ビリー&マンディ全話ガイド3



第9話 「びっくりパーティー」
(原題:A Grim Surprise)

(初放送 2003.8.15)

(あらすじ)
ビリーの提案で、マンディのびっくり誕生日パーティーの手伝いをやる事になったグリム。ケーキを作ったり会場の準備をしたりと奔走するのであった・・・
(解説)
まあビリーが「いい事」を企む時ってのは、ロクな事にならないっていう好例なんですが(笑)。それにしても、このオチは「反対の日」同様にグリムに同情を禁じえないオチであります。

見所は何といっても、グリムですよね。ケーキの手伝いをさせられるシーンでは、もうやりたい放題!!ベチャベチャしちゃってるし。

ところでグリムの「ハートが3倍になった」ってのは、どうやら「グリンチ」のパロディのようですね。

「戦え!ボブおじさん」
(原題:Everyone Loves Uncle Bob)

(あらすじ)
さあ〜良い子のみんな、ボブおじさんだよ〜!

ところがそこへヘクターの軍団が乱入。ヘクターは自分が主演のテレビ番組を作り、子供達の人気者となり、子供達を自分の軍隊として改造しようと云うのだ。

そして閉じ込められてしまうボブおじさん。さあどうする、ボブおじさん???


(解説)
やっぱり見所はボブおじさんですかね?もういかにも子供番組的なキャラクターから一転してヘクターへの逆襲をしてしまう所など、いかにもカートゥーンチックでたまりません(笑)。あ、ウォーレン君も忘れずに。

あとはスカール将軍の(毎度の事ですが)受難でしょうか?今回はよりによって腹話術の人形!をやらされてしまいます。そりゃあ反逆をしたくもなるわなあ・・・。

「リアル・ゲーム」
(原題:Beasts and Barbarians)

(あらすじ)
TVゲームばかりやっていて中毒になってしまったビリーとアーウィン。グリムは二人の中毒を治すべく、リアル・ゲームの世界へ。

そこでは本物のモンスターが襲ってくる!ビリーとアーウィンはゲームをクリア出来るのか?


(解説)
今回は一応ビリーが主役でありながら、「マンディ最強伝説」を裏付ける話だったりして。

まずは冒頭の「ババ抜きしない?負け役が欲しいの」発言。そして指輪を手に入れるくだりや、一つ目モンスターに追われていても走ろうともしない所なぞ、まさに「最強」の名にふさわしい女の子でありますね(笑)。

しかしアーウィンも受難キャラでありますな・・・。


第10話 「ホス・デルガド」
(原題:Hoss Delgado: Spectral Exterminator)

(初放送 2003.8.22)

(あらすじ)
グリムはビリーとマンディの付き添いで社会見学で博物館へ行く羽目に。

ところが丁度そこには悪霊ハンターの「ホス・デルガド」がいたのだ!デルガドはグリムを見つけると、グリムに戦いを挑んできた!果たして勝者はどちらになるのだろうか・・・?


(解説)
またもや迷惑な新キャラ、ホス・デルガドの登場です。どうしてこの番組には、こういうイカレた大人しか出ないんだか・・・(笑)。

まあそんなわけで、今回はデルガドとグリムのバトルを楽しみましょう。

しかしデルガドには元ネタがあるのでしょうかね?どうもデザインとか見る限りでは、なんらかの元ネタがありそうな気がするのですが・・・。右手が各種アタッチメントになっていると言えば、どうしてもライダーマンを連想してしまうんですが(笑)。

(2003.8.23追記)
スカポン太さんの情報では、どうやらホス・デルガドの元ネタは 俳優のカート・ラッセルでは無いかとの事です。確かに似ていますし、また「ニューヨーク1997」という作品で、今回そっくりの服装をしているそうです。
情報提供ありがとうございました。

「被告コンカルネ」
(原題:Evil on Trial)

(あらすじ)
スカールの策略により捕まってしまうヘクター。彼の罪を問うために、裁判が開かれる事となった。

ヘクターの弁護士はガストリーが務める事に。果たしてヘクターは無罪を勝ち取る事が出来るのだろうか・・・?


(解説)
アメリカは今更言うまでも無く、裁判が盛んな国なのでこういったネタは、まあ珍しくは無いですよね。

見所はスカールの裏切りっぷりでしょうか?普段は小心者でありながら、いざとなると行動が早い(笑)。でもその辺りがスカールというキャラの魅力なのでしょうね。

ガストリーが証拠として「大きな桃」を提出しますが、これには何か意味があるのでしょうか?例えば英語のダジャレとか・・・?しかも中からはサメが出てくるわけですし・・・。う〜ん?

そしてこのオチ、つまりヘクターは日本で言う所の「責任能力無し」とされてしまったわけですな(笑)。ひどすぎ。

(2003.8.26追記)
ストレンジライフ博士さんからの情報ですが「サメ(shark)」には「弁護士・いかさま師(軽蔑を込めて)」という意味もあるようです。なのでこの「大きな桃」のシーンは・・・

1.コンカルネ「弁護士が重大なスピーチ(big speach)をするぞ!!」
2.巨大な桃(big peach)登場
3.裁判官「ワハハ、これは確かに重大なピーチ(big peach)だ。でも弁護士(shark)はどこにいるんです?」
4.桃(big peach)の中からサメ(shark)登場

・・・という流れになっているんではないか?というご指摘がありました。自分はちょっと英語には自信が無いので、他に「こうでは無いかな?」というご意見をお持ちの方は、遠慮なく教えてください!

「いたずら女神 エリス」
(原題:To Eris Human)

(あらすじ)
ビリーの買い物についてきたグリム。そこで彼は女神エリスを見つける。エリスは混乱と争いの神で、人間にいたずらをするのが仕事なのだ。

エリスはマンディを見ると、彼女をスカウト。自分の仕事をやらせるのだったが・・・?


(解説)
エリスというのは、ギリシャ神話に登場する神様で、こちらこちらを参照していただければ分かるように、やはり同様に「黄金のリンゴ」を使って混乱を引き起こす神様であります。そういった意味では、やはりマンディに似ているのかも(笑)?

さらにアドニスはこちらを見ていただければ分かるように、「美しい」男の神様であります。エリスが好きになるのも当然?

そういうわけで今回の見所は、やはりエリスVSマンディでしょうか?ある意味「最強決定戦」と言っても過言では無いでしょう(笑)。しかし神様に楯突くマンディって一体・・・。

後はビリーの「靴下大好き」発言でしょうか?なんで靴下を・・・いや、グリムじゃないですけど、これ以上は聞かないようにしましょうかね(笑)。


第11話 「ビリーのおでき」
(原題:Bill's Growth Spurt)

(初放送 2003.8.22)

(あらすじ)
ジャンクフードの食べすぎで気分が悪くなったビリー。そこでグリムはおばあさんの薬をビリーに飲ませる。

確かに気分は良くなったが、その代わりにビリーの背中に奇妙な「おでき」が出来る。見る間にその「おでき」は成長し、人の顔になっていった!しかもビリーがそいつに「ヤムヤム」と名前をつけたのだった。


(解説)
ブラックです、ダークです(笑)。でもその辺りが「ビリー&マンディ」らしいと言えばらしいんですよね。

さすがのマンディも、このおできにだけは驚いた様子。まあそりゃあそうだけど。そんなわけで見所は、この「ヤムヤム」を退治しようとするグリム、マンディと守ろうとするビリーのやり取りでしょうか?

「タイムマシーン」
(原題:The Time Hole Incident)

(あらすじ)
ガストリーに命じてタイムマシンを作らせたヘクター。これを使って自分の体が無くなる前にタイムスリップ。自分の体を保存しようと言うのだ。

ところがその時、無人島のはずの島から煙が上がっているのを発見。早速そこへ行ってみると、そこには老人と化したヘクター、ガストリー、スカールがいるではないか!

彼らの説明では、タイムスリップで30年前に来たのはいいが、スカールがジェット機を持ってこなかったせいで、この島から出られなくなってしまったと言うのだ。しかし今ではこの島での生活にすっかり満足。何しろヘクターとガストリーの間には子供が出来てしまっているくらいなのだ。

一方、スカールと老スカールは共謀してヘクターが生まれる前にタイムスリップし、ヘクターを亡き者にしようとしていた・・・。


(解説)
お約束のタイムマシン物ですな。しかもタイムパラドックスを扱っているので、話はややこしくなる一方です。

なんと言っても一番の衝撃はヘクターとガストリーの間に子供がいる!という事でしょうか?まあガストリーはヘクターに対し恋愛感情を抱いているというのは、以前のエピソードでも語られていたので当然なのかも知れませんが・・・。しかしどうやって???

そして更に未来から、その息子のデストラクティカスがやって来る辺り、なんだか 「X-MEN」のケーブルを彷彿とさせます。まあ狙っているような気もしますけど(笑)。

(2003.8.23追記)
スカポン太さんの指摘で気付いたのですが、「ドラゴンボールZ」のトランクスをも彷彿とさせますね。母親が科学者、父親が悪人、未来から来た少年などなど・・・。真相はいかに?

「ビリーとスパーグ」
(原題:Billy and the Bully)

(あらすじ)
いじめっ子のスパーグ。最近彼の行動がどうにも目に余るようになってきた。そこでビリーはなんとかしようとして、グリムの力を借りたのだが、どうにも上手くいかない。

果たしてスパーグにいじめをやめさせる事は出来るのか?


(解説)
今回もビリーが主役でありながら、結果的には「マンディ最強伝説」を裏付けるエピソードですね。どの辺りがそうなのかは、実際にご覧になってください。

しかしビリーは心優しい少年なのか、ただ単におバカなのか、いまいち良くわかりません。まあ少なくともいじめっ子では無いんですが・・・。


第12話 「魔物になったビリー」
(原題:Big Trouble in Billy's Basement)

(初放送 2003.8.29)

(あらすじ)
人間が決して読んではいけない「悪い本」。しかしグリムに黙って、その本を読んでしまうビリー。するとビリーは魔物に取り付かれ、魔物の主人たる「ヨグ・ソクホフ」を甦らさんと企むのだった。

こうなったらあの男に頼むしかない!そう、ホス・デルガドだ・・・!


(解説)
一回きりのゲストキャラだと思っていた、ホス・デルガドの再登場であります。しかし彼なんか呼んで、役に立つのか?というのは大いに疑問ではありますが・・・。

そんなホスと、魔物に取り付かれたビリーの戦いが見所です。そしてマンディは・・・相変わらず最強ですね(笑)。

さて今回はかなりスプラッタというか、ホラーというか、ダークと言いますか・・・。それもそのはず、今回名前だけの登場ですが、「ヨグ・ソクホフ」の元ネタは「ヨグ・ソトス」でして、これは「ラヴクラフト」という人の書いた「クトゥルフ神話」に出てくる邪神の事です。

いやまったく、この作品のスタッフは一体どういうセンスをしているんだか・・・(笑)。でもそういったスパイスが、この作品を面白くしている事は間違いないんですよね。

「クリスマスを救え!」
(原題:Christmas Con Carne)

(あらすじ)
今日は楽しいクリスマス。サンタクロースが子供たちに配るオモチャの準備をしている。ところがそこへヘクター参上!あっという間にサンタ達を蹴散らしてしまった。

ヘクターの企みは、子供たちに配るオモチャの中にマインドコントロール装置を入れておこうという物。それを知った雪ダルマが、かつて仲間を追われたトナカイのルパートに助けを求めるのだった・・・。


(解説)
カートゥーンの定番ネタの一つ、クリスマスネタですね(笑)。でも「プレゼントの中にマインドコントロール装置を・・・」というのは、「ピンキー&ブレイン」でもやっていたような気がするのですが・・・?まあ世界を征服しようと企む者の考える所は、同じであるという事でしょうか(笑)?

そういうわけで今回の見所はサンタ達を助けるべく立ち上がったトナカイのルパートの活躍でしょうか?気のせいか、空を飛ぶ時の効果音が「パワーパフガールズ」の三人と同じような・・・?

「恐怖のマンディ人形」
(原題:Tickle Me Mandy)

(あらすじ)
マンディ一家が出かける間、留守番を頼まれたビリーとグリム。だがしかしビリーはマンディがいないので寂しくてたまらない。

それを見かねたグリムが、人形で新しいマンディ、すなわちニューマンディを作り上げる。

ところがそのニューマンディ、事ある毎に「遊ぼ」と迫ってきて、ビリーは閉口してしまう。


(解説)
マンディがいなくなったのなら、新しくマンディを作ればいい、というその発想自体がオバかですな(笑)。それでそこでロボットを作ると「デクスターズラボ」になるんでしょうが、グリムの超自然的魔術を使うあたりが「ビリー&マンディ」ならでは。

そんなニューマンディを怖がるビリーの怖がりっぷりが今日の見所ですよね。でも本人としては、ただ遊びたいだけなのに、ここまで怖がられてしまうなんて・・・ちょっと可哀想な気もしてしまいます。とは言うものの、こんなのが、実際に動いてきて「遊ぼ」とか言った日にゃあ、確かにたまったもんじゃありませんよね。・・・とここまで書いて気が付いたんですけど、もしかして今回の元ネタは「チャイルドプレイ」?そういえば、それっぽいシーンもあったような・・・?

さらに言えば、ニューマンディを作るべく集められたオモチャ達。そのラインナップを見てみると・・・顔だけの人形、恐竜、ブタの貯金箱・・・。これって「トイストーリー」に出てくるオモチャのラインナップですよね(笑)??