャーなジンクスのようです。どうやらキリスト教から来ているようです。今回は他にも、黒猫が前を横切ったり、梯子の下をくぐったりと、様々な不幸を呼び込むジンクスが出てきます。

見所としては、やはりひたすらに不幸な目にあうビリーでしょうか?不幸が原因とは言え、ここまで連続するとさすがに可愛そうになってしまいますよね。

「愛しの胴体」
(原題:No Body Loves Grim)

制作スタッフ

STORY BY: CRAIG LEWIS , CELIA WEISS
STORYBOARD BY: CELIA WEISS
ART DIRECTION: RAE McCARSON
DIRECTED BY: SHAUN CASHMAN

あらすじ

ビーチへやってきたグリム達。しかしビリーが原因で、グリムは頭と胴体が離れてしまう。そして頭はビリー達と一緒に、胴体はエンズビルで一番のセレブの下へと行ってしまう。

胴体はセレブの所で、どういうわけかとてもリッチな生活を送る事に。頭はやっとの思いで胴体を見つけるのであったが、金持ち生活に慣れてしまった胴体は、再び頭と一緒になるのを拒むのであった。

解説

グリムは死神、体には骨しかありません。なので今回のように、頭と胴体が別々に行動する事も可能なのですが…それにしても、この待遇の差は面白いですよね。グリムの胴体が、もう一度一緒になるのを拒むのも解る気がします。

見所は、そんなグリムの胴体のセレブ生活でしょうか?一方の頭は…いつも通りという感じですけれどもね。

声の出演

ビリー:佐藤まさよし , マンディ:森屋さちよ , グリム:三宅健太
青山穣 , よのひかり , 細野雅世 , 遠藤純一 , 彩乃木崇之 , 板倉光隆 , 日野未歩 , 今井麻夏

日本語版制作スタッフ

プロデューサー:末次信二 , 演出:岩田敦彦 , 翻訳:柳澤由美 , 調整:安部康幸 , 担当:井口大介、田中祥太
音響制作:カートゥーンネットワーク ブロードメディア・スタジオ