ピンキー&ブレイン全話ガイド2



第5話 「新国家ブレイネニア」
(原題:Brainania)

(あらすじ)
ブレインの新しい世界征服計画、それは「静電気」を利用した物。そして地球規模での静電気を起こすためには、巨大な乾燥機が必要になってくる。そしてその乾燥機を作るには、更に140億ドルと59セントが必要になってくるのだ!

そんな巨額な費用をどこから入手するのか?ブレインは新聞に載っていた「政府の海外援助金」の記事を読み、ある計画を思いつく。

それはブレイン達が新国家を作り、アメリカ政府から援助金として140億ドルと59セントをいただいてしまおうというもの。二匹は早速「X島」へとやってきた。ここに新国家「ブレイネニア」を建設しようというのだ。島の原住民のアラン達の協力を得て、ブレイネニアは順調に完成する。後はアメリカ政府から援助金をいただくのみ・・・!

二人はブレイネニアの首相と大蔵大臣としてホワイトハウスへやってくる。だがしかし援助金がなかなか発行されない事に業を煮やすブレインとピンキー。更に悪いことには、言葉のあやでアメリカとブレイネニアは戦争への道を歩み始めるのだった・・・!


(解説)
大統領の次は新国家建設。このスケールの大きさが「ピンブレ」の最大の魅力ですよね。

というわけで、二匹の新国家建設が第一の見所。X島の原住民を巻き込んでの大工事です。

そしてもう一つの見所がアメリカ政府との戦争をやるやらないの駆け引き。しかしこれを見ていると、やはり政治ってのは、ハッタリを言ったもん勝ちなんですかね〜(笑)?そういえば、今回出てくる大統領はクリントン氏ですかね?懐かしいな〜。

それから今回「折り紙」がさり気ない伏線に。注意していましょう。


(今日のお前も私と同じ考えか?)
新聞の援助金の記事を見て、作戦を閃いたブレインは喜んで聞くのですが・・・
「だと思うよ。でも夏にパンティストッキングは暑苦しいんじゃないかな?」
まあ・・・確かに暑そうだけどね(笑)。
(明日は何があるんだっけ?)
「夜が明ければ明日は今日だ。世界征服を目指すんだよ!」
でもアメリカは遠いと思うんですけどね(笑)。

第6話 「雪と氷の世界」
(原題:Where Rodents Dare)

(あらすじ)
ブレインの新発明、それはどんな物体も凍らせてしまう「細胞凍結マシーン」だ。ブレインはこれを使い、世界征服をしようと企む。そのために、世界各国の首脳が集まり、平和会議を行うスイスへと向かった。

しかし肝心の会議会場のバウムクーヘン城になかなか侵入出来ない二匹。果たして二匹は城の中に侵入できるのだろうか・・・?


(解説)
「ピンブレ」には珍しく、カートゥーンのお約束が連発する話であります。城への侵入、ドラムを叩くピンキー、二匹のトランシーバーでのやり取り・・・などなどです。

この会場にいる首脳陣が、どこかで見たような顔ばかりってのが面白いですね・・・って、なんだか違うのも混じっているような・・・?


(今日のお前も私と同じ考えか?)
頂上がはるか上にあるのを見て、ブレインはピンキーに同意を求めるのですが・・・
「同じだと思うよ。だけどこの時間にイレズミショップは開いてないんじゃないかな?」
なんでイレズミショップに行かないとあかんねん(笑)!!
(明日は何があるんだっけ?)
「夜が明ければ明日は今日だ。世界征服を目指すんだよ!」
「タイムマシーン」
(原題:When Mice Ruled The Earth)

(あらすじ)
ピンキーとブレインの二匹は、作家のH・G・ウェルズが作ったタイムマシーンを手に入れる。これを使って、遥か昔の原始時代に行き、人類よりも先にネズミに知恵を授け、ネズミが支配する世界を作り出そうというのだ。そうすれば、自分達が世界を支配できる!

二人は早速タイムマシンで原始時代に行くのだが、計画は失敗ばかり。やっとの思いで現代に帰ってくるのだが、しかしそこはネズミの支配する世界になっていた・・・!


(解説)
歴史を変えてしまって、果たしてピンキーとブレインの二匹は無事に済むのだろうか?というタイムパラドックスの問題があるわけですが、まあそこはカートゥーンなのだからして、そういった事を気にせずに、楽しむのが一番でしょうね、この場合。そんなわけで、原始ネズミ達になんとか文明を教えようとする、二匹の活躍が見所です。

(タイムパラドックス・・・例えば、自分がタイムマシンに乗って、自分の祖父の子供の時代へ行き、子供の祖父を殺してしまった場合、自分の父も生まれないわけだから、自分も生まれてこなくなってしまう。というような、時間移動に伴い発生する可能性のある「矛盾」の事)

ところで今回出てくる「H・G・ウェルズ」という人物ですが、こちらを参照していただければ解るように、SF小説家です。とにかくその作品には有名かつ傑作が多く、色々な所でネタに使われます。なので機会があれば、どれでも読んでおく事をオススメしますよ。そしてもちろん今回の話は、彼の代表作のひとつ「タイム・マシン」のパロディですね。


(今日のお前も私と同じ考えか?)
現代へ帰ってきて、家具が自分達を同じ大きさになっている事に気づくに引き。これはもしや・・・?ブレインはピンキーに同意を求めるのですが・・・
「同じだと思うよ。でもQはRの前にあるんじゃないかな?」
そんな事、ピンキーに言われなくてもわかってるわい!
(明日は何があるんだっけ?)
明日は・・・あれ、今日は無かったぞ?珍しいな〜。

第7話 「ブレイン皇帝」
(原題:Napoleon Brainaparte)

(あらすじ)
時に1805年。ここパリではナポレオン皇帝がオーストリア遠征からの凱旋してくるというので、盛り上がっていた。しかしそんな事は関係なく、世界征服計画を企む者がいた。そうピンキーとブレインである。

二匹はクレープシュゼットにナツメグを使う事により爆発を引き起こし、その隙に世界征服をしようと企む。そのために、まずはその作り方を料理教室で生徒達に教える事に。しかしふとしたミスから教室は大爆発を起こしてしまう。

失意にくれる二匹に更に悪い事が。ナポレオン凱旋のための治安維持のためにという名目で、見るからに怪しい二匹は警察に捕まってしまうのだった!馬車で宮殿に連行されてしまう二匹。しかしふとした事から、ブレインはナポレオンと間違われてしまう!

フランス皇帝となったブレインは贅沢を極め、これを足がかりに世界征服に乗り出そうと企む。だがしかし凱旋の晩餐会の時に、皇帝に反感を持つ者のしわざにより、二匹に暗殺の手が向けられてしまったのだ・・・!


(解説)
今回の舞台はナポレオンが支配していた当時のフランス。なんでナポレオンについて知っていた方がいいでしょうね。とりあえず、この辺りを参考にしてください。ちなみに本物のナポレオンが叫ぶ「ジョセフィーヌ!」とは彼の妻の名前ですので。

まあそういうわけでして、こうした実在の人物や歴史が平気でネタになってしまうのが、「ピンブレ」の魅力の一つ。見る側にも高い知識が要求され・・・ないのがいい所。わからなくたって、十分笑えますからね。

物語の前半で、ナポレオン凱旋に対し、反逆者や革命家を取り締まっていた連中が、ラストでブレインに対し反逆の狼煙をあげる、ってのが結構ポイント高いですね。まさに「盛者必衰の理を現す」ですな(笑)。

ところで今回の重要なキーポイントとなる「ナツメグ」ですが、別に爆発をするような危険な物じゃあないみたいなんですが・・・(「焼き菓子にも使う」って書いてあるしねえ?)。まあ強いて言えば「刺激物」ではあるみたいですね。

個人的にヒットだったのが、ブレインの「うまいモンが食いたきゃ、イギリスへ行けってのか!」のセリフ。いやイギリスは「料理がマズイ」事で有名なんですよね〜(笑)。


(今日のお前も私と同じ考えか?)
自分がナポレオンと間違われている事に気づくブレイン。ピンキーに同意を求めるのですが・・・
「同じだと思うよ。送るなら、まずロンドン橋をバラバラにしなきゃ。」
このセリフは、一応直前のやり取りを受けているんですけどね(笑)。
(明日は何があるんだっけ?)
「夜が明ければ明日は今日だ。世界征服を目指すんだよ!」

第8話 「宿敵!スノーボール」
(原題:Snowball)

(あらすじ)
ブレインの今日の世界征服計画、それは不幸の手紙を人間達に送りつけ、その中にブレインを崇めるようなメッセージを入れておく、という物だ。しかしその計画を真似するやつがいた!ヤツの名はスノーボール。ブレインの旧友だ。

そもそもブレインとスノーボールは元々は同じラボにいた親友同士であったが、共に遺伝子改造をされ知能がついてからは、宿敵同士となってしまったのだ。今まさにそのスノーボールが世界を征服しようと動き始めた。ブレインは自分の世界を征服されまいと、スノーボールの企みを阻止しようとするのであった。

だがしかしブレインの策略むなしく、世界はスノーボールによって征服されてしまった。さらにスノーボールの計略にはまり、大切な友人のピンキーまでスノーボールに奪われるブレイン。

失意のまま、街をさすらうブレイン。果たして世界をスノーボールの手から取り戻す事が出来るのだろうか・・・?


(解説)
今回の見所はやはり宿敵スノーボールでしょうか?彼はハムスターでありながら、ブレイン同様高い知能を持っているわけですが、その知能を得たのにもブレインとの浅からぬ因縁があるようですね。そんな二匹の過去なども今回の見所。

でもやはり今回の見所は、ブレインとスノーボールの対決でしょう!そしてその対決の勝利の鍵は・・・ピンキーが握っているわけです。

今回出てきた「マイクロスポンジ社」の「ビル・グレイツ」ってのは・・・やっぱりあの人なんだろうな(笑)。


(今日のお前も私と同じ考えか?)
本物のビル・グレイツを「映画監督にする」と言ってだましたスノーボール。それを知ったブレインはピンキーに同意を求めるのですが・・・
「同じだと思うよ。でもどんな映画作るのかな?」
(明日は何があるんだっけ?)
「夜が明ければ明日は今日だ。世界征服を目指すんだよ!」