ビリー&マンディ全話ガイド7



第25話 「一日死神」
(原題:Grim For A Day)

(初放送 2003.10.10)

(あらすじ)
一晩中仕事で疲れ果てているグリム。ひょんな事から、ビリーと「子供と死神のどっちが大変か?」という事で言い合いになる。

そこでマンディの提案で、今日一日ビリーは死神、グリムは子供とお互いの立場を入れ替える事に。

ところが立場だけでなく、お互いの体も入れ替わり始めてしまったのだった・・・!


(解説)
・・・というわけで、今回よりグリムパートオンリー(?)となっています。なんでオープニングとエンディングが変わりましたね。かなりかっこよくなった?

「子供と大人のどっちが大変か、入れ替わってみよう!」てな話は比較的多く見るんですが、今回は「子供と死神」です。まあその辺りが「ビリー&マンディ」らしくていいんですが(笑)。

見所は、子供として過ごす事になったグリム。まあ嬉しそうな事!日頃、余程抑圧されているんでしょうねえ・・・。

「シスターグリム」
(原題:Sister Grim)

(あらすじ)
ビリーの遊びのせいで、とんでもなく遠くまで吹き飛ばされてしまったグリム。更に落下の際に頭に白ペンキの缶がはまってしまったせいで、シスタービッグママと間違われてしまう。

するとシスターグリムを慕う子供達がやって来て、グリムとの共同生活が始まった!


(解説)
死神とシスター。本編でも言われていますが、ある意味「対極の存在」です。でもそれがどういうわけか入れ替わってしまった・・・。これが今回の大きなポイントですね。

見所は、シスターグリムを慕ってくる子供達。なんかすごいぞ、この子らは(笑)。

しかし子供達と遊んでいる時のグリムは、本当に嬉しそう。普段、余程抑圧されているんでしょうね〜(笑)。

「命の砂時計」
(原題:Halls of Time)
 
(あらすじ)
グリムのせいで、社会見学に行き損ねたビリーとアーウィン。マンディはグリムに代わりにどこかへ連れて行くよう命令。

そこでグリムは一行を「時の館」へと連れて行く。そこは、時間が生まれてから今までの全ての時間が記録されている場所・・・。

ところがビリーとアーウィンが人間の命をつかさどる「命の砂時計」をイタズラし始めてしまった・・・。


(解説)
人の命をつかさどるのは、日本では良くロウソクに例えられますが、西洋では砂時計に例えられるのでしょうか?まあとにかく「砂時計」である事が今回のキーポイントであります。

見所は、やはりビリーとアーウィンのいたずらによって、命をもてあそばれる人達でしょうか?ビリーのパパのみならず、何やらスタッフらしき人物も・・・?

ところで今回何故かグリムの鎌を、時の館の管理人が持っています。それとも別物?


第26話 「ハロウィン妖怪物語」
(原題:Billy and Mandy's Jacked Up Halloween)

(初放送 2004.1.23)

(あらすじ)
今日は楽しいハロウィン。ビリーとマンディはグリムを従え街へ出向き、お菓子を求めいたずらを繰り返す。しかしどうしてハロウィンにいたずらをするのかが解らないビリーに対し、グリムがそのいきさつを話し始める・・・。

かつてこのエンズビルには、「ジャック」と言う名の一人の男がいた。彼は物凄いイタズラ者で、街の人々は彼のイタズラに手を焼いていた。困った街の人々は、ジャックをイタズラに嵌める事にする。だがしかしそれが原因で、ジャックは命を落とす事になってしまった・・・。
そこへ現れたのがグリム。グリムはジャックの魂を持ち帰ろうとするのだが、ふとしたはずみから、自分の「鎌」を盗まれてしまう。そこで「鎌」と引き換えにジャックに「永遠の命」を与えるグリムだったが、グリムはジャックの首を撥ねてしまう。
こうして首に代わりのカボチャを乗せたジャックは、毎年ハロウィンになると街へと出てきていたずらを繰り返すのだった。

話も終わり、またお菓子を求めて繰り出す一行。ところがビリーが、そのジャックの家に行ってしまう!ジャックはビリーからグリムの鎌を取り上げると、地底世界から霊魂を呼び寄せ、自らの子分の大量のカボチャモンスターを生み出す。そうしてジャックはエンズビルを混乱に陥れ、そしてグリムを捕らえると、復讐を企むのだった。

グリムをピンチから救い出そうとするビリーとマンディ。果たして二人はグリムを救い出せるのだろうか?


(解説)
今回のお話は30分と長編です。それはこの話がもともと「ハロウィンスペシャル」として制作された物だからです。この辺りの事については、また後ほどお話したいと思います。

さて今回登場する「ジャック・オ・ランタン」については、こちらのページを参照していただければ解るように、ハロウィンの時に見るカボチャの提灯の事です。その由来については、もちろんグリムとは関係無いのですが、先ほどのページを見る限りでは、やはり「悪魔との取引」が重要なポイントになっているようですね。

今回の見所は、まずはジャック・オ・ランタンのキャラクター。カボチャの顔でありながら、実に豊かな表情を見せてくれます。そして彼の子分が誕生するシーンでは、やはりCGを巧みに使用し、迫力あるシーンが完成していると言っていいんでしょう。良く見るとカボチャ達が一匹ずつ違ったデザインになっていて、そういう所が見ていてとても楽しいですよね。

もう一つの見所が、ハロウィンらしいビリー達の仮装。ビリーは死神、マンディはハムレットの仮装をするのですが、今回珍しくマンディが顔を赤らめるシーンがあります。さすがのマンディも恥ずかしいのでしょうか?

そして今回大活躍するのがアーウィン!その仮装はもとより、最後グリムのピンチに大奮闘?まさに今回のMVPと言ってもいいでしょう。

(2004.1.25追記)
ちなみにアーウィンが仮装した「お人形さん」ですが、元ネタはボーピープと言って、マザーグースに関連深い物です。
(情報提供:massangeanaさん)

さて今回のこのお話、日本での放送の際、最初の一回目では放送されずに、二回目のループの時に始めて放送されました。一体何故なのでしょう?似たような例では「おくびょうなカーレッジくん」の「あんぽんタータン」というお話が、「世界情勢を鑑みて」という理由で、放送されなかった事がありました。その際には作品内に「戦争」を意識させる描写があり、またイラク戦争の時期とも重なっていたため、そのような配慮が取られたのだと思われますが、今回のお話では、別にそのような「戦争」を意識させるような描写はありません。むしろ普段の「ビリー&マンディ」の方が、よっぽど過激なくらいです。

以下は想像になってしまうのですが、この話は本来2003年のハロウィンにて公開される予定だったのでは無いでしょうか(「ビリマン」一回目のループの最後が、2003年10月10日)?だけどそれがなんらかの理由で実現せず、結局二回目のループにて初めて放送された・・・のだと思います。まぁあくまでも「想像」なんですが・・・。


第27話 「キャプテン・スペース・ビリー」
(原題:Super Zero)

(初放送 2006.6.13)

(あらすじ)
テレビCMのヒーロー、キャプテン・スペース・ヘファーに憧れるビリーは、グリムに頼んで、スーパーヒーローにしてもらった。

喜び勇んで宇宙へ飛び立つビリー。だがしかし肝心の「悪の帝国」がどこにもいない!
(解説)
・・・というわけで、日本では実に二年半ぶりの新作。いやあ待たされたもんだ。

で今回は完全にビリーが主役。ビリーがヒーローになると、こんなに大迷惑ってなわけです。星が一つヨーグルトまみれに…。
ところでビリーのパパが、ビリーに負けず劣らずおバカになっていたんだけど、パパってこんなキャラだったかなあ?もう少し常識人だったような気がするんだが。
「ケダモノの仮面」
(原題:Sickly Sweet)

(あらすじ)
ビリーとグリムは、マンディに呪われた「ケダモノの仮面」をつける事に。この仮面をつけていて悪い事をすると、どんどんケダモノになってしまうという品だ。二人はこれで、マンディを礼儀正しいいい子にしようと企んでいるのだ。

だがしかし当のマンディが、そんなに素直に「いい子」になるわけも無く、どんどんとケダモノ化していくのだ…。
(解説)
今度のお話は、マンディが主役。ビリーもグリムも、さすがにマンディには手を焼いているようですね。そんな二人の作戦は、果たして上手く行くのでしょうか?そんなマンディが今日の見所なのであります。

第28話 「毛が生えてきた!」
(原題:Bearded Billy)

(初放送 2006.6.14)

(あらすじ)
「ヒゲが生えるとモテモテになる!」と、ヒゲに憧れるビリー。そこでグリムは魔法を使って、ヘアトニックを強烈な育毛剤にしてやった。しかしビリーは、それを全身につけてしまい、雪男のような姿になってしまう。

噂はたちどころに広まり、ビリーは雪男として追われる事に。さらに雪男を捕まえようと、あのホス・デルガドまで現れた…!
(解説)
「ヒゲが欲しい!」というネタは「デクスターズラボ」でもあったような気がするけど、ビリマンがやるとこういう展開になるわけですね、なるほど。

というわけで今回の見所は、久々登場のホス・デルガド。しかしすっかりボケが進行してしまったのか、マンディ達の事を覚えていない様子。ダメだこりゃ。
「強さのヒミツ」
(原題:The Nerve)

(あらすじ)
なんでマンディはあんなに強いのか?ビリーの問いにマンディは「神経が太いから」と答える。そこでビリーは、グリムの力を借りてマンディの頭の中に入り、神経を奪い取る!

おかげでビリーは強くなり、マンディはおとなしくなった。果たして二人はこのままなのだろうか?
(解説)
今回は珍しく、おとなしいマンディが見られます。だがしかしマンディがそんなにおとなしくしていられるのでしょうか?

今回は神経のキャラクターがいい感じになってますね。春巻きにつられるとは…。