ホーム・ムービーズ全話ガイド5



第17話 「クッキーと積み木とビデオテープ」
(原題:Business & Pleasure)
(2003,1,24初放送)

(あらすじ)
今日もブランドン達は自主映画の製作にいそしんでいた。ところがジェイソンの様子がどうもおかしく、出番でも無いシーンでやたらと画面に出てくるのだ。

どうやらジェイソンは自分の出番が少ないのが不満らしい。そこで自分の出番を増やそうとして、ブランドンを自分の家に招待してあれこれもてなしたり、自分の積み木をあげたり、あげくの果てに朝の4時に電話までかけてくる始末。さすがのブランドンもすっかりノイローゼ気味。

そこでブランドンはジェイソンの出番を増やし、代わりにメリッサの出番を減らすのだが、今度はメリッサが不満爆発!自分の出番を増やそうと、ポーラママにとりいる始末!

ああ、ブランドンはどうすればいいのか…?


(解説)
今回のタイトルの元ネタは「部屋とYシャツと私」じゃなくて、「風と水と大地」でもなくて(笑)、「セックスと嘘とビデオテープ」ですな。う〜ん、大人の時間だね(笑)。

今回はジェイソンの腹黒さが爆発する回です(笑)。普段はおとなしそうなジェイソンですが、実は意外と計算高く腹黒い。映画出演のためなら、ブランドンに平気で賄賂を渡す。でもそれは自分の演技に絶対の自信を持っているという事なんですよね。

途中、ジェイソンが「二重人格」になるシーンがありますが、果たしてジェイソンは本当に二重人格なのでしょうか?普段の彼の態度を見ていると、実はそうなんじゃないかとも思えますし、どうも演技のようにも見えます。でももしもこれが演技だとしたら、やはりジェイソンの演技力は並大抵じゃない?そしてこの「二重人格」のシーンを演じた、ジェイソン役の「佐藤せつじ」さんの演技力には、ただただ拍手!なのです。

そして最後にブランドンがとった打開策は?それは本編を見てのお楽しみ(笑)。


(今日のがんばれポーラママ)
とうとうコーナー化(笑)。前回で作家教室の教師を首になり、仕事を探すべく奮闘するわれらがポーラママ。でも面接でもついつい何も出来ないと、本当の事を言ってしまい、なかなか仕事が見つからず。でもねえ、その気持ちわかりますよ(笑)!面接の時に「○○出来ますよ〜」とか言っておいて、いざ仕事の段になったら「実は出来ません」ってのはやばいでしょう(力説)!だからポーラママ、あなたは正しい!

…でもそれだけじゃ、二人の子供を養えないのもまた事実。「嘘も方便」じゃないけれど、まずは仕事を見つける事が先決か?だからと言って、プロトコルエンジニアアドバイザーなんかになるのも、どうかと思うのですが…(笑)?


(今日のマグワイヤーコーチ)
こっちも負けてはいないぞ(笑)!ジェイソンの事で悩むブランドンを見て「まさかドラッグをやっているのか?」と心配するコーチ。いや心配はありがたいんですが、ブランドンはドラッグなんかやってませんよ。

だけどコーチは完全にブランドンがドラッグをやっていると決めつけ(笑)、自分が大学に二日しか行っていなかった事や、若い頃のドラッグ経験を語りだす始末。…全くもう…。

今回はコーチ大活躍!もう一つあります(笑)。どこかから「ミスターフレックルズ」という犬を連れてきて、その始末をブランドンにさせる始末(笑)。ところがある時、そのミスターフレックルズが逃げ出して…

マグワイヤー「ミスターフレックルズ!こっちだ、こっち!」
ブランドン「ミスターフレックルズ!おいでおいで!」
マグワイヤー「ほ〜ら、こっちだこっち!お嬢さん!」
ブランドン「ほら、ミスターフレック…?ねえ?ねえミスターフレックルズって女なの?」

このシーンは、ホムビ新作のお知らせCMでも使われていたシーンで、自分が最初に見たのがこのCMだったんですが、もう大爆笑もんでした(笑)。


第18話 「フェントンについて私が知っている二、三の事柄」
(原題:The Party)
(2003,1,31初放送)

(あらすじ)
ブランドン達は同じサッカークラブの仲間のフェントンの誕生日パーティーに呼ばれていた。でもブランドンは、フェントンが嫌な奴だという事もあって、未だに彼への誕生日プレゼントを決めていなかった。

そんな時、フェントンのお母さんがブランドンを訪ねてきた。どうやらブランドンにフェントンについてのビデオを製作してもらいたいらしい。特に彼と一緒に学校に遅刻して、締め出された時の事とかを中心にとのご要望。

そうこうしている間にパーティーの日がやってきた。ところがパーティーの会場でもフェイトンはわがままし放題。彼のお母さんも彼の言う事をただ黙って聞いているだけ。

実はビデオにフェントンの悪口ばかりいれていたブランドンは急いでビデオを作り直す事に。間に合うのか、ブランドン?


(解説)
今回のタイトルは「彼女について私が知っている二、三の事柄」が元ネタ。しかしこのタイトルを考える方は、いつも大変ですな〜。だって今回の英語原題って「The Party」だけですよ?いやあ、感服です。

そういうわけで今回の見所は、新キャラのフェイトンのわがままぶりでしょうか?いやあ、嫌なガキ(笑)!こういうガキは甘やかしてはいけませんね!誰かがガツンと言ってやらないと…。

ところでシーズン2になってから気になっていたんですが、眼鏡とおさげの髪の毛の二人組み。名前は未確認なんですが、この二人は一体なんなんでしょう?やたらと仲がいいというのか、一緒にトイレにいったり、将来一緒に住む約束をしたり…。男女のカップルだったらいいんですが、もしかして男と男だったり、女と女だったりしたら…ちょっと、ねえ?しかもホムビの絵柄では判断つかないんですよね〜。


(今日のがんばれポーラママ)
コーナー化していきなり挫折(笑)。今日は特にこれといった活躍はありませんでした。強いて言えば、ブランドンに対し「裸でパーティーに行きなさい」と諭すのですが、それをブランドンが勘違いして…ねえ(笑)?
(今日のジェイソン)
そんなわけで今日は代わりにこっちをやります(笑)。今回もジェイソン爆発!パーティー会場でお菓子をむさぼり食うジェイソン!「なんか変よ」とのメリッサの言葉を借りるまでもなく、かなりやばい状態。まさか砂糖中毒?いやあしかしジェイソンって、やっぱり二重人格なのかも…。
(今日のマグワイヤーコーチ)
パーティーに(一応)招待されたコーチ。最初は行く気はなかったようですが、どうやら料理の豪華さ目当てでパーティーに参加(笑)。しかも最悪のタイミングでやってくるし(笑)。

さらにパーティー会場で「サッカー手品」なるものを披露。だけどこの手品がまた…バレバレですよ、コーチ。あと生徒に博打を教えないでください(笑)。

相変わらず駄目コーチだなあ、と思っていたらなんと!今回最後の最後でわがまま放題のフェントンを一喝!やってくれるぜコーチ!見直しましたよ!…ってまともな事をやって、それがネタになるってのは…良く考えると問題だよなあ??


第19話 「スターボーイ」
(原題:Impressions)
(2003,2,7初放送)

(あらすじ)
ブランドンはドゥエインの所で新作映画「スターボーイ」の音楽を収録していた。とそこへシンシアがやってきた!ブランドンはシンシアの事が好きなのだ。

ブランドンはシンシアの気を引くために、どうすればいいか、あれこれ考える。そしてジェイソンに頼んで、クラブに入れてもらう事に。

しかしブランドンは本当はクラブの会員ではないので、それがばれないかどうか、とても不安。このままうまく行ってくれればいいのだけれど…。


(解説)
今回のタイトルは今さら説明するまでもない、超有名作品「スターウォーズ」が元ネタ…と言いたい所なんですけど、本当にそうなのかなあ?だって前回、前々回とあんなに捻った元ネタを繰り出してきた割には、今回やたらと素直すぎませんかね?もしかして他にある「スター…」って映画が元ネタなのでは?と思わず勘繰りたくなってしまいます。
ちなみにスカポン太さんの説では「スターマン」ではないかとの事。謎が謎を呼ぶ…。
(今日のがんばれポーラママ)
今回先にこっちをやりますね〜。さてさてなんとか仕事を見つけたいポーラママ。ようやっと派遣会社の面接を受ける事になって、タイプのテストを受ける事になるのですが、なにしろポーラさんはテスト恐怖症!実力はあるのに、それを発揮できない!うんうんわかるな〜。そこでママがとった方法は…?
(今日のマグワイヤーコーチ)
ブランドンに触発されてか知らないけれど、やたらと高校時代の同級生(女)に電話をかけまくるコーチ。でもそのままでは、誰もコーチなんかとはつきあってくれない!そこでコーチがとった策とは…?
(解説その2)
…そういうわけで、ここで今回の全体の感想なんですけど…今回ブランドン、ママ、そしてコーチの三人がそれぞれ「嘘」をつきます。そしてその「嘘」が原因でクラブから追い出されたり、面接が失敗したり、女性に嫌われたり…。そう今回は「嘘」がキーワードなんですね。

でも確かに「嘘」をつくのは悪いことだけど、やはり人間である以上は「嘘」を絶対つかないってのは無理なわけだし、場合によっては「嘘」をつかなければいけない場合ってのも、どうしても存在するわけです。恥ずかしながら、自分にもそういう経験は幾度もありますし、三人同様「嘘」で失敗した事だって何度もあります。そんな自分の経験と今回の三人が重なってしまうのでしょうか、今回の「ホーム・ムービーズ」は、今までで一番後味が悪い仕上がりになっています。もちろん今までの話にも、それなりに重いテーマを扱っているのがありましたけど、それらとはまた一味違った感じなのですよ。「嘘」という身近な素材のせいでしょうか、今回なんだか余計に心にしみるものがありましたね〜。

あ、待てよ!もしかしてタイトルの「スターボーイ」の「ボーイ」は、クラブの「ボーイ」とひっかけてあるのか??侮り難し、ホムビ…。


第20話 「グッドファーザー」
(原題:Dad)
(2003,2,14初放送)

(あらすじ)
今日はブランドンはパパと会う日だった。精一杯のおめかしをして、久々の対面を果たすブランドンと父親のアンドリュー。そして二人は動物園に行く事に。

動物園でブランドンはパパのガールフレンドのリンダを紹介される。そしてその夜、ブランドンはパパの家に泊まるのだったが、しかしこのリンダがわがままな女性で、ブランドンもパパも閉口気味。

そんなこんなで久々のパパとの対面を果たした一日であったが、最後の最後に、実はパパはリンダと再婚するのだと知らされる!複雑な心境のブランドンであった…。


(解説)
今回のタイトル名画の呼び声も高い、「ゴッドファーザー」が元ネタです。まさかとは思うけど、この「グッドファーザー」って三部作だったりしませんよね(笑)?

そんなわけで、今回はとうとう!のブランドンの父親、アンドリューの登場です。第13話「インタビュー ウィズ ブランドン」では、彼がブランドンに電話をかけてくる、という一番いいシーンで終了したという事もあって、どんな人なのか期待していたのですが…思ったよりも普通の人みたい(笑)。しかも弁護士をやっていて、仕事がかなり忙しい様子。休日にも仕事の電話がかかってくる所を見ると、その辺りがポーラと離婚した原因なのかな?などと想像してしまったり。

ブランドンも久々のパパとの再会に緊張気味。最初はどう接していいのか、わからない様子でしたが、段々と打ち解けてきた様子が感じられます。でもそれが果たして本心なのか、あるいはパパを安心させようと気づかった上での演技なのか?それは不明です。でも意外とこの二人は似た物同士のようです(笑)。

ところで…パパの台詞で「最後に会ったのは、ずいぶんと小さい頃だ」みたいな部分がありました。一体どれくらい前なのかはわかりませんが、まあ結構間が空いているようです。でもそうすると…ジョシーはこのパパの子供ではないのですか?そう言えば今回パパに会ったのはブランドンだけ。ジョシーは顔も出していません。そう考えると、実はジョシーはブランドンの異父妹?ポーラママはバツ2なのか???確かにジョシーの肌の色とブランドンの肌の色は違っている…。むむむ…。

そして一番のポイントがパパの再婚。パパとママは別れてしまった以上、パパが誰と結婚しようと関係ないのだろうけど、やはりブランドンとしては複雑な心境のご様子。しかも相手があんなワガママ女じゃあねえ(笑)。彼の映画「ファラオの愛と戦争」は、そんなブランドンのささやかな抵抗だったのかも知れませんね。

「離婚」そして「父の再婚」というある意味重いテーマを、シュールなギャグで、かつだる〜く(笑)見せてくれる、それこそが「ホーム・ムービーズ」の一番の見所なのだという事を再認識させられるエピソードだと言っていいでしょう。


(今日のがんばれポーラママ)
パパに会いに行くブランドンに「楽しんでくるよの」と、別れた母としては精一杯の励ましをするポーラ。だけどブランドンもその事を知ってか知らずか、「ママも楽しんでね」と言われてしまうポーラ。いやはやなんとも…(笑)。

そしてアンドリューとリンダのパーティー用に料理を作るのですが、その味見をブランドンに頼み「何が足りない?」と聞くと、「おいしさが足りない」と言われる始末。駄目じゃん(笑)!


(今日のマグワイヤーコーチ)
コーチのサッカーチームに新しい仲間が!彼の名前は「エディ」。だけど実は彼は他の子とちょっと違う所があって…。
いや、このシーンはある意味「笑うべき所ではない」シーンなんですが、どうしても笑ってしまいます〜。いや本当に悪いな〜とは思うんですけど…駄目です、ブラックすぎます(笑)!みんな、許してくれ!今の自分に書けるのはこれだけだ(笑)!これ以上は、みんなが実際にその目で見てくれ!そして「傷ついたリス」のようなエディくんの笑顔を決して忘れるんじゃないぞ(笑)!!

さて今回、実は隠しマグワイヤーが一つあったりして(笑)。冒頭、ブランドンとパパが車に乗っている時、パパが他の車に対し「何しやがる!」と怒鳴るシーンがあります。もしビデオで録画した人がいたら、確認してほしいんですけど、このシーンの直前、よ〜く見るとマグワイヤーコーチが乗った車が、ブランドン達の車を追い越して行きます(笑)。つまりパパはマグワイヤーに対して怒鳴ったんですね(笑)。いやあしかし、どうしてこういうシーンを見つけてしまうんだ、自分。