カウ&チキン全話ガイド9



第33話 「飛行機こわい!」
(原題:Chickens Don't Fly)

(スタッフ)
STORY : GARY WILSON
STORYBOARD :MAXWELL ATOMS
ANIMATION DIRECTOR :ROBERT ALVAREZ
DIRECTED : DAVID FEISS

(あらすじ)
二人でブルネイ旅行に行く事となったカウとチキン。初めて飛行機に乗る二人は、とても緊張していたのだったが、チキンが幻を見たせいで、突然飛行機を怖がるようになってしまった…。
(解説)
そもそもチキン、ニワトリは飛べないわけですから、飛行機を怖がるのも至極当然と言うべきなのでしょうか。とにかく飛行機の中での、客室乗務員(レッドガイ)とチキンのやり取りが見所です。いやはや、レッドガイは本当に狂ったキャラですよね。
「体育の時間」
(原題:P.E.)

(スタッフ)
STORY :DAVID FEISS , STEVE MARMEL
STORYBOARD :LYNNE NAYLOR
ART DIRECTOR :MICHAEL LONGDEN
DIRECTED : DAVID FEISS

(あらすじ)
カウを残し、中学に進級したチキン、フレム、アール。初日の最初の授業は「体育」だった。しかし体育のグレタ先生は怖いし、変な双子にはいじわるをされてしまい、もうさんざん。ようやくシャワーに入れたものの、双子に服を隠されてしまった!
(解説)
チキン達がいきなり中学生に進級してしまう、というお話です。しかしどこの国でも、体育の授業が一部の生徒にとって嫌な物である、というのは変わらないんでしょうね。

見所は、裸になって学校を走り回るチキン達でしょうか。
ショート「スーパーカウ!」
「ウィーゼルは吸血鬼」
(原題:I Am Vampire)

(スタッフ)
STORY : MAXWELL ATOMS
STORYBOARD :MAXWELL ATOMS
ANIMATION DIRECTOR :BILL REED
DIRECTED : DAVID FEISS

(あらすじ)
吸血鬼となったウィーゼルとバブーン。トランシルバニアの村にやってきた二人であったが、そこの村では男が動物を相手に寂しくダンスパーティーをやっている。

そこでウィーゼルは、男達のために女性を連れてきてやると約束。村を去っていったのだったが、そこへ吸血鬼ハンター(レッドガイ)がやって来た…。
(解説)
今回はウィーゼル、バブーンともに吸血鬼となってしまいます。しかしそこはウィーゼルなので、悪い吸血鬼では無く、人のいい(?)吸血鬼なのですが。さらにそこに吸血鬼ハンターのレッドガイも加わってのドタバタとなります。

ところでクライマックスでレッドガイが「杭だ!」と言って、何故か「肉」を出すシーンがあります。これは英語で「杭」を「stake」という事から来ているダジャレで、つまり「stake」の代わりに「ステーキ」を出している、という事なのですね。

第34話 「仮病でサボろう」
(原題:Playing Hooky)

(スタッフ)
STORY : DAVID FEISS , STEVE MARMEL
STORYBOARD :DAVID FEISS
ANIMATION DIRECTOR :DAVE BRAIN
DIRECTED : DAVID FEISS

(あらすじ)
テスト勉強を忘れて、すっかり寝てしまったチキン。これではテストが大変なことに!考えた末チキンは、仮病でテストをサボろうとする。なんとかパパとママを騙せたものの、小児科のドクター・ズボンハカーズ(レッドガイ)が来たからさあ大変。
(解説)
確かにテストは嫌な物ですが、でも仮病でサボってはいけませんよね。でも誰でもそう考えた事が、一度くらいはあるはずです。

今回は仮病で学校をサボったチキンと、レッドガイのやり取りが見所。果たしてチキンは、仮病という事を隠しとおせるのでしょうか?
「口笛を吹きたい!」
(原題:Chicken Lips)

(スタッフ)
STORY :GARY WILSON
STORYBOARD :LYNNE NAYLOR
ART DIRECTOR :RUMEN PETKOV
DIRECTED : DAVID FEISS

(あらすじ)
口笛が吹けないチキン。なんとかして吹こうとするのだったが、全然ダメ。そんな時、街で知り合ったシリッケツ教授(レッドガイ)から、口笛の吹き方を教わる事になったのだが…。
(解説)
口笛は吹ける人と吹けない人がいますが、確かにチキンは唇では無くてクチバシですから、口笛はちょっと苦手そうですよね。

見所はシリッケツ教授の口笛講座。これで本当に吹けるようになるんでしょうか?
ショート「レッドガイの美の秘訣」
「すてきなファミリー」
(原題:Honey, I Are Home)

(スタッフ)
STORY : MAXWELL ATOMS
STORYBOARD :MAXWELL ATOMS
ANIMATION DIRECTOR : RON MYRICK
DIRECTED : DAVID FEISS

(あらすじ)
貧乏バブーンの隣に住むのは、大金持ちのウィーゼル一家。幸せそうに暮らしているウィーゼル一家をうらやむバブーンであったが、そんなバブーンがウィーゼル家のディナーに招待された。
(解説)
バブーンとウィーゼルの比較ネタは、ちょっと久しぶりな感じがしますね。そういった意味では、ちょっと初期っぽいエピソードでしょうか?やはりこの二人、いや二匹は徹底的に比較される存在なのでしょうね。

しかしウィーゼルは、どうやってあんな美人と知り合ったんだか…。

第35話 「カウの生まれた日」
(原題:The Day I Was Born)

(スタッフ)
STORY :DAVID FEISS , MICHAEL RYAN
STORYBOARD : NORA JOHNSON
ANIMATION DIRECTOR :ROBERT ALVAREZ
DIRECTED : DAVID FEISS

(あらすじ)
自分の生まれてきた日の事を、皆に聞いて回るカウ。しかし皆一様に、ちゃんと答えてくれないのだ。一体カウの生まれてきた日に何があったのだろうか?
(解説)
「赤ちゃんはどこから来るの?」という子供からの問いに対しては、「コウノトリが運んでくる」「キャベツ畑で生まれる」「タマゴから生まれる」など、色々な説明がありますが、今回のカウもそうやって、上手い事はぐらかされてしまっております。もちろん、真実を知るにはまだまだ早いのでありますが…。

しかし今回のチキンの話が本当なら、カウはパパとママの子供では無いという事に?だから「養子」なのでしょうか?
「孤独なレッドガイ」
(原題:Factory Follies)

(スタッフ)
WRITTEN BY: VINCENT DAVIS , SAMI RANK , MICHAEL RYAN
STORYBOARD : NORA JOHNSON
ANIMATIONDIRECTOR : BRIAN HOGAN
DIRECTED : DAVID FEISS

(あらすじ)
工場のボスとして働くレッドガイ。彼は工場の社員達を強引に、かつ厳しく働かせていた。

そんなある日、今日はレッドガイの誕生日。レッドガイは社員の皆が祝福してくれるものとばかり思っていたのだが…。
(解説)
今回はいつもと違って、レッドガイが主役のお話。皆に厳しくつらくあたる工場長の彼が、誕生日に誰にも祝福されずに…というあらすじだけ見ると、「ちょっといい話」になりそうな気もしますが、全然そうならないのがカートゥーンらしいと言いますか、カウチキらしいと言いますか。

とにかく今回はほとんどレッドガイの一人舞台。いやはや本当に芸達者ですよね、レッドガイって。
ショート「カウの美の秘訣」
「バブーンは詩人」
(原題:Drivers Sped)

(スタッフ)
STORY :DAVID FEISS , MICHAEL RYAN
STORYBOARD : MARC PERRY
ANIMATION DIRECTOR : DAVID BRAIN
DIRECTED : DAVID FEISS

(あらすじ)
車の免許のテスト会場に現れたバブーン。ウィーゼル教官と共に自動車に乗り込むのだったが、運転はメチャクチャ。しかもどういうわけか常に「詩」をくちずさんでいる状態。おかげで街は大騒動になってしまうのだった…。
(解説)
サブタイトルにもある通り、今回のバブーンはずっと「詩」、つまり独特のリズムでセリフを喋っております。しかしそれと運転免許の試験がどう絡んでくるのか、いまいち不明ではあります。英語だと、何か意味があるのでしょうか?

今回の見所は、やはりバブーンのハチャメチャな運転でしょうか?本当に街は大丈夫なんでしょうか?

第36話 「お買い得品には気をつけろ」
(原題:101 Useless Uses for Cow and Chicken)

(スタッフ)
WRITTEN BY: DAVID FEISS , MICHAEL RYAN
STORYBOARD : LYNNE NAYLOR
ANIMATIONDIRECTOR : DAVID BRAIN
DIRECTED : DAVID FEISS

(あらすじ)
スーパーマーケットにやってきたカウとチキン。チキンはプライスガン(商品に値札をつけるマシン)をイタズラし、嘘値段をつけまくる。しかしその値札がカウとチキンにもついてしまったため、二人はレッドガイに「お買い得品」として、買われていってしまう。

二人を買ったレッドガイは、なんとか役に立てようと、二人をあれこれと使ってみるのだが…。
(解説)
「プライスガン」ってのは、スーパーで店員さんとかが値札をつけるのにつかうアレですね。もちろんそれを勝手にいじって、勝手な値段をつけるなんて事はやってはいけませんよ。しかしチキンはそのせいで、レッドガイに買われてしまう事に。

見所はレッドガイの家での二人。レッドガイは二人を、なんとか役に立てようとするのですが…いや無理な物ばかりですよね。
「地球外知的生命体?」
(原題:Intelligent Life?)

(スタッフ)
STORY : DAVID FEISS , MICHAEL RYAN
STORYBOARD : GREG MILLER
ANIMATIONDIRECTOR : RUMEN PETKOV
DIRECTED : DAVID FEISS

(あらすじ)
一日中月を見て暮らしたいカウは、自分の手で宇宙船を作って月へと出発!しかし目標が大幅にそれてしまって、別の惑星に不時着してしまった。

そこにはレッドガイがいた。彼を知的生命体と思い込んだカウは、レッドガイを地球に連れ帰る。そして地球はレッドガイのおかげで大騒動…!
(解説)
カウ、宇宙へ行く。なのですが、宇宙船は手作り、しかも宇宙船の燃料はカウのミルク!というムチャクチャさ。さらにレッドガイを連れ帰って、彼のおかげで地球が平和になってしまう!というのも、実にカウチキらしいムチャクチャさですよね。
ショート「男の遊び」
「木を救おう!」
(原題:Tree Story)

(スタッフ)
STORY :DAVID FEISS , MICHAEL RYAN
STORYBOARD : STEVE FONTI
ANIMATIONDIRECTOR : ROBERT ALVAREZ
DIRECTED : DAVID FEISS

(あらすじ)
バブーンが森の木を伐採した事が原因で、森中の木が暴動を起した。日頃人間達に切られたり、様々なことをされていた彼らだが、なんとかこの状態を元に戻そうと、我らがウィーゼルが仲裁をかってでたのだ!
(解説)
木というのは、確かに人間の役に立っている存在ですが、もしも口がきけたのなら、確かに今回の木達のように、色々と不満を言い出すかも知れませんね。しかしそんな木が動き出して、暴動を起すなんてまさにアニメならでは、であります。

元々「ウィーゼル」シリーズでは、動物と人間の境界がかなり曖昧なのですが、今回は更に植物との境界も曖昧になってしまいました。今後どうなりますやら。