そんな時、セレブロがボストンでジーンのミュータントパワーを発見。なんとジーンは指輪を盗み、追ってきた警察をパワーで蹴散らすと、そのまま逃走したのであった。その様はまるで誰かにあやつられているようだった…。

その夜、ジーンが突然学園に戻ってきた。スコットはそれに気付くもジーンの能力で気を失ってしまう。さらに悪い事には、今度はカートまでいなくなってしまったのだ！

空港の監視カメラから二人がニューヨークにいると判明。スコットとウルヴァリンは早速ニューヨークに向かう。ジーンとカートはタウンシップ銀行の金庫室に侵入。またもや指輪を盗もうとしていたのだった。そこへウルヴァリン達が駆けつけるが、逆にやられると、ジェットをジーン達に奪われてしまう。

またもや学園に戻ってくるジーン達。今度はエバンとキティの二人を連れ去ってしまう。その際にジーンの精神に入りこんだ教授は何者かの「顔」を見る。それがサーカスの催眠術師のメスメロである事が判明するにはそう時間はかからなかった。

ジーン達は続いて東洋工芸品美術館へ侵入。三つ目の指輪、古代チベットの秘宝、を手に入れたのだった。

三つの指輪を持ち、サーカスへとやってくるジーン達。そこへウルヴァリン、サイクロップス、ローグ、ビースト、そしてエグゼビア教授が駆けつける！しかし相手は仲間なので、思ったように本気を出せないウルヴァリン達。しかも相手は本気を出してくるから手に負えない。

やっとの事でジーンを抑えるローグ。そこへ姿を現わすメスメロ！教授とメスメロの精神攻撃合戦が始まったが、軍配はメスメロに上がり、彼は指輪を手に入れるとどこかへ消えてしまった。そして後に残ったジーン達は、ようやく正気に戻るのであった。

実はメスメロも操られていたのだ。メスメロを操った主は、チベットの遺跡にて自分が閉じ込められている扉を開かせるために、指輪を集めさせていたのだ。残る扉はあと二つ。その二つの扉の鍵を手に入れるべく、その主は再びメスメロに命令するのであった。その声の主は「アポカリプス」…。

今回の見所と言えば、やはりメスメロに操られているとは言え、闘わなければならなくなったスコット達とジーン達でしょうか？気のせいか、ジーン達の方が操られている分、余計な感情が出ないため強いような気がします。

他のエピソードなどでは、X-MEN達とブラザーフッド達が協力して闘ったりもするのですが、それは逆に言えば、いつ味方が敵になってもおかしくないという事。そしてそういった事が頻繁に起きるのが、「X-MEN」という作品の魅力のひとつではないでしょうか？

ところで普通ありがちなジャパニメーションだと、スコットが「やめてくれ、ジーン！」とかなんとか言ってジーンを抱きしめたりすると、ジーンが正気に戻る、なんて展開になるんでしょうけど、そうはいかないのがカートゥーン（笑）。いやまあだからこそ自分はカートゥーンが好きなんですけどもね。

さて原作のメスメロなのですが、原作コミックではX-MENの古くからの敵の一人のようです。でもアポカリプスとはあまり関係無いみたいでして…？

ついでにデンジャールームで遊んでいた二期生の紹介もしますか（笑）。まずはマルチプル。原作でも彼は分身するのですが、困った事に分身がそれぞれ自我を持っているらしく、どうも自由に行動するらしい。あげくの果てに分身に本体が乗っ取られそうになったり、本体が死んでも分身は生き残って行動したりと、もう何がなにやら良くわからん（笑）！

それから…もう一人のバザーカーズなんですが…あかん！どっこ調べても原作の彼が見つからん！いや、いないはずは無いと思うのだけど…、もしかしてブンブン同様改名したのか？…というわけで、情報募集です（笑）。

（2003,5,1追記）
「X-MEN：Graymalkin」の管理人のコデラさんに「バザーカーズ」についてお聞きした所「原作コミックには、彼に相当するキャラクターは存在しない？」との事でした。なのでどうやら彼はアニメオリジナルのキャラクターという可能性が高くなってまいりました。しっかし、なんて地味なオリジナルキャラなんだろうか…（笑）？尚、情報については引き続き募集してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ベイヴィル高校ではダンスパーティーの話題で盛り上がっていた。キティはランスを誘い、スコットはちょっと油断したすきにタリンに誘われてしまい、結果としてジーンはダンカンと一緒にダンスパーティーへ行く事に。そしてカートもアマンダという女生徒に誘われるのだったが、自分の本当の姿がばれることを思うと、ついつい不安になってしまうのだった。

エグゼビア学園に戻ったカートは、自分がいつも通過している異次元にモンスターがいるという事を知り、ますます驚く。カートが襲われてしまわないように、今度の実験ではウルヴァリンも一緒にテレポートをする事になった。

案の定、異次元のモンスターはカート達を襲ってきた。なんとかその場は逃げられた物の、カートはテレポートに対し恐怖心を抱くようになってしまう。そしてウルヴァリンは異次元のモンスターがカートを追ってこの世界に現われないか、心配するのであった。

ダンスパーティーが始まった。それぞれにパーティーを楽しむ一同。カートもテレポートの事を忘れ、楽しむのだったが、その時相手のアマンダが思わぬ告白をする。なんと彼女はカートの「本当の姿」を知っているというのだ！

その頃、異次元のゲートからあのモンスター達が姿を現わす！デンジャールームに、そしてダンスパーティーの会場に！パニックに陥るパーティー会場。だがしかしスコット達の活躍でモンスターは撃退されるのであった。

一方カートはアマンダを助けるために彼女と一緒にテレポートをしてしまう。そして彼女に対し「本当の姿」を見せるカート。だがしかしアマンダはそんなカートを受け入れてくれるのであった…。

そんなわけで、今回の見所はカートの活躍！それしかないでしょう。モンスターに襲われたり、アマンダを救うために活躍したりと大忙しでありますね。

そんなマッコイをみかねて、キティがレッドウッド国立公園へ行く事を提案。そこでなら誰に気がねなく、ビーストも自由に野山を駆け巡る事が出来るからだ。かくしてビーストの野外学習が始まった。参加メンバーはキティ、エバン、アイスマン、サンスポット、ウルフズベーンだ。

大自然に囲まれた中での授業に生徒達も大はしゃぎ。だがしかしその頃、同じ公園内にビッグフットを探しに来ている一団がいたのだ。そしてそのメンバーはビーストの姿を偶然ビデオに収めると、ビーストこそがビッグフットなのではないか？とざわめきたつのであった。

その一団とハンターの罠にはまり、捕まってしまうビースト。しかしその中にいた博士だけは理解を示してくれて、隙を見てビーストを逃がしてくれるよう約束するのであった。同じ頃、生徒達はビーストを探すべく山の中を駆け巡るのだった。

折りからの雨の中、ハンター達はビーストを連れて下山しようとする。しかし土砂崩れに合い、川の中へ転落。さらに悪い事には鉄砲水に飲み込まれ、ビーストを閉じ込めたオリだけが流されてしまった！

そこへ駆けつけるキティ達。彼等の活躍でビーストは一命をとりとめる。だがビーストはさらに例の一団をも救うように指導するのであった。ビーストの指示を受け、一団を救うのだったが、例のハンター達はビーストを捕まえようとしてくる。逃げるビースト！

ハンター達はビーストを追い詰めるが、逆にエバンやアイスマン達に脅かされてしまい逃げ出す。その様子を見ていた博士は、彼等ミュータントに理解と関心を示すのであった。

帰りの飛行機の中、ビーストは自分に課せられた「使命」について考えるのだった。今回の野外学習で一番学んだのは、実はビーストだったのかも知れない…。

しかしあれですね、こうして見るとシーズン2は「人間に正体がばれた！」てな話が多いですよね。そしてそれでミュータントを受け入れる人間、受け入れない人間と様々な展開が待ち受けるわけです。まあやはりこの辺りがシリーズ通じての大きなテーマとなっているのでしょうね。

さて原作のウルフズベーンですが、やはり狼に変身する能力を備えていました。だけど一時期狼の姿のまま、人間に戻れなくなっていた事があったようで？

続いてサンスポットですが、こいつがまた金持ちの一人息子だったようで、わがままし放題だったらしいっす（笑）。しかも一時はメルトダウン（ブンブン）を巡るキヤノンボールとの三角関係なんざあったようでして…。もっとも彼はチームを離脱して、この関係はキヤノンボールに軍配！があがったようです。

だがしかしそのワンダがミスティークによりさらわれてしまった。ミスティークは久しぶりにブラザーフッドの寮に戻ると、タバサを追い出し新しくワンダをブラザーフッドのメンバーに加えるのだった。

その能力に相手にもならないブラザーフッド。しかもワンダはピエトロの双子の姉だったのだ！ワンダは幼い頃、父親により施設に収容され、ワンダはその事をひどく憎んでいたのだった。そしてその父親こそマグニートー！そうワンダもピエトロもマグニートーの子供だったのだ！

エグゼビア教授はセレブロでワンダを発見。ショッピングモールにブラザーフッドと共にいるのだ。そこで教授はX-MENに出動を命ずる。

ショッピングモールを舞台に繰り広げられるX-MENとブラザーフッドの死闘。ブラザーフッド自体はX-MEN達の敵ではないのだが、新兵器のスカーレットウィッチ（ワンダ）に対し、手も足も出ないX-MEN。とうとう逃げざるを得なくなる。

X-MEN達にとっては始めての敗北だった。果たして彼等はこの敗北をバネに大きく成長する事が出来るのだろうか…？

さてさて原作のスカーレットウィッチですが、もちろん当初は悪の側にいたのですが、その後どうやら正義の陣営にうつったようです。あのアベンジャーズの一員（？）だった事もあるようで…。まあとにかく強いですからね、彼女は…。

というわけで今回はX-MEN達にとっては始めての敗北なわけです。まさにこれをバネにいかに成長していくのかが見物なのですが…、これがどうやらただでは済まないみたい…？

それでここから後には強烈なネタバレがあるので、例によって読みたい人だけマウスで選択してください。
シーズン2の最終回、第30話で実はエグゼビア教授はミスティークの変装だった、ってのが判明します。でもそれっていつからなんでしょ？そう言えば、今回の冒頭でミスティークが「やり残した事がある」といって、施設の中に戻っていくシーンがあります。もしかしてこの時にミスティークは教授と入れ替わったのではないでしょうか？そう考えると、確かに今回の教授も少しおかしい所があるんですよね〜？