ピンキー&ブレイン全話ガイド13



第49話 「大物芸能人 ピンキー&ブレイン」
(原題:You'll Never Eat Food Pellets In This Town, Again!)

(あらすじ)
今日も今日とて世界征服作戦を続けるピンキーとブレイン。今日は巨大な怪物、サイクロプスを作っての実行だ!

・・・ところが、それは実はテレビの番組。ピンキーとブレインの二匹は、その番組「ピンキー&ブレイン」に主演している、超売れっ子俳優だったのだ。

ところがここで番組の視聴率が下がってきてしまい、路線変更をせざるを得なくなってしまう。しかしその変更に納得のいかないブレインは、ピンキーと一緒に番組を降板してしまうのだった・・・。


(解説)
日本のアニメと違って、アメリカのカートゥーンではこのように「実はキャラクター達は、出演している役者にすぎなかった」というパターンが多く見られます。だから例えば番組中では仲の悪い二人が、私生活では仲がとても良くって・・・みたいな感じの、まあもちろんパロディとしてなんですけど、作品が見受けられる事があります。例を挙げれば「タイニートゥーン」とか、その系統でしょうね。それでまあ今回もその延長上にある作品でしょうね。

というわけで、今回の見所は「俳優」としてのピンキーとブレインの生活でしょうか?なんと言いますか、テレビ業界の裏側で実際に起こっている、一種どろどろとした人間模様が垣間見えるようで面白いですね。

そういえば、「ピンキー&ブレイン」の第2シーズン開始のCMにて、ブレインが自分を「実は俳優です」というシーンがあったと思うんですけど、それはこの話を受けての事なのでしょうか?だったらすごいな・・・。


(今日のお前も私と同じ考えか?)プラス(明日は何があるんだっけ?)
今回は珍しく両方とも無し。まあ厳密には「明日・・・」の方は、最初の部分でやってしまっているのですが・・・。

第50話 「くまのブーさん」
(原題:Brainie The Poo)

(あらすじ)
ここはアクメの森。ここにはとても賢い「くまのブーさん」と、ちょっぴりおバカな「ピンクレット」が、他の愉快な仲間たちと一緒に住んでいました。二人は今日も世界征服計画を練るのですが・・・?
(解説)
え〜っと・・・いいのか、この話(笑)?いや個人的には大好きなんですけどね。ところで今回の元ネタ解らない人います?一応解説しておくと・・・これです。ちなみにピンキーは・・・これ

というわけで、そのパロディっぷりを楽しめばいいでしょう。まあ有名な作品ですしね。でも基本はあくまでも「ピンキー&ブレイン」になっている、ってのは流石ですな(笑)。

他のキャラについても解説しておこっか〜。まずジャガーってのは当然これなんでしょうが、実はミック・ジャガーのパロディでもあるという高等技(笑)。いい加減引退すりゃあいいものを・・・。
それからロバのアルゴアはこれなんだけど、やはりジャガー同様にゴア元副大統領だったりするんですな(笑)!!
最後にクリストファーですけど、オリジナルはこの少年。それでどうやら今回のクリストファーにも元ネタがあると思うんですけど・・・残念ですが、ちょっとそれは突き止められませんでした。なわけで情報募集。

(2007.3.21追記)
掲示板へ寄せられた情報によりますと、どうやらクリストファー・ウォーケンが元ネタらしい、との事です。なるほど、確かに似ているかも…?


ちなみに今回のお話、「ディ○ニーチャンネル」が開局してしばらくの間は放送していなかった、という未確認情報がアリ。まあさすがにね〜。


(今日のお前も私と同じ考えか?)
「同じだと思うよ。でもピアーズ・プロズナンはピアスしてる?」
「デンマーク征服作戦」
(原題:Melancholy Brain)

(あらすじ)
ブレインは世界征服計画の手始めに、デンマークを征服しようとしていた。そこでデンマーク国王の息子である、ハムレットを利用しようと画策。実はハムレットの父の国王は自分の弟に殺され、今はその弟が王位を継いでいるのだった。

さらにハムレットが現王を告発するために書いた芝居を利用。はたして計画はうまく行くのだろうか・・・?


(解説)
生きるべきか、死すべきか、それが問題だ・・・。というわけで、今回はかの有名なお芝居「ハムレット」がモチーフです。原作はこの人、ウィリアム・シェイクスピアです。まあ一度は耳にした事はあるのでは無いでしょうか?

そういうわけで、今回の見所はやはり「ハムレット」のパロディでしょうか?その為、「ハムレット」を知らない人には、ちょっとつらいかも知れません。でもこれを機会に「ハムレット」に触れておくのもいいかも知れませんね。


(今日のお前も私と同じ考えか?)
「ピートロースは、いかなる名前で呼ばれても、汗くさいのでしょうか?」
(明日は何があるんだっけ?)
「夜が明ければ明日は今日だ。グローブ座征服を目指すのだ!」
ちなみに「グローブ座」ってのは、シェイクスピアに縁のある劇場です

第51話 「ブレインの休暇」
(原題:Brain's Night Off)

(あらすじ)
待ちに待った休暇がやってきた。今日だけは世界征服を忘れて、ゆっくりのんびり過ごす事を誓うブレイン。

早速ピンキーと一緒にレストランへ行くのだったが、そこの店員の態度に腹を立て、店を飛び出すブレイン。ところがそれを見ていた他の客達が、ブレインの行動を褒め称え、彼をリーダーにしたいと騒ぎ出すのだった。


(解説)
まあつまりあれですな、「世界征服」を狙っていても誰も賛同してはくれないのだけど、狙わずに行動した結果、大衆の支持を受けてしまったという・・・皮肉なもんです。そんなわけで、ブレインの休暇は果たして安らかなのでしょうか?それは本編を見ると解ります。
(今日のお前も私と同じ考えか?)
「だと思うよ。ホワイトハウスのゲストルームには、幽霊が出るんだっけ?」
なにやら出るみたいですね…
(明日は何があるんだっけ?)
「私が楽しめる唯一の事・・・世界征服を目指すのだ!」
「ビーチボーイ ブレイン」
(原題:Beach Blanket Brain)

(あらすじ)
1963年マリブ、ブレインはビーチに集う若者の支持を得るため、サーフィンをしていた。そうして自分に尊敬の念が集まるようになったら、彼ら若者に催眠効果のある日焼けどめオイルを配ろうというのだ。

ブレインは計画通りに若者達に受け入れられると、彼らのパーティーに招待された。果たしてブレインの計画は成功するのか?


(解説)
今回はサーファーネタ。全く、よくもまあネタが続くもんです・・・。ところで今回も元ネタがあるのでしょうが、見つかりませんでした。てなわけで情報募集します。

個人的に見所・・・というか聞き所は、ブレイン達の使う微妙に古い流行語でしょうか(笑)??いわゆる「死語」ってやつばかりですね。


(明日は何があるんだっけ?)
「夜が明ければ明日は今日だ。耳に入った砂を全部出して、それから世界征服を目指すのだ!」