第26話 | 「ハロウィン妖怪物語」 (原題:Billy and Mandy's Jacked Up Halloween) (初放送 2004.1.23) (あらすじ) 今日は楽しいハロウィン。ビリーとマンディはグリムを従え街へ出向き、お菓子を求めいたずらを繰り返す。しかしどうしてハロウィンにいたずらをするのかが解らないビリーに対し、グリムがそのいきさつを話し始める・・・。 かつてこのエンズビルには、「ジャック」と言う名の一人の男がいた。彼は物凄いイタズラ者で、街の人々は彼のイタズラに手を焼いていた。困った街の人々は、ジャックをイタズラに嵌める事にする。だがしかしそれが原因で、ジャックは命を落とす事になってしまった・・・。 話も終わり、またお菓子を求めて繰り出す一行。ところがビリーが、そのジャックの家に行ってしまう!ジャックはビリーからグリムの鎌を取り上げると、地底世界から霊魂を呼び寄せ、自らの子分の大量のカボチャモンスターを生み出す。そうしてジャックはエンズビルを混乱に陥れ、そしてグリムを捕らえると、復讐を企むのだった。 グリムをピンチから救い出そうとするビリーとマンディ。果たして二人はグリムを救い出せるのだろうか? (解説) 今回のお話は30分と長編です。それはこの話がもともと「ハロウィンスペシャル」として制作された物だからです。この辺りの事については、また後ほどお話したいと思います。 さて今回登場する「ジャック・オ・ランタン」については、こちらのページを参照していただければ解るように、ハロウィンの時に見るカボチャの提灯の事です。その由来については、もちろんグリムとは関係無いのですが、先ほどのページを見る限りでは、やはり「悪魔との取引」が重要なポイントになっているようですね。 今回の見所は、まずはジャック・オ・ランタンのキャラクター。カボチャの顔でありながら、実に豊かな表情を見せてくれます。そして彼の子分が誕生するシーンでは、やはりCGを巧みに使用し、迫力あるシーンが完成していると言っていいんでしょう。良く見るとカボチャ達が一匹ずつ違ったデザインになっていて、そういう所が見ていてとても楽しいですよね。 もう一つの見所が、ハロウィンらしいビリー達の仮装。ビリーは死神、マンディはハムレットの仮装をするのですが、今回珍しくマンディが顔を赤らめるシーンがあります。さすがのマンディも恥ずかしいのでしょうか? そして今回大活躍するのがアーウィン!その仮装はもとより、最後グリムのピンチに大奮闘?まさに今回のMVPと言ってもいいでしょう。 (2004.1.25追記) さて今回のこのお話、日本での放送の際、最初の一回目では放送されずに、二回目のループの時に始めて放送されました。一体何故なのでしょう?似たような例では「おくびょうなカーレッジくん」の「あんぽんタータン」というお話が、「世界情勢を鑑みて」という理由で、放送されなかった事がありました。その際には作品内に「戦争」を意識させる描写があり、またイラク戦争の時期とも重なっていたため、そのような配慮が取られたのだと思われますが、今回のお話では、別にそのような「戦争」を意識させるような描写はありません。むしろ普段の「ビリー&マンディ」の方が、よっぽど過激なくらいです。 以下は想像になってしまうのですが、この話は本来2003年のハロウィンにて公開される予定だったのでは無いでしょうか(「ビリマン」一回目のループの最後が、2003年10月10日)?だけどそれがなんらかの理由で実現せず、結局二回目のループにて初めて放送された・・・のだと思います。まぁあくまでも「想像」なんですが・・・。 |