声優・番組編


第2回
パワーパフガールズアンダーグラウンド
〜幻のオールスターの巻
 
いまやすっかりCNの看板番組となった「パワーパフガールズ」。ところが実は、この「パワパフ」に、普段皆さんが聞いている声優さんとは、別の声優さんで吹き替えをしたバージョンがあると聞いたら、皆さんはどう思われますか?

2003年9月13日、14日に二日に渡ってスペシャルとして放映された「パワーパフガールズ アンダーグラウンド」は、まさにその「幻」の吹き替え版。その吹き替えがどうして「幻」になったのかの説明は、他のサイトに任せるとして、今回はその「パワーパフガールズ アンダーグラウンド」の声優さん達を見ていきたいと思います。


まずはガールズ達三人から。リーダーのブロッサムは「笠井律子さん」。カートゥーンでは、他に 「デクスターズラボ」「ポニーパフプリンセス」の声などをやられています。

次にバターカップは「三浦智子さん」。他のカートゥーンでは、 「ジョニー・ブラボー」などに出演。ジョニーに口説かれる女性など、脇役を多くやられています。

そして残ったバブルスは「間宮くるみさん」。他のカートゥーンでは馴染みがありませんが、
「とっとこハム太郎」のハム太郎
「はれときどきぶた」の玉ちゃん
「キョロちゃん」のミッケンくん
「たこやきマントマン」のテンテン
「コメットさん」のツヨシ

などをやられていますね。 参考サイトはこちら。その独特の口調は、一度聞いたら忘れられません。


さて先に市長さんをご紹介。市長さんの声は「鈴木勝美さん」がやられています。鈴木さんは、すでに 声優・個人別ページでも取り上げましたが
「デクスターズラボ」のマンダーク
「カウ&チキン」のレッドガイ

などをやられています。

この「アンダーグラウンド版」では、他に「ギャングリン・ギャングス」のリーダー「エース」、それから「レッドガイ」と同じく赤い悪魔である「カレ(ヤツ)」もやられていますね。


次は市長の秘書、ミス・ベラム。ミス・ベラムの声は「佐藤ゆうこさん」がやられています。佐藤さんもすでに 声優・個人別ページで取り上げていますが
「デクスターズラボ」のコンピューター
「デクスターズラボ」のリィリィ
「デクスターズラボ」のハニーデュー
「カウ&チキン」のカウ達の先生
「スーパーマン」のロイス・レーン

などをやられています。

この「アンダーグラウンド版」では、他に「キーン先生」や、女悪党の「セデューサ」もやられていますね。特に「セデューサ」が変装した「グッドレディ」では、ハニーデューから、カウチキの先生へと変貌する演技を見せ付けてくれました。


そして次はユートニウム博士。博士の声は「中田雅之さん」です。中田さんもすでに 声優・個人別ページにて取り上げていますね。
「デクスターズラボ」のクランク
「デクスターズラボ エゴトリップ」の成年デクスター
「アイ アム ウィーゼル」のウィーゼル
「カウ&チキン」のカウ達のパパ
「おくびょうなカーレッジくん」のキャッツ
「おくびょうなカーレッジくん」のフレッド
「おくびょうなカーレッジくん」のコンピューター

などなど、実の多くの役をやられています。

この「アンダーグラウンド版」では、他に名悪役の「モジョジョジョ」や、「ギャングリン・ギャングス」の「ビッグ・ビリー」も担当されています。


それからパワパフには欠かせないナレーター。テレビ東京版では、「小堺一機さん」がやられていましたが、こちらでは「山崎たくみさん」です。山崎さんもすでに 声優・個人別ページにて取り上げていますね。
「カウ&チキン」のチキン
「ジョニー・ブラボー」のポップス
「デクスターズラボ」のアクション・ハンク

などを担当されています。

この「アンダーグラウンド版」では、ナレーターの他に、「ファジー・ラムキンズ」、「アメーバボーイズ」の「ボス」など、実に多彩な役柄をやられています。


さて今までこのコーナーで取り上げてこなかった声優さんで、「アンダーグラウンド版」に登場してくる方といえば、まず思い浮かぶのが「山本尚弘さん」でしょうか?
「デクスターズラボ」のパパ

が最も有名ですね。

この「アンダーグラウンド版」では、他に、「ギャングリンギャングス」の「スネーク」、「アメーバボーイズ」の「スキニー」、アニメマニアの「レニー」、お隣さんである「スミスさん」なども担当。

それから「岡田貴之さん」も忘れてはいけません。
「カウ&チキン」のアール

でお馴染みですね。

この「アンダーグラウンド版」では、他に、「ギャングリンギャングス」の「リトル・アートロ」、「アメーバボーイズ」の「ジュニア」、ピエロの「ミスター・マイン」なども担当されています。


さてここまで読まれてお気づきでしょうか?そうこの「パワーパフガールズ」の 「アンダーグラウンド版」は、まさにカートゥーンネットワークに馴染みが深い声優さん達の、オールスターキャストだったのです!

正直な話、現行の「テレ東版」の声優さん達と、この「アンダーグラウンド版」の声優さん達の、どちらがいいのか?それは自分には断言できません。でもこの「アンダーグラウンド版」は、まさにカートゥーンネットワークを、ずっと見ていた視聴者にとっては、より馴染みが深いものであり、きっとごく自然に聞こえたでしょう。

この「アンダーグラウンド版」が「幻」になってしまったのは、やはり残念なのですが、ただ「テレ東版」には、「テレ東版」の魅力もあります。「どちらが本当のパワーパフ?」では無くて、「どちらも本当のパワーパフ」という事なのでしょうね。