ビリー&マンディ全話ガイド6



第21話 「女は強し」
(原題:Who Killed Who?)

(初放送 2003.9.26)

(あらすじ)
ビリーとアーウィンが「誰が誰を殺したか?ゲーム」で遊んでいる。そこへマンディがやってくるが、ビリーは(珍しく)、マンディが「女の子だから」という理由で、マンディを仲間にいれようとしない。

と、ビリーの手がすべってしまい、サイコロがドゥーリン夫人の館に入ってしまった!ドゥーリン夫人の館・・・そこは呪われた館だったのだ・・・。

グリムが語る、その館の呪い・・・。そこに入った者は、二度と出て来られない・・・。ボールを取りに入った者、飛行機を取りに入った者、そして迷って入ってしまったイヌ・・・。それら全て戻ってこないのだ!

だがしかしマンディは、そんな話を信じようとせず、ドゥーリン夫人の館へと入っていく。そしてマンディが館の中で見たものは・・・グリムの話とはかけ離れた、本物のドゥーリン夫人であった!


(解説)
今回はいつもと違って、ちょっと長めのお話です。

「ビリー&マンディ」は、ホラー映画などをモチーフとした、まあギャグカートゥーンなんですが、今回は珍しくホラー映画そのまま?という感じがします。やはりスタッフにマニアがいるんでしょうな(笑)。

そんなわけで、そのどこか恐ろしげな話を楽しむのがいいでしょう。そしてマンディの見たドゥーリン夫人の正体は・・・?全ては謎につつまれています・・・。

「ナーゴルの息子」
(原題:Son of Nergal)

(あらすじ)
ビリーとマンディは、寒い寒いウインターキャンプに来ていた。だがしかし、そこには偶然にも、あのナーゴルの息子、「ジュニア」も来ていたのだ!

友達を作りたいジュニアは、他人の姿に変身。その元の人間を雪ダルマの中に閉じ込めていた。

そしてとうとうビリーとマンディだけが残ってしまったのだった・・・。ビリーにジュニアの魔の手が迫る・・・!


(解説)
ナーゴルとシスおばさんに息子が誕生!良かった良かった・・・って、どうやって生まれたんだ??

そういうわけで今回もホラー&サスペンス調。人が減っていく代わりに、雪ダルマが増えていく描写は、やはり恐ろしい物がありますね。

今回登場したジュニアは、自分の容姿にコンプレックスを抱き、それだからこそ余計に友達を欲しがるという、ある意味同情を禁じえない存在なのですが、だがやはり方法を間違えている段階で、迷惑なキャラクターになってしまっていますね。そんなジュニアが今回の見所であると言えるでしょう・・・。


第22話 「マンディの恋」
(原題:Crushed)

(初放送 2003.10.3)

(あらすじ)
今夜は学校のダンスパーティー!男子は好きな女子を誘ってパーティーに行くのだ!そんな中、アーウィンが無謀にもマンディを誘うが、当然断られる。

とそこへビリーが新しい友達の「ピフ」を連れてやってくる。マンディはピフを見た途端、激しい胸の高鳴りを覚えるのだった!

信じられないかもしれないが・・・これはもしかして「恋」ってヤツか・・・???


(解説)
あのマンディが恋をした!そんなバカな!信じられない!!だがしかし現実は、常に無情である・・・。まあとにかく、そんな恋するマンディが今日の見所。

もうはっきり言って「こんなのマンディじゃないやい!」という表情目白押し(笑)!!もちろん当然その事は、マンディ自信も良くわかっているのか、グリムに命じて「心を切り取ってくれ」と言い出す始末。しかしマンディよ、何が君をそうまでさせるのか?

今回登場のピフが一言も喋らないのが、「デクスターズラボ」の同じ恋愛話「見つめないで」を彷彿とさせて面白いですね。

「息子再び」
(原題:Son of Evil)

(あらすじ)
テレビでアニメを見ていて、日本侵略を思いつくヘクター。早速兵士達にサムライの訓練を施す。

そこへ未来から来たヘクターの息子、デストラクティカスがやって来る。彼は正義の味方なのだが、父親が悪人だと知り複雑な心境なのであった。

そしていよいよヘクターの日本侵略が始まった・・・!


(解説)
第11話「タイムマシーン」で登場した、ヘクターとガストリーの息子、デストラクティカスの再登場であります。でもこの息子は、ヘクター達が無人島で遭難したという時系列の上に存在する息子なのでは・・・?とか言い出すとややこしい事になるんで、その辺に突っ込むのはやめましょう(笑)。

しかし息子が正義の味方で、父親が悪人となると、やはり彼のモデルは「ドラゴンボール」のトランクスなのか?まあとにかく悪人を父親に持ったディストラクティカスの心の葛藤がポイントとなるわけです。

さて今回の見所は、やはり例によって「間違った日本観」でしょう(笑)。でもまあこれは分かってやっている事なんで、ある程度は許容してあげるべきでしょう。ただ中国が混じってしまうのは、どうしようも無いのかなあ?

そして冒頭のアニメ!なんだこれは(笑)?この猫の着ている着物!そしてこのアク役!!もしかしてタイトルは「サムライキャット」なのか〜(爆笑)!!

「グリム生き返る」
(原題:Night of the Living Grim)

(あらすじ)
突如としてビリーの家にグリーンスライムが大量発生する。原因を突き止めたマンディは、それがグリムの病気「不幸症候群」のせいだと知る。

そこでビリーとマンディは、治療のためにグリムを地下世界の病院に連れてくるのだったが、手術の失敗により、事もあろうにグリムは人間として生き返ってしまったのだ!!


(解説)
死神にとっての「死」。それは他ならぬ「生きる」という事なのでは無いか?そういう意図があったのかどうかは知りませんが、今回グリムは人間として生き返る事に!つーか、グリムって元々人間だったのか?

そんなわけで見所は、人間グリムでしょうか?これがどういうわけか女性にモテモテ。ただの痩せこけた人にしか見えないんですけど、どうなんでしょうねえしかし・・・(笑)?


第23話 「闇の騎士の恐怖」
(原題:Terror of the Black Night)

(初放送 2003.10.3)

(あらすじ)
ビリー達は、中世ヨーロッパの様子が再現されたお祭りにやってきた。それぞれに中世の仮装を楽しむ面々。

ところがアーウィンがカッコイイ騎士の衣装を着ていたもんだから、ビリーがそれに憧れてしまう。そこでグリムが更にカッコイイ「闇の騎士の呪われた鎧」を出す。

喜んでその鎧を着るビリーであったが、その鎧は呪われていて脱げないのだった!鎧を脱ぐ方法はただ一つ。誰かと勝負して勝利する事・・・。さあ早く勝負に勝たないと、オシッコが漏れちゃうよ〜!!


(解説)
「ジョニー・ブラボー」でもこうした「中世フェア」のネタがあったんですけど、こういうのってアメリカでは頻繁に行われる物なのでしょうか?ちょっとわからないんですが・・・。

そんなわけで見所は、オシッコするために勝負を繰り広げるビリー。果たしてビリーはトイレに間に合うのか??

「君の腕は僕の腕」
(原題:Right to Bear Arms)

(あらすじ)
ガストリーの新しい発明、それはヘクターの脳を他人の脳に転送すると云う物。これがあれば、もうボスコフのボディは必要ないのだ。

早速実験としてスカール将軍への脳の転送が行われるが、実験は失敗。ボスコフとスカールの腕が入れ替わってしまった!

更に悪い事には、お互いがお互いの腕をコントロール出来るために、ケンカが始まってしまった事。早く装置を完成させないと!どうするガストリー!


(解説)
お前はアシュラマンかい!・・・という突っ込みは置いておいて・・・。やはりボスコフ、ヘクターとスカールのケンカはすさまじいですね。相手の体の一部を自分で操れるわけですから、仕方ないのですけども・・・。

さて実は今回一番のポイントはガストリー少佐だったりして。なんだかいつになく怒ったりして、どうにも落ち着きがありません。しかもとうとう最後の手段に訴えかけるし・・・。なんだかガストリーのマッドサイエンティストとしての、本領を垣間見たような気がします。恐ろしや恐ろしや・・・。

「ロックスターを目指せ!」
(原題:Battle of the Bands)

(あらすじ)
今夜はエンズビルのバンドコンテスト。スパーグ率いる「パープルフィルス」も練習に余念が無い。

そこへビリーがやって来て、バンドに入れてもらおうとしたのだったが、代わりに選ばれたのはなんとグリム!グリムはギターの才能を見せ付けると、パープルフィルスのメンバーとして迎えられたのだった・・・。

一方のビリーは、パパと相談してコンテストに出場する事に!かくしてバンドコンテストがスタートするのであった・・・。


(解説)
ロックだぜ!ヘヴィメタだぜ!てなわけでロックネタです。・・・なんですが、自分はロックとかバンドとか詳しくないんで、誰か補足解説求むなのです(笑)。

しかしグリムにギターの才能があったとは驚き。まあある意味、ロック向きの人材なのかも知れませんね。しかしグリムは、マンディがそばにいないと、本当に楽しそうですよね(笑)。

今回の見所は、ビリーのパパ。こんなにボケキャラだったっけ・・・?


第24話 「心優しき大グモ」
(原題:The Crawling Niceness)

(初放送 2003.10.10)

(あらすじ)
グリムのトランクからタマゴを見つけるビリー。そのタマゴを孵そうとするが、タマゴから出てきたのは、なんとクモであった。

虫が嫌いなビリーはクモを嫌うのだったが、そのクモはビリーをパパと慕うのだった。そしてクモはジェフを名乗り、どんどん大きく成長していくのだった・・・。


(解説)
見た目には醜いモンスターでも、その心の中は人間同様に、いや人間以上に美しい場合があったりするのです・・・という話ですね。

見所はクモのジェフでしょうか?見た目は化け物グモなのですが、彼はビリーを父と慕い、ビリーのために尽くしてくれます。その様はどこか物悲しく、涙すら誘います。もしも皆さんがビリーと同じ状況に置かれたら、果たしてジェフを受け入れられますか・・・?

ところでビリーって虫が苦手なんですね。ちょっと意外。

「無人島の二人」
(原題:Cod vs. Hector)

(あらすじ)
ついにコッドコマンドーを捕らえたヘクター!早速コッドを始末しようとするのだったが、ヘクターは間違えて自爆スイッチを押してしまう。

爆発に巻き込まれたヘクター、ボスコフとコッドコマンドーは、同じ無人島に流れ着く。そうこの島には彼らしかいないのだ!

協力を申し出るコッドにヘクターはあくまでも対立を宣言。果たして彼らは生きて無人島から出られるのか?


(解説)
ヘクターとコッドコマンドー、因縁のこの二人が揃って無人島へ流される。これは何やら起こるのでは?と思わず期待させられてしまいます。

見所は、やはりヘクターのわがままぶりでしょうか?休戦を申し出るコッドを無視し、彼の作った物を奪ってしまうやり方は、そういえばヘクターは悪人だったんだなあ、と再認識させられる事しかり。その割にはトースターの使い方を知らなかったりと、普段なんでも部下にやらせていたであろう生活をもうかがい知る事が出来ます。

そしてヘクターとコッドの因縁の対決は・・・?これがまた実に意外な展開を迎えたりしてしまうのです(笑)。

ちなみに現段階では、これがイビルパートのラストエピソードとなっております。

「混乱の肉ダンゴ」
(原題:Chicken Ball Z)
 
(あらすじ)
空手を習うビリーとマンディ。とインターナショナル空手トーナメントが開催される事を知る。もし優勝すれば、賞金が5万ドルだ!

マンディはグリムに手助けを命令するが、グリムが(珍しく)拒否。自分の力でなんとかしようと考えるマンディは、街の古道具屋で「聖なる肉ダンゴ」を発見。

「聖なる肉ダンゴ」を食べたマンディは無敵の強さを発揮し、とうとう大会で優勝!だがしかしマンディは、更に強い相手との戦いを求める。そう、全てはエリスの仕組んだ事であったのだった。それを知ったグリムはビリーを最強の格闘家に仕立て上げ、マンディと戦わせ共倒れを企む。

そしてついにビリーとマンディが激突するのであった・・・!


(解説)
え〜と・・・英語タイトルが「Chicken Ball Z」。つまり「チキンボールZ」。要するに・・・そういう事です(爆笑)。

やはり見所は、ビリー対マンディでしょうか?何やら違う番組を見ているような気がするのですが・・・気のせいでしょう(笑)。

またまた登場のエリス。しかしつくづくはた迷惑なキャラクターですよね。

そして最後には・・・もしかしてこれが最初で最後の共演なのかな?でも5万ドルってのは、安くないっすかねえ(笑)?