・・・・・・・・・・・・「ポニーパフの最終回」

ある日、ポニーがみんなと遊んでいるときに、とつぜん眠ってしまいました。それ以来、何をしてもまったく目を覚ましません。お城の魔法使いの話では、どうやらプリンセスに「呪い」がかけられてしまったようです。その「呪い」を解くには、悪い魔法使いを倒さないといけないのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・（中略）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こうして悪い魔法使いとの戦いで、仲間のポニーはみんな死んでしまい、のこったのは、一番おちびちゃんのポニーだけになりました。おちびちゃんがお城に帰ってきて、プリンセスに魔法の薬をのませると、プリンセスはゆっくりと目を覚ましました。目を覚ましたプリンセスはゆっくりとあたりを見回すと、こう言いました。

「ねえ、みんなはどこ？早く遊ぼうよ！」

（おしまい）

何がおかしいってのよ、ブロッサム！

だってさ、このあいだの話では、ポニーに新しい仲間が出るってことだったじゃない？ロボットの「ポニーパフジェニーちゃん」だったかしら？

まだその「ポニーパフジェニーちゃん」も出ていないのに、最終回なんておかしくないかしら？

そうだね、ブロッサム！

ええっと、なになに？
「・・・この最終回は、わたしが自分で考えました。よかったらみなさんの感想聞かせてね・・・」

な〜んだ！大丈夫だよ、バブルス！

落ち着いて、バブルス！これはホントの最終回じゃないよ！「この人が考えた」お話だって！

そう、つまり「ポニーパフプリンセス」は、まだまだ続くってことね。

例えばね、このつくったお話のどこかに「本当の最終回のあらすじです」と書いてあれば、それは明らかな「ウソ」になるよね？

でもこれを書いた人は、ちゃんと「このお話は私が考えました」って書いているじゃないか？だから「ウソ」にはならないんだよ。

インターネットの上には「ウソ」の話や、「ホント」の話がいっぱいある、というのはお話したよね？

だけどそれだけじゃなくって、みんなの「早とちり」や「かんちがい」で「ウソになってしまった」話、あるいは「ホントになってしまった」話もあるんだ。

今回だって、もしもブロッサムが止めなければ、バターカップもバブルスも、「早とちり」してしまったことを、お友達にメールで流してしまうところだったんだよ。そうなったら、今度は君たちが「ウソつき」になってしまうんだ！