ビリー&マンディ全話ガイド8



第29話 「ビックリ!タイムスリップ!!」
(原題:Test of Time)

(初放送 2006.6.15)

(あらすじ)
学校で歴史の宿題が出たのだが、ビリーはすっかり忘れてしまっている。このままだと大ピンチ!

そこで例によってグリムに泣きついたビリーは、グリムから時間を自由に操れる「超時空リモコン」を借りる。これがあれば、ゆうべに戻って宿題をする事も可能なのだ。

しかしそれを知ったマンディは、直接歴史を見に行く事に。そしてビリーは原始時代へと行こうとするのだが…。
(解説)
カートゥーンでは定番のタイムマシンネタも、ビリマンでやるとこんなにも狂ってしまう、というわけですね。そんなわけでビリマン流の、色んな時代の描写が見所。でも未来のシーンでは、相変わらず「ジェットソン」のSEが使われているのが、いかにもカートゥーンな感じ。

そしてこのオチ、えーとこれは大団円なのかー??まあ違うわな。
「バイキングは最高」
(原題:A Kick in the Asgard)

(あらすじ)
静電気で遊んでいたビリーは、グリムの鎌に電気を通してしまった事で「あの世」へと行ってしまう。そしてそれと入れ替わるように、一人のバイキングがこちらの世界にやってくる。

一方ビリーは、バイキング達の住む「バルハラ」へとやって来ていた。ビリーはそこでバイキングとして暮らす事になるのだが?
(解説)
こちらも定番、北欧神話ネタ。オーディーンやロキ、トールなどの北欧神話の神様達が出てきますね。ビリーがすっかりバイキング世界に馴染んでしまっているのが、さすがと言うべきなのか。

一方ビリーと入れ替わりにやってきたバイキングですが…ビリーのパパとママ、どちらも気付いてないのがいかにもカートゥーンらしいですね。まあ実際似たようなもんだし。

さて今回、エンディングにちょっとした仕掛けが。終わってもすぐチャンネルを変えないで!

第30話 「みんな ヤラれる!!」
(原題:Attack of the Clowns)

(初放送 2006.6.16)

(あらすじ)
ビリーは実はピエロ恐怖症。今日もピエロの夢を見て、オネショしてしまった。しかも学校では、ピエロ嫌いが高じて騒ぎ出す始末。

とうとう辛抱たまらなくなったマンディは、グリムを使ってビリーのピエロ恐怖症を治す事に。果たして治療は上手く行くのだろうか?
(解説)
というわけで、実はビリーはピエロ恐怖症だったわけですが…いや実際ピエロって怖いですよね?かくいう私も、子供の頃はピエロとかかなり怖かったんですが。特にマクドナルドのドナルドとか。なんというのかな、常に笑顔なのが怖い。しかも顔が真っ白なわけだし。でやっぱりピエロに恐怖を抱く人って、結構多いみたいですね。なので今回のビリーに共感を覚えた人も結構いるのでは?

まあそんなわけで、今回の見所はピエロに扮したマンディでしょうか?しかしマンディって、結構ビリーのためを思って行動してるんですよねえ。そしてグリムが命を与えたピエロの被り物がまた怖い…!正にホラー映画?

ちなみに本作は、アニー賞の「最優秀ディレクター・テレビアニメ部門」を受賞している。
「黄金のリンゴ」
(原題:Complete and Utter Chaos!)

(あらすじ)
いたずら大好き女神エリスが、災いをもたらす「黄金のリンゴ」をグリムに預ける。どうやらもういたずらは止めたようだ。

しかしそのリンゴは勝手に動き出し、ビリーの手に。それを阻止せんとするグリム、そして黄金のリンゴの魅力に囚われたマンディの三人による、リンゴ争奪戦が始まった…!
(解説)
久々登場のエリス。彼女はいるだけで騒動の元なのですが、その彼女が黄金のリンゴを他人に預けるなんて、もう陰謀のニオイがプンプンと(笑)。そんなわけで三人のリンゴ争奪戦が見所。ああ、狂ったアニメだなあ、本当。

第31話 「世界に一人だけのビリー」
(原題:Whatever Happened to Billy Whatsisname? )

(初放送 2006.6.17)

(あらすじ)
ふとした事からマンディを怒らせてしまったビリー。怒ったマンディは、もうビリーなんか必要無い、と言い出し、ビリーの代わりを見つけ出す。

ビリーの代わりとなったボビーは、マンディ、グリムの親友となる。それを見て悔しがるビリー。だがボビーはマンディ、グリムだけで無く、ビリーの家族もビリーから取り上げようとしていたのだ…。
(解説)
自分の代わりが出来、気が付けばその彼にどんどんと居場所を乗っ取られてしまう…という、良く考えるととても恐ろしいお話なんですが、ビリマンなのでその辺りは実に笑えるように処理されている辺りが絶妙。それにしても、やはり自分の居場所が無くなってしまう、というのは恐ろしい物ですね。

しかし何故にビリーは、そんなにまでしてマンディの親友であろうとするのか?また「第二のビリー募集」に、なんであんなにいっぱいの人が集まったのか?その辺り、マンディには強烈なカリスマとでも言うべき物が存在しているのでしょうね。深く追求するとヤバそうなので、このくらいにしておきますが(笑)。
「スパーグのにきび」
(原題:Just the Two of Pus)

(あらすじ)
いじめっ子スパーグの顔がニキビだらけになってしまう。立ち寄ったシャーマン皮膚科では、グリムの骨を顔にこすりつければ治る、と言われるスパーグ。

そこでスパーグは、ビリー、グリムに近づき、なんとか骨を奪おうとするために、二人と一緒に遊ぶ事となった…。
(解説)
いじめっ子スパーグが主役の回。ニキビを直そうと、ビリーとグリムの理不尽な遊びに付き合うのが見所です。

しかしいつも思うんだけど、カートゥーンの「おでき」ネタはかなりつらい。見ていてエグい。こういう話、日本じゃまずやらないよなあ、という所に文化の違いなどを感じたりするわけです。

第32話 「チョコレート・セーラー」
(原題:Chocolate Sailor)

(初放送 2006.6.18)

(あらすじ)
グリムがくれたマンガ雑誌を読みふけるビリー。と、そこに載っていた「チョコレート・セーラー」の広告に目が留まる。つまりはチョコレートを売って、お金儲けできるというヤツだ。

そこでビリーは早速、チョコレート・セーラーに注文。しかしついついそのチョコレートを食べてしまう!そしてそのチョコを食べすぎて…とうとうビリーはチョコレートになってしまった!
(解説)
カートゥーンでチョコレートを売りつける、と言えばやはりガールスカウトのクッキー売りが思い出されますが、今回はそれの亜流なのでしょうか。それとも実際に似たような広告があるのでしょうか。その辺りはちょっと謎。

とにかく見所はチョコになってしまうビリー。あんまりチョコが美味しくて、とうとう自分の体まで…アタタタ。
「歯の妖精」
(原題:The Good, the Bad & the Toothless)

(あらすじ)
乳歯が抜けそうなビリー。これで歯の妖精からお金がもらえる!と喜んでいたのだが、スパーグのせいで、せっかくの歯を下水に落としてしまう…。

そしてビリーは夢を見る。ここは西部開拓時代。ビリーの歯を盗んだスパーグを追うべく、カウボーイのグリムとマンディが立ち上がった!
(解説)
「歯の妖精」ネタも、カートゥーンでは定番中の定番ですね。でも日本にはまだまだ馴染みが無いんですよね。

どういうわけか後半は西部開拓時代に。西部で(いつも通りに)活躍する三人が今日の見所。そしてオチは、ちょっと上手いかな。