「そっくり?ビックリ!」 (原題:Muriel Meets Her Match) (あらすじ) ある夜、パトカーに追われるトレーラーハウスが一台。その中には、悪党のマリアとその旦那のマノが乗っていた。彼らはパトカーの追跡を逃れるべく、農場の裏へと車を隠す。 翌朝、マリアはそ知らぬ顔でミュリエルに接近。彼女は言葉巧みにミュリエルから免許証や母子手帳などの大事な物のありかを聞き出そうとする。カーレッジは、怪しく思い、ミュリエルを止めるのだが、ミュリエルは金庫の番号までもマリアに教え、さらにマリアに自分そっくりのメイクを施す。 その夜、マリア達は去っていくが、ラジオからとんでもないニュースが流れてきた。折りしもドコドコ博物館に展示されていた特大ダイヤが盗まれてしまったと言うのだ。しかも犯人はミュリエル! これはマリアの仕業だと気付いたカーレッジは、早速ミュリエルを連れてマリアを追跡。カーレッジはミュリエルの濡れ衣を晴らせるのか・・・? (今日のゲスト) マリア、マノ、アナウンサー、警察官 (解説) この話よりシーズン3に入ります。見分け方としては、やはり今まで同様にオープニングのテレビ映像に映る悪役と、「THE END」の映像。特に「THE END」はCGとなりました。 また日本ではシーズン2以前が放送されてから、シーズン3が放送されるまでに、少し間が空いていました。そのせいでしょうか、シーズン3になってから、アドリブやダジャレが今まで以上に連発されています。その辺りに注意して見ても面白いでしょう。 さて今回登場するマリアとマノ。二人は巧みにミュリエルに近づき、ミュリエルを利用します。それにしてもミュリエルは、いつもそうなのですが、ちょっと人が良すぎますよね?いくらお隣さんとは言え、しかもついさっき出来たお隣さんなのに、大事な物のありかや金庫の番号まで教えてしまうなんて。もちろん隣人を全く信用しないというのも問題ですが、ここまで信用しすぎてしまうのはもっと問題ですね。 でもそんなミュリエルも、「大事な物を持っていかれるのはともかく、カーレッジを連れていかれるのだけは許せない」という意味の発言をします。これは今までのミュリエルからはちょっと聞けなかったセリフですよね。ミュリエルも少しは成長(?)したのでしょうか? マリアの旦那のマノ、彼は「腕」だけしかありません。どうもアメリカではこの手のキャラ(洒落じゃないですよ)は結構伝統があるらしく、例えば「アダムスファミリー」や「ドボチョン一家の幽霊城」などのカートゥーンなどでも同種のキャラを確認出来ます。 見所はやはり後半のチェイスシーンでしょうか?実にスリリングな展開だと言えるでしょう。 (今日のダジャレ) マノが「腕」だけだからでしょうか、今回は「腕」だの「手」だのに関係するダジャレが連発です。 「腕は衰えていない」 「手っとりばやく」 「手酌で一杯」 「手ぐすね引いて待っていた」 「手打ちに」 「お手やわらかに」 「手づまり」 などなどです。ポイントはこれらのダジャレのほとんどが、後半のチェイスシーンで使われているという事でしょうか? (今日のアホ) マリアの策略でテレビが映らなくなってしまった。あれこれアンテナをいじるユースタスだがたまらずに・・・ 「このアホアンテナ!」 でも、これは日常で使ってしまいそうだな〜。 |
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「ねばねばギブアップ」 (原題:Courage Vs. Mecha Courage) (あらすじ) ディ・ランがメカカーレッジという機械を発明した。 メカカーレッジの性能は素晴らしく、本物のカーレッジよりもはるかに役に立つ!地下室の水漏れを直したり、ミュリエルの手伝いをしたり・・・。おかげでユースタスはすっかり上機嫌。しかもあろう事か、ミュリエルまでもがメカカーレッジをカーレッジとして扱い始めた! カーレジは己のプライドと意地を賭けて、メカカーレッジに戦いを挑む事に!舞台はローマのコロッセオ!カーレッジは、ミュリエルの膝の上を勝ち取れるのだろうか? (今日のゲスト) ディ・ラン、メカカーレッジ、ジャッジメント (解説) またもや登場のディ・ラン。彼は得意の発明を駆使して、カーレッジを追い込みます。特に今回登場のメカカーレッジは、「ゴジラ対メカゴジラ」などの例を取るまでもなく(笑)、カーレッジの最大最強の宿敵と言えるでしょう。 今回のポイントは、何と言っても「カーレッジの自己存在に関わる」戦いだという所でしょう。普段カーレッジはユースタスからは嫌われていますが、少なくともミュリエルは味方をしてくれます。でもメカカーレッジはそのミュリエルをも味方につけてしまった!いわばカーレッジの心の拠り所すらも奪ってしまったわけですね。これはカーレッジにとっては一大事。何しろ自分の居場所を奪われたわけですから・・・。 そんなカーレッジが宿敵メカカーレッジと戦うシーンが最大の見所です。やはりメカカーレッジは最大の敵らしく、今までに無いくらいにカーレッジを徹底的にいたぶります。いやもう見ていてカーレッジがいじらしくなってしまうくらいに。果たしてカーレッジはメカカーレッジに勝てるのでしょうか? その勝利のカギは、カーレッジの「最大の武器」が握っています。カーレッジの最大の武器の一つは、やはり「勇気」でしょうけど、彼にはもう一つ武器があります。それは「決してあきらめない事」。「ミュリエルのためなら」決してあきらめないカーレジが、今日ばかりは「自分のために」奮闘するわけですね。 ところで・・・どうしてユースタスもミュリエルも、メカカーレッジとカーレッジの区別がつかないんだろうか・・・?いや、もう慣れているからいいんですけどもね・・・(笑)。 (今日のギャグ) 冒頭、カーレッジがゴム長をかじっているシーンで・・・ 「ボクはゴム長を齧っている時が一番幸せなんだ〜」 と言いますが、これは歌手の加山雄三さんの歌にそういう一節があります。おそらくそこから取ってきたギャグでしょう。ちなみにオリジナルは・・・ 「幸せだな〜、僕は君といる時が一番幸せなんだ〜」 ですね。 |