ビリー&マンディ全話ガイド5



第17話 「ケーキはゾンビの大好物 パート1」
(原題:Brown Evil (1))

(初放送 2003.9.12)

(あらすじ)
チョコレートケーキを作るビリー。

だがしかしそのケーキに塩と間違えて、グリムの持っていた「エビルパウダー」をかけてしまう。グリムはそのケーキを気に入るのだが、マンディの一言で捨てることに。

どうしてもケーキを食べたいグリムは、こっそりとケーキを隠し持つことに。

だがしかし、そのケーキのニオイを嗅ぎ、墓場からゾンビが甦った!!


(解説)
ひさびさの続き物ですね。

ゾンビというのは、まあホラー映画などでご存知の方も多いと思いますが、こちらあたりを参照していただければ分かるように、「死者が甦った怪物」というイメージがあります。
ただ本来は、人間を薬物を使って一旦仮死状態にし、自由意志を奪い、奴隷のようにした物を指します。なんで厳密には「死者」ではありません。「甦る死者」というイメージが定着したのは、やはり映画やTVゲームなどが原因でしょうね。ちなみにその際に使用する薬物を「ゾンビパウダー」と言います。それが今回の「エビルパウダー」の元ネタでしょうね。

まあそういうわけで今回は、その世にも恐ろしいゾンビのお話・・・なんですが、彼らの目的が「ケーキ欲しさ」ってあたりが、さすがにカートゥーン(笑)。

そして物語は後半へ続きます。果たしてビリーの運命は・・・?

「破壊同盟」
(原題:League of Destruction)

(あらすじ)
今日も世界征服を企むヘクター。だがしかし作戦がエストロイとかち合ってしまい失敗してしまう。これではいかん!と一念発起するヘクター。全世界の悪党どもを集めて、「破壊同盟」を作ろうと企むのであった。

バニーアイランドに集められる悪党たち。しかしその情報を嗅ぎつけたコッドコマンドーもまた、バニーアイランドへと向かっていたのだった・・・。


(解説)
正義の同盟が「ジャスティスリーグ」なら(笑)、悪の同盟は「破壊同盟」。そんなわけで今回の見所は、バニーアイランドに集められた様々な悪役たちでしょうか?どうにも元ネタがありそうなんだけど、わからないな〜(笑)。

ところで、コッドコマンドーがスポーク基地の中で仲間を集めるシーンがあるのですが、その中に(下半身しか見えないんだけど)着物を着ている人が・・・。もしかしてサムライジャック??

「ケーキはゾンビの大好物 パート2」
(原題:Brown Evil (2))

(あらすじ)
街ではゾンビが甦り、大パニック!しかもマンディの家ではゾンビの集団に囲まれ、ビリーが絶体絶命のピンチに陥る。。とそこへ颯爽と現れたのは、我らがホス・デルガド!!

ホスは、右腕の武器でゾンビをなぎ倒すと、ビリーを救出。まさに大活躍である!

だがしかしゾンビ達は合体を始めた。その時ホスはグリムの隠し持つケーキがゾンビの目的だという事に気付く!


(解説)
またもや登場、ホス・デルガドであります。今までがあまり役に立たない印象だったので、今回の彼の活躍はちょっと意外。こんなに強かったんだぁ(笑)。

そんなホスの活躍も見所ですが、なんといっても宿敵グリムとの対決は必見!二人でレーザーブレードを振り回し・・・ってそれは「スターウォーズ」のライトセーバーかい?なんか効果音まで同じだよ・・・(笑)。

冒頭の街中がゾンビで溢れかえるシーンは、なかなか怖い物があります。特に一度死んだ、チキンやソーセージがゾンビになってしまうなんて・・・シュールすぎる・・・。


第18話 「ゴーカート3000」
(原題:Go Kart 3000!)

(初放送 2003.9.19)

(あらすじ)
今日はエンズビルゴーカートレースの日!出場選手はそれぞれ、ビリー&アーウィン、ミンディ、スパーグ、マンディ&グリム、そして覆面を被った謎のレーサーだ。

いよいよレーススタート!果たして栄冠は誰の頭上に輝くのだろうか・・・?


(解説)
「チキチキマシン」を彷彿とさせるレース話です。何気に「オールスター」てな感じだし。しかもグリムなんか、どういうわけかマシンと一体化してしまっているし・・・(笑)。

まあそういわけで、今回はレースをじっくりと楽しみましょう。実にカートゥーンらしいレースが展開されます。そして勝利の栄光を掴むのは・・・?いや、以外だなあ(笑)。

ちなみにRicさんの情報によれば、今回の元ネタはこちらでは無いか?とのこと。なるほどね〜。
Ricさん、情報ありがとうございました!

「ドレッドボットの日」
(原題:Day of the Dreadbots)

(あらすじ)
役に立たないという理由で、兵士を全員クビにしてしまうヘクター。だがしかし兵士がいなくては、軍隊が成り立たない。

そこでヘクターはガストリーに命じて、ロボットの兵隊、すなわち「ドレッドボット」を作らせる。

だがしかしスカールの陰謀により、ドレッドボット達はヘクターに反旗を翻すと、ヘクター達を牢獄に閉じ込めてしまった。

そしてついにスカールがドレッドボットを指揮し、世界征服を実行しようとするのだった・・・!


(解説)
表向きはヘクターに忠誠を誓うふりをしておきながら、裏ではヘクターの寝首をかこうとしている、小悪党スカール。今回はとうとうヘクターの軍団を乗っ取ってしまいます。

・・・はいいんだけど、果たしてその方法で本当に乗っ取れるのか(笑)?非常に気になるところでありますね。

それから今回のポイント、というか気付いた事なのですけど、ヘクター達は「スカールが裏切った」とは認識していないんですよね。なので牢獄の中でも、スカールの身を案じてしまっていたり・・・。実は以外にスカールはヘクターから信頼されているのかも知れません。

「ビリーの家庭教師」
(原題:Smarten Up)

(あらすじ)
明日は算数のテスト!おバカなビリーは嫌で嫌でたまらない。なんとかしてくれるようにグリムに泣きつくビリー。

そこでグリムは「本の虫」を出す。この「本の虫」を食べれば、ビリーの体を代わりに支配してくれ、テストも受けてくれるという寸法だ。

ところがその「本の虫」が猫のミルクシェイクに食べられる!と、ミルクシェイクは賢くなり、ビリーの家庭教師を買って出るのだったが・・・。


(解説)
おバカなビリーにとっては、確かにテストは嫌なものでしょう。でも、何を今更・・・という気もするんですが(笑)。

そんなわけで、今日の見所は猫のミルクシェイクの家庭教師っぷりでしょうか?しかしビリーと来た日には・・・もうおバカすぎ(爆笑)!!


第19話 「ミンディの親友」
(原題:Educating Grim)

(初放送 2003.9.19)

(あらすじ)
グリムを連れて学校に行くビリーとマンディ。しかし学校には、マンディのライバル「ミンディ」がいたのだ!

ミンディはグリムを見つけると、マンディから引き離し、自分の親友にしてしまう!それを喜ぶグリム。

だがしかし当然の事ながら、マンディがそんな事を野放しにしておくわけが無かったのだった・・・。


(解説)
マンディのライバル、ミンディ登場であります。一見すると普通の女の子に見えるのですが、よ〜く見ていくとどうやらそうでは無いらしい。なにやらマンディと張り合っているようにも見えますね。今回は、そんな二人の確執が見所です。

マンディとミンディの出会いのシーンでは、なんとマンディの幼少時の姿が!今よりは、もうちょっとだけ女の子らしかったようですが、でもやはりそう単純では無い様子ですね(笑)。

それから本編中に出てくる、エイブラハム・リンカーンが気になる所。何故リンカーンが?と思うだけでなく、彼がストーリーの重要な鍵を握ってしまうわけですから・・・侮れません。

もう一つの見所は、やはりグリムでしょうか?常日頃マンディには散々な目に合わされているわけですから、ミンディの親友宣言を思わず信じてしまったのもうなずける話。でもミンディもミンディですから、いずれこうなる運命だったのは、分かりきった事なのですけどもね(笑)。

ところで余計なお世話なのですが、この話って「ゴーカート3000」より前に持ってきた方が良くありません?一応ミンディの初登場はこの話なわけで・・・。もっともカートゥーンの場合は、キャラクターの初登場とか、あまり意識しなくても大丈夫な話が多いんですけど、でも「ビリマン」は、結構キャラクターを大事にしている印象が強いので、出きればその辺りを忠実にしていただきたかったのですが・・。

「死ぬなスタマック!」
(原題:Gutless)

(あらすじ)
ある朝ヘクターが目覚めると、なにやらスタマックの調子がおかしい。ガストリーの話では、「ベイパーズウイルス」にやられてしまったのでは?との事。

ヘクターはスタマックを置き、ボスコフと共にウイルスの発信源であるイギリスに攻め込む。だがしかし途中でどうにもスタマックの事が心配になってきてしまった・・・。


(解説)
珍しくスタマックが主役の話であります。そもそもスタマックは、ヘクターの「胃腸」であるくせに、何故か自由意志を持ち、言葉も喋るという、奇妙奇天烈なキャラクターであります。

だがしかしたとえ胃腸であっても、自分の体には変わりありません。そんなスタマックを思いやる、ヘクターとボスコフが今日の最大の見所でしょう・・・。

ところで最近「爆発オチ」が多くなぁい(笑)?

「魔法学校の夏」
(原題:Toadblatt's School of Sorcery)

(あらすじ)
今日から楽しい夏休み!・・・のはずなのだが、ビリーもマンディも行きたくないサマーキャンプのせいで、すっかり憂鬱気分。そこでグリムは二人をトードブラットの魔法学校のサマーキャンプへと招待する。

魔法学校についた二人はクラス分けをされ、「ウィーゼルスロープ」というクラスへ。

ところが校長のトードブラットは、もう一つのクラス「ガンダースタンク」をひいきし、「ウィーゼルロープ」を敵視していた。そこでビリーとマンディは、同級生のナイジェル・プランターと共謀し、「ガンダースタンク」を貶める妨害工作を始めるのだった・・・。


(解説)
ええ〜っと・・・いいのか、この話(笑)??(まさかいないとは思うけど)分からない人のために解説しますと、今回は 某有名ベストセラー(映画にもなった)が元ネタ・・・つーか、そのまんま(笑)。原作を読んだ人や、映画を見た人なら、面白さ倍増でしょう。

そんなわけで今回の見所は、やはり魔法学校でしょうか?やはりこうした魔法などには、どうしても憧れてしまいますからね〜。もっともビリーとマンディが嫌がらせをしなければですが・・・。


第20話 「エリスの受難」
(原題:Creating Chaos)

(初放送 2003.9.26)

(あらすじ)
マンディとグリムは釣りに来ていた。だがしかし無理矢理ついてきたビリーは退屈でたまらない。

そこへあのエリスが現れる。彼女は父親に黄金のリンゴを使う事を禁じられていたのだが、自分で使う代わりにビリーに黄金のリンゴを使わせ、混乱を巻き起こそうと企んでいたのだった。

退屈だったビリーは、喜んでエリスについていく。でもちょっと待って。リンゴを使う前にやらなきゃならない事があるんだ・・・。


(解説)
久々のエリス登場!・・・なんですが、実は今回の真の主役はビリー。ビリーのおバカには、さすがのエリスも・・・?

そんなわけで今回の見所は、ビリーのおバカっぷり。心行くまで堪能してください。

「カレッジ親子」
(原題:Max Courage!)

(あらすじ)
バニーアイランドに、科学者のカレッジ博士とその息子たちがやってきた。かつての友人、ガストリーに会うためだ。

だがしかしこれは罠であった。ガストリーは、戦争マシンを作るための手助けとして、カレッジ博士を呼んだのであった。当然カレッジ博士は一度は拒否するのだが、ヘクターの企みにより、マシンの製作を手伝うことに・・・。

さらに息子のマックスとリックも牢獄に捕らえられてしまった!どうするカレッジ一家・・・?


(解説)
今回登場のカレッジ親子、音楽で気付いた方もいらっしゃると思いますが、同じハンナ・バーベラ製作の「JQ」のパロディです(笑)。そういえば、マックスの服装とか、そのまんま・・・。

さらに「カレッジ」は英語では「Courage」。そう「おくびょうなカーレッジくん」と同じなのです。そのせいでしょうか、今回のタイトル画面が「おくびょうなカーレッジくん」のパロディにもなっています。

さて今回の見所ですが、やはりタイトルにもなっているカレッジ親子でしょうか?「JQ」を彷彿とさせるその活躍がなんとも言えません。

個人的には、長男のリックが可哀想で可哀想で(笑)。何故にあそこまで父親に無視されなければいけないのか(笑)??

「スター グリム」
(原題:The Grim Show)

(あらすじ)
グリムのお気に入りの番組、「アトロシアのミッドナイトホラームービーショー」が打ち切りになってしまう。怒り心頭のグリムは、テレビ局に抗議に出向いた。

魔力を使い、プロデューサー達を懲らしめるグリム。ところがその様子がテレビ中継されてしまい、何故かグリムは人気者となってしまう。そしてグリムはとうとう自分の番組を持つようになってしまった!

すっかり人気者となったグリムは、マンディの言いつけすら無視する始末。その態度にとうとうマンディがぶち切れた!


(解説)
いつの間に、家の前にテレビ局が出来たのか?というのは置いておいて・・・(笑)。やはり今回の見所は、スターとなったグリムでしょうか?常日頃、マンディに抑圧されている反動なのか、実に楽しそう。もっともそれもマンディによって奪われてしまうのですが・・・。

今回出てきた「アトロシア」の元ネタは こちら。やはりB級ホラー映画番組の司会進行をしていたようです(笑)。