おくびょうなカーレッジくん全話ガイド6



第21話 「けっこう毛だらけ!」
(原題:Bad Hair Day)


(あらすじ)
フサフサ研究所という所では、実験のために血液型がABXYZ型の人間を求めていた。そしてなんとミュリエルがその血液型だったのだ!

研究所はあの手この手でとうとうミュリエルを捕まえる。怒ったユースタスとカーレッジが研究所に行ってみた所、出てきたのはなんとユースタスのママ!そう彼女がこの研究所の所長だったのだ。

ミュリエルなんかいない!との言葉に引き下がるユースタス。だがカーレッジは単独で研究所に侵入。そして研究所の恐るべき実態を見るのだった・・・!


(今日のゲスト)
ユースタスのママ、ヴィンダルー、研究所員、警備員、その他

(解説)
今回は髪の毛ネタ。ユースタスもユースタスのママも、いわゆるハゲですから、自ずと髪の毛ネタが多くなってくるようですね(笑)。

見所は、フサフサ研究所のギミックあれこれでしょうか?特に人工的に髪の毛を生やすあたり、実にカートゥーンらしいギミックに溢れていて、見ているだけでも楽しいですよね。最もやられている方は、いい迷惑なのですが・・・。


(今日のダジャレ)
今回は「髪の毛」という事で、やはり「髪」関係のダジャレが多いです。
噛み噛みしてる」
「結果はのみぞ知る」
「おヘアの研究」
ほども怪しくない」
技だ・・・」
「危機一
などなど。この中で注意しないといけないのは「危機一髪」でしょうか?実は「危機一発」では間違いになります。この際なんで、憶えておきましょう。
(今日のギャグ)
ヤブ医者ヴィンダルーが潜水艦のおもちゃを持って一言
「潜水艦は形が命です。」
これは 「人形の秀月」の雛人形のCMの
「人形は顔が命です。」
から来ているギャグですね。
「ハットする帽子」
(原題:The Forbidden Hat Of Gold)

(あらすじ)
ふとした事からユースタスは、兄のホルストが「黄金の帽子」を発見した事を知る。苦心の末にその場所の地図を見つけたユースタス。一人で「黄金の帽子」を探しに行こうとするが、ミュリエル達もついてくる事に。

着いたのはジャングルの奥深く。とうとう地図に載っていた洞窟を見つけるが、そこに置いてあった立て札には、「ここでは物を欲しがるな、見栄をはるな」と注意書きがしてあった。だがユースタスはそんな事を無視して、いよいよ洞窟へ入っていく。

洞窟の奥深く、ついに「黄金の帽子」を発見するユースタス。だがユースタスが帽子に触れた途端、洞窟が崩れ始めた!慌てて逃げ始める三人。

迷路のような洞窟をやっと抜けたと思ったら、今度はフード姿の修道士達に捕らえられてしまった。そしてなんとミュリエルが生け贄にされる事に!どうするカーレッジ?


(今日のゲスト)
フルツ博士、ホルスト、修道士達、石像、ネズミ
(解説)
今回はまさに大冒険編と行ってもいいでしょう。次から次へと迫り来る数々のトラップ、まさに「危機一髪」の連続であります。

特に洞窟の中のトラップは、パイ投げあり、ボクシンググローブありで、これまたカートゥーンらしい楽しいギミックがいっぱいですね。特に出口だと思ったら、実は「絵」だった、というのはこれまた実に古典的であります。

そして超巨大な石像相手にカーレッジはどうやって勝つのか?いやまさに自滅を誘ったわけですね。お見事!


(今日の必殺技)
出口だと思ったら絵だった!穴へ落ちていくカーレッジ達。そこで出たカーレッジの技は?
「カーレッジロープ!!」
即座にロープを出し、落ちるのから免れました。いやあ、つくづく便利な物を持っていますね。
(今日のアホ)
念願の黄金の帽子を手に入れたユースタス。と思ったら・・・
「このアホ帽子!」
まあ自業自得ですけどもね(笑)!

第22話 「カルメンをねらえ!」
(原題:Serpent Of The Evil River)


(あらすじ)
テレビで船旅のコマーシャルを見たミュリエルは、ユースタス、カーレッジ共々船での旅行に出かける。

ところがその船の船長シャーキーは、ミュリエル達を船員としてこき使うのだった。なにやらその船長には目的があるようだが・・・。

そして着いた所は「悪魔の川」。シャーキー船長はここに住む、大海ヘビの「カルメン」を釣り上げようとしていたのだ。

一度は竿にかかった物の、カルメンには逃げられ、肝心のエサが無くなってしまう。そこでシャーキー船長はミュリエルをエサにし、オペラの音楽でカルメンをおびき寄せようと企むのだった。

だがそれではミュリエルが危ないと、カーレッジは慌てるのだったが・・・。


(今日のゲスト)
シャーキー船長、カルメン
(解説)
今回は船の旅。でもこうして見ると、ミュリエル達って結構良く旅行していますよね。

今回登場するシャーキー船長は悪人ながら、実にいいキャラクターをしています。「よっしゃ!」が口癖なのですが、これがまた声優さんのアドリブの効果もあるのでしょう、実に楽しいキャラクターになっていますね。

見所としては、ミュリエルのマイペースぶりでしょうか?自分がヘビのエサにされるというのに、この落ち着きよう!いやはや恐れ入りますね。

「よみがえるカンガルー」
(原題:The Transplant)

(あらすじ)
農場の地底から、巨大な生物の骨が発掘された。調べてみた所、その骨は凶暴なカンガルーモンスターの骨。とても貴重な物らしい。

その骨を、フルツ博士達に高く売りつけようとしていたユースタスが屋根から落下してしまった!さっそくヴィンダルーの下で手術を受けさせるのだが、それには「骨」が必要。ヴィンダルーは、残っていたカンガルーモンスターの骨をユースタスに移植してしまう。

その夜、ユースタスはカンガルーモンスターに変化してしまった!ユースタスはミュリエルをさらうと、そのままどこかへ行ってしまった。

カンガルーモンスターに対抗する方法はただ一つ!カーレッジは自分にもカンガルーモンスターの骨を移植してもらい、自らもカンガルーモンスターに。

かくしてフランスはパリを舞台に、ユースタスカンガルーとカーレッジカンガルーの戦いが始まったのであった・・・。


(今日のゲスト)
カンガルーモンスター、フルツ博士、パソコン、ヴィンダルー、ル・クアック、その他

(解説)
モンスターの一部を身体に入れられてしまい、自分もモンスター化してしまうというのは、結構古典的な物語なんですが、それもカーレッジにかかってしまっては、カンガルーになってしまうという、これまた実にカートゥーンてな感じですよね。

というわけで今日の見所は、やはりパリを舞台にした、ユースタスとカーレッジの一大バトル!ところで途中で「エッフェル塔に二匹以上登ってはいけない!」というセリフがありましたけど、これは「デクスターズラボ」でも使われていましたけど、「キングコング」が元ネタのギャグですね。

今回こっそりとル・クアックが登場。彼はやはり普段はフランスに住んでいるんでしょうかね?


(今日のダジャレ)
今回は「骨」にちなんだダジャレがやはり多いですね。
なんですよ」
が折れる」
抜きに」
などなどでしょうかね?
(今日のビックリ!)
夜中に起きてしまったユースタスの様子を見に行くカーレッジ。なんとユースタスがモンスターに?・・・あれあれでもなかなか驚きませんね。まさに「時間差ビックリ」って所でしょうか(笑)?

第23

「いやーん!エイリアン」
(原題:Car Broke,Phone Yes)


(あらすじ)
ある夜、カーレッジが星を眺めていると、流れ星を発見。その流れ星は怪しい動きをした後、地球に落下してきた!

その直後、農場に怪しい訪問者がやってきた。彼はカーレッジを閉じ込めると、突然触手を延ばし、ミュリエルから「優しさ」を奪ってしまった!

「優しさ」を奪われたミュリエルはすっかりイジワルになってしまい、カーレッジにもイジワルをするようになる。カーレッジはミュリエルを元に戻そうと、さっきの怪しい男を追いかける。ところがその男は、宇宙人だったのだ!


(今日のゲスト)
宇宙人、宇宙人のボス

(解説)
久々の宇宙人ですね。でもカーレッジにはこうした宇宙人が良く出てきますよね。特に今回の宇宙人は、脳ミソがむき出しでタコのような外見をしているという、実に古典的な姿をしています。

さてこの宇宙人は、ミュリエルから「優しさ」を盗んでしまいます。さすがのミュリエルも「優しさ」を盗まれてしまっては、ユースタス同様にイジワルになってしまいます。でも見ていると、ユースタスをも手玉に取っている辺り、実は心の底ではかなりユースタスに対し、鬱憤がたまっているのかも・・・?


(今日のダジャレ)
電話を借りに来た宇宙人。そこで軽く電話ダジャレを連発。
デンワ急げ」
「誰も出んわ
まあ今となっては、軽いジャブですけどもね(笑)。

(今日のアホ)
今回は「優しさ」を失ったミュリエルが「アホ」連発!更に宇宙人のボスも「アホ」で対抗!
「アホ亭主」
「アホ惑星」
「アホ頭」
「アホ人間」
「アホタコ星人」
「アホ単細胞」
「アホ脳細胞」
もう「アホ」のオンパレードですよね。
「荒野のカーレッジ」
(原題:Cowboy Courage)

(あらすじ)
ミュリエルの膝の上でくつろぐカーレッジ。西部劇のお話を読んでもらいながら、ウトウトしてしまう・・・。

ここは西部のマカロニの町。今ここに荒野の流れ者、カーレッジがやって来た。カーレッジは町につくなり、町長達に保安官に選ばれる。だがなにやら怪しい雰囲気・・・。

酒場へやってくるカーレッジ。とそこの女マスター、ミニーと知り合う。ミニーの話では、昔この町には大悪党のムッチーというのがいたが、一年前に死んでしまって、今では平和そのものという事。だがしかしそのムッチーが甦ってしまった!

悪逆の限りを尽くすムッチー。ついにミニーをもさらっていってしまった!カーレッジはミニーを取り戻せるのだろうか?


(今日のゲスト)
ミニー(ミュリエル)、ムッチー(ユースタス)、町長、フロイド、ブーブー、その他
(解説)
今回は珍しく「夢オチ」。しかも西部劇です。アメリカでは一時期このような西部劇映画が大量に作られていたのですが、最近ではそうでも無いようですね。

そんなわけで、やはり全編西部劇なのが見所でしょうか?古き良き西部劇を楽しみましょう。ただムッチーとの対決が少し短いような気がするのが、ちょっと残念ですけどね。


第24話 「泣き虫!弱虫!ヘンな虫!」
(原題:Evil Weevil)


(あらすじ)
トラックに乗るユースタス達。と、突然現れた虫にぶつかってしまった!ミュリエルは親切にも、その虫の手当てをするために、家に招く。

その虫は、ゾウムシのアルフレッド。執事をやっているのだ。アルフレッドは、ユースタスやミュリエルの世話をかいがいしく行い、二人は大満足。

だがしかしアルフレッドは、口を伸ばすとユースタスの身体を吸い取ってしまった!次のターゲットはミュリエル。アルフレッドに吸われてしまい、見る見る細くなるミュリエル。カーレッジはミュリエルを救うべく、アルフレッドに勝負を挑むのだが・・・?


(今日のゲスト)
アルフレッド、害虫駆除隊
(解説)
今回はちょっと「グロテスク」が入っていますね。アルフレッドがユースタスを吸ってしまったり、またカーレッジとアルフレッドの勝負である、「ひどい食べ物を食べる対決」などは、ちょっと気持ち悪いですね。

さて今回登場のアルフレッド、良く「バットマン」を見ていると、あちらの執事も「アルフレッド」という名前なのですけど、これは執事の定番の名前なのでしょうか?ちょっと詳しくないので、解らないんですが・・・。


(今日のダジャレ)
やはりというか、当然というか「虫」関係のダジャレで攻めてきますね。
「あの虫は無視出来ない」
が好かない」
などです。
「お化けのリベンジ」
(原題:McPherson Phantom)

(あらすじ)
最近、ユースタスの身の回りでおかしな事ばかり起きる。身体がたたまれてしまったり、靴が突然爆発したり、あるはずの無いシャンデリアが落ちてきたり・・・。

ユースタスはそれが全部ミュリエルの仕業だと思い、母親に相談。さっそく乗り込んできたユースタスのママは、二人のセラピーをするが、これがどうにも上手くいかない。 そこでカーレッジは、急いでセラピストの資格を取得。二人のセラピーを始める。

ところが異変の原因はお化けだった!マクファーソンと名乗るそのお化けは、かつてミュリエルのようなまん丸女に自分の男を湖に投げ込まれたその恨みで、まん丸女に対し復讐していると言うのだ!そしてそのお化けと、ユースタスのママが手を組んだ・・・!


(今日のゲスト)
ユースタスのママ、お化けのマクファーソン
(解説)
今回のような「セラピーネタ」は、カートゥーンでは比較的良く見ますよね。日本ではまだまだ一般化していませんが、アメリカなどでは結構一般的なようですね。

さて今回登場するお化けのマクファーソンは、かつて恋人を殺された事から復讐を続けているのですけど、でもその犯人がミュリエルというわけでは無く、ただその犯人が、ミュリエルと良く似たまん丸女だったため、ミュリエルに復讐しているという、ただそれだけなのです。いい迷惑ですよね〜。

しかもそのお化けとタッグを組むのが、ユースタスのママだったりするのです。どうでもいいけど、ユースタスのママは、本当にユースタスの事を何とも思っていないみたいですね?

カーレッジがセラピーで使った変な図形の描いてある紙、あれは「ロールシャッハ検査」と言いまして、まさにあの通り何の形に見えるかによって、相手の心理状態を見るテストです。だてに資格を取得していませんね。