第18話 | 「ブレインのうた」 (原題:Brain's Song) (あらすじ) ブレインは世界征服のために、ピンキーに感情をコントロールさせる特訓をする事に。その特訓とは、ピンキーに悲惨で可哀想な映像を見せ、耐えさせるという物。しかし一緒にその映像を見ていたブレインもいつしか一緒になって泣いてしまっていた。 その事にヒントを得たブレインは、新たな世界征服計画を思いつく!とても可哀想な映画を作って人間に見せて、人間が泣いている内に世界征服をしようという物だった!そこで二匹は映画を製作するために、映画の都ハリウッドへと行くのだった。 しかし様々な俳優に出演交渉をするも、ことごとく断られる二匹。これでは計画が進まないのだが、ピンキーの一言で自分達が出演する事に決定! そしてとうとう映画の製作&テレビ放送が始まった。映画のタイトルはそう・・・「ブレインのうた」だ! (解説) なんかもうくだらなさ爆発!って回(笑)。冒頭でピンキーが見せられている悲惨で可哀想な映像もくだらないけど、肝心の「ブレインのうた」もかなりのくだらなさ(笑)。更に言ってしまえば、中盤でハリウッドに行くシーンが無くっても、物語が成立してしまう辺りがなんとも言えないですな(笑)。 そのハリウッドのシーンなのですけど、ここはおそらく知っている人が見れば、ゲラゲラ笑ってしまうシーンなんだろうなあ。有名な映画俳優とかがいっぱい出ているし、そしてまたそれをネタにしてしまっている。 ちなみにピンキーが頭陀袋と間違えたマイケル・ダグラスってのはこの人。 しかし唯一残念なのは、肝心の「ブレインのうた」の元ネタが解らない事。絶対ありそうなんですけどね・・・。ちなみに「メドーラーク・レモン」ってバスケットの選手は実在します(笑)。 (今日のお前も私と同じ考えか?) 思わず映画に感動してしまったブレイン。ピンキーに同意を求めるのですが・・・ 「だと思うけど、ハダカだよ。」 一体何を考えているんだ(笑)!! (明日は何があるんだっけ?) 「夜が明ければ明日は今日だ。世界征服を・・・あああああああ、ああ〜〜〜!」 こりゃ無理だね(笑)。 |
第19話 | 「ジャングルへようこそ」 (原題:Welcome to the Jungle) (あらすじ) ブレインの新しい世界征服計画は、マインドコントロールキャンドルを使って人間達を洗脳してしまおうという物。着々と準備を進めるブレイン。ところが!そこへ突然動物愛護団体の「おサルさん解放軍」が出現!ピンキーとブレインの二匹をおサルと勘違いし、大自然へ返そうと攫っていってしまう。 ジャングルの奥地に放される二匹。しかし文明の中で育ったブレインには、到底馴染める環境では無く、ただひたすら混乱するばかり。一方のピンキーはどういうわけか野生の本能に目覚め、ジャングル生活にすっかり馴染んでしまった。 二匹はなんとかしてラボへ戻ろうとする内に、とある集落に迷い込んでしまった。その集落にいたのは、なんと宿敵スノーボール!彼もジャングルへと連れてこられていたのだった。しかもスノーボールはその集落で王として君臨していたのだった。 果たして二匹は無事にラボへと戻れるのだろうか・・・? (解説) まあ人間もそうですけど、一旦便利な生活に慣れてしまうと、もう二度と元の生活には戻れないって事ですよね。それになんでもかんでも大自然のままがいいっていう物でも無いですからね。だってそうでしょう?自分は今更和式汲み取り式のトイレには入りたくないですよ(と主張する)!!・・・ええっと・・・まあ要するに、今回は今まで住んでいたラボとは全く違う環境のジャングルに連れてこられ、慌てふためくブレインが見所です。しかもピンキーが逆にジャングルに馴染んでしまっている、ってのがポイント。立場がいつもと逆になってしまってますよね(笑)。 そしてブレインがスノーボールとの対決を経て、ジャングルに順応していってしまう、ってのがまた面白い所。これが火事場のなんとやら?そのあげくがこのラスト。せっかく野生に目覚めたと言うのに・・・。ブレインにとっては、いい迷惑でしょうね(笑)。 劇中、ピンキーがしばしば口にする「ハクナ・マタタ」ってのはこれのパロディ。まあジャングル繋がりって事ですね(笑)。 冒頭の「おサルさん解放軍」ですけど、いますよね、こういう人達。自分達のやっている事が絶対の正義と信じて疑わない、ある意味一番危険な人達ですね〜。今回にしたって「おサルさんを解放する」という大義名分の元、ラボへ勝手に進入、破壊しているわけですから。「地獄への道は善意という名の石で敷き詰められている」という言葉もありますし。自分が正しいと思ったなら何をやってもいい、わけじゃないんですよ。まあでもこういったある意味「毒」の部分も「ピンブレ」の魅力の一つなのでしょう。 (今日のお前も私と同じ考えか?) ジャングルに来てカルチャーショックですっかりいつものペースを失ったブレイン。だから川で流れてきた箱を見て、「同じ考えかい?」と聞くのも、今回はピンキーの役目(笑)。なのでそれに答えるのはブレインなのです。 「箱を食うのか?」 それに答えるのは、もちろんピンキー。 「違うよ、イカダを作って・・・その後コイツを食べるのさ」 でもやっぱりピンキーはピンキーみたいですね(笑)。 (明日は何があるんだっけ?) 「夜が明ければ明日は今日だ。ア〜〜〜〜〜アア〜〜〜〜〜〜(世界征服を目指すのだ)!!!」 すっかり野生に目覚めたみたいです(笑)。 |
第20話 | 「シークレットパワー」 (原題:A Little Off The Top) (あらすじ) 怪力の英雄、サムソン。ブレインは彼の超パワーの秘密を手に入れ、自分も怪力になろうとしていた。そうすれば世界征服が出来るからだ。 なんとか彼の怪力の秘密を探ろうとするも、ことごとく失敗ばかり。果たして二匹はサムソンの怪力を手に入れる事が出来るのだろうか・・・? (解説) このサムソンの怪力の話、日本人にはイマイチ馴染みが薄いんですけど、聖書に出てくるお話です。こちらを参照していただければわかるんですが、「ロバの顎の骨」や「デリラ」と言った、今回の話にも登場する要素が出てきているのがわかります。 そういうわけで、今回の見所はサムソンのパワーの源を探ろうと奮闘する二匹(主にブレイン)でしょうか?だからデリラが言っているってのに・・・(笑)。 (今日のお前も私と同じ考えか?) サムソンのパワーの秘密が彼の「マント」にあるのでは?と思ったブレイン。ピンキーに同意を求めるのですが・・・ 「同じだと思うよ。だけどあのマント、オイラ好きだな〜。似合うと思うよ。」 まあマントに着目したのはいいんだけど・・・。 (明日は何があるんだっけ?) 「どの時代でもやる事は同じさ。世界征服を目指すんだよ!」 ま、今回は紀元前が舞台ですからね。 |
「誇大妄想カウンセリング」 (原題:Megalomaniacs Anonymous) (あらすじ) 毎日毎日世界征服の事ばかり企むブレイン。とうとうノイローゼになってしまった!なんだか体調も悪くなってしまっていた時、ふと見たテレビからカウンセリングへと行く事に。 カウンセリングに行き、ブレインはすっかり変わってしまった。もう世界征服なんか企むのはやめたのだ。これからは他人のために生きる事を決意するブレイン。その手始めに世界で最も悲惨な妄想依存者を治療しようと決意する。 そしてコンピューターがはじき出したその依存者とは・・・ピンキーだったのだ! (解説) てなわけで、これもカートゥーンには良くある「カウンセリング」のお話。でもまだまだ日本ではカウンセリングとかって一般化してないですよね・・・というか、あちらではどうなんでしょうか?その辺り良くわからないんですが・・・。 今回の見所は、実はブレインが受けたカウンセリングのシーン。ここにもどこかで見たような顔が・・・? (今日のお前も私と同じ考えか?) ノイローゼ気味でイライラしているブレインに対して・・・ 「同じだと思うよ。でも唾を吐くのはどうかと思う。」 こんな事言われりゃ、そりゃあいらつくわな(笑)。 (明日は何があるんだっけ?) 「夜が明ければ明日は今日だ。世界征服を目指すんだ!」 やっぱりいつもどおりが一番って事でしょうかね? |