第22話 | 「愛しのクローン」 (原題:Brinky) (あらすじ) ブレインの今日の世界征服計画は、ブレインのクローンを大量に生み出そうという物。ブレイン並みの天才ネズミが大量にいれば、世界征服も簡単だ!という理屈である。そしてブレインの細胞を使い、クローン第1号が生み出されるが、そのクローンにはピンキーの遺伝子も混じってしまっていた。 仕方なく二匹はそのクローンを育てる事に。ブレインによって「ローマン」と名づけられたその子は、ピンキーは「ロミー」と呼ぶのだが、すくすくと成長し、どうにか世界征服を手伝える位には大きくなった。しかしそんな生活に嫌気がさしたローマンはラボから家出してしまったのだ! (解説) なにかと話題のクローンネタであります。クローンてのは、「完全な複製」ではなく、厳密には「年の違う双子」なので、今回のように教育をする必要があります。そういった意味では、今回のクローンの捉え方は正しいのかな? 見所はなんと言っても、ロミーを育てる事により、はからずも夫婦のようになってしまったピンキーとブレインでしょうか?ピンキーはまんざらでも無い様子ですが(笑)。そして成長したロミーのブレインに対する反発。いわゆる「反抗期」ってやつですな。 そんなわけで、なんだか今回はちょっとしたホームドラマを見ているような感じですね。 (今日のお前も私と同じ考えか?) 行方不明のロミーが行きそうな所を考えるブレイン。ピンキーにも尋ねるのですが・・・ 「だと思うよ。でもピートローズ?奴は信用できないな〜。」 ピートローズって誰????? (2003.9.8追記) KOHさんの情報によりますと、ピートローズというのは元メジャーリーグの選手で、野球賭博疑惑による、永久追放がかけられた選手であります。なのでそれを受けてピンキーが「信用できない」と言っているのでしょう。詳しくは こちらを参照してください。ちなみにピートローズは、後に監督になったそうです。 (明日は何があるんだっけ?) 「夜が明ければ明日は今日だ。世界征服を目指すんだよ!」 |
第23話 | 「スーパー・ベビー」 (原題:Two Mice And A Baby) (あらすじ) ここは宇宙のとある星・・・。今この星は滅亡の危機に晒されていた。その時、一組の夫婦が自分達の子供をロケットに乗せ、脱出させるのだった・・・。 ところ変わってこちらは地球。ブレインは宇宙からのシグナルをキャッチ。宇宙のテクノロジーがいただける!と意気込んでそのシグナルを探しに来たが、そのシグナルの元の宇宙船んは赤ん坊しか乗っていなかった。 しかしその赤ん坊には不思議な超能力があったのだ!そこでブレインはその子を育て、世界征服の手助けをさせようとするのだった。 (解説) この話は・・・カートゥーンネットワークを見ている人ならお分かりですね。「スーパーマン」のパロディです。スーパーマンはケント夫妻に拾われる前に、ピンキーとブレインに拾われていたんですね(笑)。 そういうわけで今回の見所は赤ん坊、しかもスーパー赤ん坊の世話をする事となってしまった二人でしょう。特におむつの世話は・・・大変そう(笑)。 (今日のお前も私と同じ考えか?) 今回は無し!珍しい。 (明日は何があるんだっけ?) まずはアルバムを作って 「それから世界征服を目指すんだよ!」 |
「迷路」 (原題:The Maze) (あらすじ) 今日も今日とて人間達の実験で迷路の中に放り込まれる二匹。ブレインはもううんざりだ。しかしこの生活も今日でおさらば!今度の世界征服計画が実現すれば、二度とこんな思いはしなくて済む! 今度の世界征服計画、それは50億年に一回しか起きない、銀河系の全惑星が一直線に並ぶ、という現象を利用した物。その瞬間、全ての人間はバランスを失い、どんな指令でも聞くようになるのだ!その時間まであと27分・・・。 しかしその時、計画に必要な大事なチップを人間に取られてしまう!チップを取り返すため、迷路の中に入る二匹だったが、その迷路はホログラムを使ったバーチャル迷路だったのだ・・・! (解説) なんか自分が子供の頃にも騒いでいましたね、惑星直列。「大噴火が起きる!」だの「大地震だ!」とか言われていたけど、実際にはな〜んにも起きませんでしたが(笑)。 まあそういわけで、今回は迷路の中での二匹が最大の見所。ピンキーが意外な知恵を発揮します? そういえば、二匹って実験用ネズミだったんですよね。こうした実験風景が見れるのって結構珍しいかも?でもこの二匹じゃあ実験にならないよなあ。 (今日のお前も私と同じ考えか?) 「同じだと思うよ。でもスーパーマンのパンツはもらえないよ。」 スーパーマンネタはさっきやったばかりだって(笑)。 (明日は何があるんだっけ?) 「毎朝やっている事と同じだ。またあの迷路を歩くんだ!」 |
第24話 | 「ダムで世界征服」 (原題:Leave It To Beavers) (あらすじ) ブレインの進化実験でピンキーがビーバー語を話せるようになる。それに目をつけたブレインは、ビーバーに巨大なダムを作らせ、それを利用し街を水浸しにすると人間達を脅して、世界征服をしようと企む。 早速巨大なダムを作らせようとするのだが、ビーバーが思いのほか言う事を聞いてくれない。果たして計画はうまく行くのだろうか・・・? (解説) ビーバーがダムを作るのは有名ですけど、日本ではイマイチ馴染み薄い動物ですよね。でもアメリカでは結構親しみのある動物のようで、ビーバーネタはカートゥーンには結構多いですね。 そんなわけで、今回はワガママ放題のビーバーが見所。まあ所詮はビーバーなわけですからね・・・。 (今日のお前も私と同じ考えか?) ピンキーがビーバー語を話せるようになった事に気づいたブレイン。ピンキーに同意を求めるのですが・・・ 「同じだと思うよ。でもピックルス用のキュウリはガーキーでしょ?」 参考までに。 (明日は何があるんだっけ?) 「夜が明ければ明日は今日だ!世界征服を目指すんだ!」 でも何故かビーバー語で・・・? |
「喜劇王ブレイン」 (原題:Cinebrania) (あらすじ) エジソンが映画を発明した。ブレインはそれを利用して、自分が活躍する映画を撮影し、人間達を従わせようとする。 しかし完成した映画はピンキーのせいで喜劇映画になってしまっていた。ブレインは怒るのだったが、しかしどういうわけかそれが受けてしまって、二匹は喜劇王となり、映画スターへの道を歩むのだった。 (解説) おそらくこの作品はチャップリンとその作品を元ネタとしているんでしょうね。本編中に出てくる「ピエロが泣いた日」ってのは多分「ライムライト」が元でしょうし、「ブレイン皇帝」は完全に「独裁者」が元ネタでしょう。この「独裁者」を境に、チャップリンがコメディを撮らなくなった、ってエピソードからもそれをうかがう事が出来ます。そういえば、二匹がプロデューサーの下を去る時に、入れ替わりに入ってきた子供に対しピンキーが「キッド役ならいいんじゃない?」と言いますが、それはこれ「キッド」が元ネタでしょうなあ(笑)。 というわけで、今回は見ているだけで映画の歴史が解る!と言っても過言では無いのでは?と思います。映画好きなら、もう見ているだけで爆笑物のシーンの連続でしょう。 そしてこのオチは「世界征服を狙っているネズミ」のおかげで、「世界で一番有名なネズミ」が完成したってオチ(笑)。全く油断できませんな! (今日のお前も私と同じ考えか?) またもや無し!ですな。 (明日は何があるんだっけ?) 「夜が明ければ明日は今日だ!世界征服を目指すんだ!」 |