ピンキー&ブレイン全話ガイド9



第33話 「ナーフこそはすべて」
(原題:All You Need Is Narf)

(あらすじ)
時に1967年。世間ではフィーブルズが大流行していた。だがブレインはそんな事一向にお構いなく、世界征服計画を立てていた。

だがしかし今回の計画にはサンダルルーフという、インドにしか無い葉っぱが必要なのだ。さっそくインドへ行くピンキーとブレイン。だがそこでどういうわけかピンキーが「グル」として崇め奉られてしまうようになってしまったのだ!


(解説)
「グル」とはヒンドゥー教の導師の事で、まあ要するにエライ人の事です。そんな人にピンキーが間違えられてしまって・・・という話なのですね、つまり。

また今回登場する「フィーブルズ」というのは、今更説明の必要は無いと思いますが 「ビートルズ」が元ネタです。「ビートルズ」についての知識があると、今回はより一層楽しめますね(特にヨーヨー・ノーノーのくだり)。そういった意味では「パワーパフガールズ」の「ビート・オールズに会いたい」に近いかも知れませんね。


(今日のお前も私と同じ考えか?)
「同じだと思うよ。でも裸足で横断歩道を渡るのは危ないんじゃないの?」
(明日は何があるんだっけ?)
「流行を先取りしてどうするつもり?」
「先取りして若者のハートをガッチリ掴み、世界征服を目指すのだ!」
「(ピンキーの裏切り!?)」
(原題:Pinky's Plan)

(あらすじ)
今日はブレインの誕生日。だけど肝心のブレインは体力の衰えを気にして、エクササイズに励んでいる。一方のピンキーはブレインの誕生日パーティーを計画!そこに世界中の首脳陣を招待するのだった。

だがしかしブレインはそれをピンキーの裏切りと勘違い。自分に代わって世界征服を目指しているものと思ってしまう・・・。


(解説)
いつもブレインがあれこれと企んでいるわけですが、今回企むのはピンキー。だからこそブレインは勘違いしてしまったのですが・・・。

そんなわけで見所はブレインのために、あれこれ画策するピンキーでしょうか?しかし各国の首脳を呼んでパーティーを開くなんて・・・結構才能あるかも?

ところで今回のサブタイトルなのですが、本編では表記されないのですが、CN公式サイトの番組表では「ピンキーの裏切り!?」と表記されていましたので、暫定的にそれを使用します。


(明日は何があるんだっけ?)
「年が明ければ来年は今年だ。世界征服を目指すのだ!」

第34話 「ブレイン農場」
(原題:Brain Acres)

(あらすじ)
ブレインは野菜に命を吹き込み、兵隊として利用し世界征服を企む。実験でニンジンのモーリスを生み出し、早速他の野菜にも命を・・・と思ったが、肝心の野菜が小さく、人間たちが気付かないのであった。

そこでブレインは植物を巨大化させる肥料を開発。そして農場を買い取ると、そこで野菜を作り始めるのだった。

ところがカウンティーフェアでの品評会一番を狙った、隣のブルーリボン農場の連中がブレインの育てた野菜を全て奪っていってしまった!ブレインは野菜を取り戻すためにフェアに向かうのだった。


(解説)
今回一番印象的なのは、ニンジンのモーリスでは無いでしょうか?ちっぽけなニンジンでありながら、その爛漫なキャラクターは非常に印象的であります。それだけでなく、ちょっと悲しいお別れも見せてくれる辺りがまた何とも言えません。

そういえば、今回も歌がありますね。最近やたらと歌が多いな〜?


(今日のお前も私と同じ考えか?)
「同じだと思うよ。マウスの複数形がマイスなら、スパイスの単数形は何なの?」
(明日は何があるんだっけ?)
「夜が明ければ明日は今日だ。世界征服を目指すのだ!」

第35話 「暴かれた陰謀」
(原題:The Pinky Protocol)

(あらすじ)
ピンキーとブレインの世界征服計画を見ていた者がいた。彼は映画監督のガリバー・スローン。彼はブレインが世界征服計画を企んでいる事に気付き、更に世間に流布している、ありとあらゆる陰謀の裏にブレインがいるのだと主張する。

そんな彼の事を快く思っていないブレイン。なんとか世間の自分達への注意を逸らそうと考え、逆に「陰謀」を利用する事を思いつく。

ブレインは早速テレビに出演し、実は陰謀に巻き込まれているのは自分たちの方であると主張。そしてその証拠として「ピンキー文書」を探すよう発言した。

さらにブレインは「ピンキー文書」を作成。その中に世界の支配者を自分にするよう書き加えておいた。果たしてブレインの計画はうまく行くのだろうか・・・?


(解説)
世の中にはどうにも疑い深い人ってのがいるもんでして、「そんな事は無い」と言っても「そんなはずは無い!」とやっきになって「裏側に存在するであろう物」を探そうとするもんです。有名な所では既出ですが、「ロズウェルのUFO事件」でしょうか?これも「政府の陰謀でUFOが隠されている」という事になっているようですが(笑)。まあ、そんなわけで今回はその「陰謀」に着目した話です。

おそらく今回は「ウォーターゲート事件」が元になっているのでしょうが、その「ウォーターゲート事件」というのは・・・こちらを参考にしてください。

ちなみに本編に出てくる「ガリバー・スローン」は、おそらくこの人が元ネタでしょうね(笑)。


(今日のお前も私と同じ考えか?)
「同じだと思うよ。グミの虫はマシュマロのヒヨコに食べられちゃうんだよね?」
(明日は何があるんだっけ?)
「夜が明ければ明日は今日だ。世界をジョイスから奪い返すのだ!」

第36話 「竜巻を追え!」
(原題:Brain Storm)

(あらすじ)
今日の計画は竜巻を操ろうという物。竜巻を思いのままに操れば、その強大なパワーの前に人間たちは跪くだろう。

二匹は早速竜巻を操るために必要なベルキマースーツを持ち、竜巻が良く発生するカンザスへとやってきた。ところが「竜巻キング」を名乗る男から執拗な嫌がらせを受けるのであった・・・。


(解説)
この作品はあれですよ、映画「ツイスター」のパロディですよ(笑)。牛が飛んでくる所なんざ、まるっきり同じですね!・・・っていうか、この「ツイスター」の映画、スピルバーグが製作総指揮じゃないのさ!!おいおい自分で自分をネタにしたってか(笑)??

そういうわけで竜巻とブレイン達の追いかけっこを楽しみましょう。でも今回はかなり惜しい所まで行ったんだけどな〜。


(明日は何があるんだっけ?)
「夜が明ければ明日は今日だ。オズの国を征服するのだ!」
そう言えば、「オズの魔法使い」も最初はカンザスが舞台でしたっけ。なるほど!だから今回ブリキ人形とカカシが出てくるんですね!!