「アポカリプス 後編」
(原題:Dark Horizon (2))
(2004,8,21初放送)
(あらすじ)
遺跡の中に閉じ込められてしまったX-MEN達。石像の攻撃のせいで、離れ離れになってしまう。教授、マグニートー、ビーストは古代文字の書かれた部屋へと入り込む。そしてそこで彼らはアポカリプスについて驚愕の真実を知る事になる。
アポカリプスは元々は盗賊の子供として育てられた。だが自らの能力や様々な事件のせいで、人間達を支配しようという悪の道に目覚める事に。そしてラマ・トゥトと呼ばれる者がもたらした超テクノロジーをを使い、全人類をミュータント化しようと企んだ。だがすんでの所で謀反に遭い、そのまま封印されてしまったのだ。
一方X-MEN達は苦戦しながらも、それぞれの力を合わせる事で、なんとか合流する事に成功。教授達のいる部屋へと近づいていた。
その頃チベットでは、メスメロ、ミスティーク、ローグがいよいよアポカリプスを復活させようとしていた。だがそこへやってくるウルヴァリン、セイバートゥース、そしてガンビット。闘いが始まるもミスティーク、そしてローグの手によりとうとアポカリプスの封印が解けてしまった!
教授達は全員合流し、ラマ・トゥトの残した遺産を使い、チベットまで瞬間移動を果たす。だが時すでに遅く、アポカリプスはローグから今まで吸い取ったミュータント達のパワーを吸い取り、完全復活を果たす!その力の前には誰も、マグニートーですら歯が立たなかった。アポカリプスはそのままラマ・トゥトの遺産に乗り込むと、どこへともなく消えてしまう。そう、闘いはまだ始まったばかりなのだ…。
(解説)
いよいよアポカリプス復活の時なのです。ビーストによって語られるアポカリプスの過去などは、なかなかに見ごたえがあって面白いです。元々盗賊だった彼が果たして何ゆえにそこまで邪悪になったのか?
さてアポカリプスと言えば、原作コミックでもX-MEN達の最大の敵の一人であります。恐ろしいほどの長寿で、自分の思い通りに姿を変える事が出来る(もっぱら兵器など)という能力を持ち、そして人類に戦争の種をばらまき、それを観察して勝った方を支配しようとする、まさに「悪の中の悪」と言っていい存在でしょう。
ちなみに原作では、いわば「もしも?」の世界として、アポカリプスが全てを制服した世界、すなわち「パラレルワールド」が描かれております。これがいわゆる「エイジ・オブ・アポカリプス」と言われています。この作品の一番の魅力はなんと言っても、正義側だったX-MEN達が悪の側、つまりアポカリプス側につき、そして本来悪だったマグニートー達が正義の側となる、というまさに「パラレルワールド」ならではの展開でしょう。向こうでもかなりの人気を博したようです。
そんな人気キャラでもあるアポカリプスは、当然ゲームにも登場。「X-MEN VS ストリートファイター」「MARVEL SUPER HEROES VS ストリートファイター」ではラストボスとして登場しました。その能力を活かし巨大化。そして腕をドリルにして攻撃するなど、それまでの格闘ゲームの常識をことごとく覆してくれたのです。
さて今回もやはり前回同様に「共闘」がポイントですね。やはりサイクロップスとパイロが一緒に敵を倒す、なんてシチュエーションは正に燃える所でしょう。
(今日のツッコミX)
う〜ん、さすがに今日は突っ込む所は無いかな?強いて言えばウルヴァリンとセイバートゥースでしょうか?ある意味仲がいいようにも見えるんだよな…。 |