フォスターズ・ホーム全話ガイド1



第1話 「新しき我が家 パート1」
(原題:House of Bloo's Part1)

(初放送 2005.10.30)

(あらすじ)
マックとブルーは、今日も兄貴のテレンスにいじめられ、部屋の中もメチャクチャに。だがブルーの機転により、逆転勝利!

だけどマックのママは、マックがいじめられるのはブルーがいるからだ、と言う。そうイマジナリーフレンドがいていいのは、子供だけ。いつまでもフレンドと一緒にいるのは、大人になるために良くないと言うのだ。それを聞いていたブルーはショックを受ける。しかし彼は夜中にTVのCMで見つけた「フォスターズ・ホーム」という、行き場を失ったイマジナリーフレンドのための施設に行く事にする。

マックと一緒にホームを見学に来たブルー。そこには、ブルーと同様にイマジナリーフレンドがたくさんいたのだ!ウィルトに連れられ、ホームの中を見学させてもらう二人。広いホームに驚くと共に、更にココやエドゥアルドなど、他のフレンドとも友達になる二人であった。そしてブルーはすっかりホームが気に入り、ここへ入ると言う。

だがしかし、ここはホテルでは無い。 もしもマックがいない間に誰かが来て、ブルーを欲しいと言った場合、ブルーはその人にもらわれていかなくてはいけないのだ!マックは「明日もまた来る」と言い残して帰るのだが…。
(解説)
「フォスターズ・ホーム」の第1話であります。ちなみに1話から3話までは、連続した1つのエピソードになってます。で今回は、まずは紹介編、つまり「エピソード1」と言った所でしょうか?

この1話の中に、マックとブルーの関係、二人の置かれた立場、ホームの存在、そして様々なフレンドの登場と交流、など様々な要素が詰め込まれています。それでいて、ギャグ部分もしっかり書いているのは、さすがといった所でしょうか。

更に印象的なのは、各キャラの性格が既に明確につけられているという事。トラブルメーカーのブルー、おとなしいマック、厳格なヘリマン、苦労人のフランキー、世話焼きウィルト、怖がりエドゥアルド、おとぼけココ…。さすがは「キャラのクレイグ」と言わざるを得ませんね。

初回なので、特にこれといった見所はまだ無いのですが、ブルーとマックの友情を要チェック。ブルーはワガママなようでいて、マックのピンチには必ず彼を助けてくれるヤツなのですからして。
(今日のエンディング)
ベッドでTVのチャンネルをいじるブルー。彼が見始めた番組は…パワパフかよっ!

第2話 「新しき我が家 パート2」
(原題:House of Bloo's Part2)

(初放送 2005.10.30)

(あらすじ)
ホームから戻ってくるマックだったが、やはりブルーがいないと寂しくて仕方ない。一方のブルーも、マックと離れて寂しかった。

そんな夜が明けて次の日のこと、ホームにイマジナリーフレンドとの縁組希望家族がやって来た!しかもその家族の、憎たらしい子供がブルーの事を気に入ってしまったから大変!ウィルト、エドゥアルド、ココはそえぞれにブルーを助け出そうとするのだが、どうにも連携が取れてない。そしてとうとうブルーが縁組に出される事に!

そこへマックがやって来た!マックが来さえすれば、ブルーは縁組されずに済むのだ。すったもんだの末に、縁組はご破算に。そしてマックとブルーは大満足。

だがしかし、それを快く思わない者がいた。マックの兄テレンスと、もう少しで縁組成立だったが邪魔されたとブルーを逆恨みするダッチスだ。そこで二人は、マックとブルーに対し、何やら企むのだった…。

そして翌日、ホームへと急ぐマックを捕まえるテレンス。そしてブルーはマックを待ち続けるのだが…。
(解説)
第1話からの続き。今回はホームのルールである「縁組」と、悪巧みの動き出す様子が描写されています。

そもそもこの「フォスターズ・ホーム」という場所は「役割を終えたフレンドが集まる家」なのです。そしてここでフレンド達は、新しいご主人様、つまり子供たちが現れるを待ち、そしていつかはその子供達の所へと行かないといけないのです。そう考えると、ちょっと切なくなるホームなんですが、でも普段の話からは、とてもそんな様子は感じられないわけで。とにかく、フレンド達にとって「縁組」とは、とても大事な物である事だけは確実でしょう。しかしブルーだけにとっては、とても嫌な物であるわけです。その対比が面白いですね。

その後の、追いかけっこのシーンが今回の見所でしょうか。ひたすらに追いかけっこする様は、いかにも「カートゥーン」という感じがして、見ていて逆に落ち着きます(笑)。

そしてテレンスとダッチスの悪巧みがいよいよスタート。果たしてブルーとマックの運命やいかに…?
(今日のエンディング)
ホームの中をドタバタと追いかけっこ。そして出てきたのは…モジョジョジョ?

第3話 「新しき我が家 パート3」
(原題:House of Bloo's Part3)

(初放送 2005.10.30)

(あらすじ)
ホームへ行く途中のマックを捕まえたテレンスは、部屋のクローゼットにマックを閉じ込める。そしてその間に、ブルーと縁組を結んでしまおうというのだ。ダッチスがフランキーやウィルトの気を引いていたせいもあり、テレンスとブルーの縁組は成立。ブルーは連れていかれてしまう。

閉じ込められたマックは、機転を効かせてクローゼットから脱出。ホームにやってくるのだった。

その頃、テレンスはダッチスと合流。ダッチスは、危険で凶暴なイマジナリフレンドのエクストリーム・アサラウスをブルーに仕向けた!危うしブルー!

そこへ駆けつけるマック、ウィルト、エドゥアルド、ココ。果たしてマックはブルーを助け出す事が出来るのか?
(解説)
第1話から続く、いわゆる「エピソード1」の完結編。 見所は、何と言ってもマック達によるブルー救出作戦。それぞれが自分たちの能力を最大限に生かして、ブルー救出作戦を展開させます。この辺りは、さすがパワパフ原作者だけあって、なかなかスリリングな展開ですね。

そして全てが終わってハッピーエンド。マダム・フォスターによる粋なはからいも嬉しいですね。そう、ここからが「フォスターズ・ホーム」という作品の、本当のスタートになるわけです。

…しかし、改めてこの1〜3話を見返すと、この1〜3話は「フォスターズ・ホーム」という作品の中では、実はかなり「異質」な話と言わざるを得ないでしょう。もちろんこの話はいわゆる「エピソード1」であり、パワパフにおける映画版と同じ役割を持っているのですが、やはりこういったシリアス気味な展開は、この作品の本来の路線とは微妙に違う物なのだ、と言わざるを得ないでしょう。

ただしかし、ホームの中における、マックとブルーの「特別な扱い」や、それ以外の様々な設定、例えばヘリマンがマダム・フォスターの生み出したフレンドだと言うことなど、については、やはりこの話を見ておく必要があるわけで。それを考えると、パワパフのOPのように、ナレーションだけで済ませるというわけにはいかなかったのかも知れません。逆に言えば「フォスターズ・ホーム」という作品を100%楽しむには、この話を見ておく必要があるのだと言えますね。
(今日のエンディング)
パックマン。ただひたすらにパックマン。ちなみにパックマンはアメリカでも大ヒットして、アニメにもなりました。そのアニメをモチーフにしたゲームが「パックランド」だったりするのですよ。

第4話 「ブルー、早くも追放?」
(原題:BUSTED)

(初放送 2005.10.31)

(あらすじ)
ミスター・ヘリマンはとにかく「規則を守れ」と口うるさい。その朝も、ブルーは歯の磨き方やトイレの入り方、手の洗い方や食事の仕方などで、さんざんうるさく言われて大弱り。

だがしかし、こういう時にこそ問題は起きる物。ふとしたはずみで、ブルーはヘリマンが大事にしているマダム・フォスターの像を壊してしまった!もしこれがバレたら、ホームを追い出されてしまうに違いない!

そこでブルー、マック、ウィルト、エドゥアルド、ココ達による、マダム・フォスターの像修復作戦が始まったのだが…。
(解説)
「フォスターズ・ホーム」という作品の本領は、今回から発揮されると言っても過言では無いでしょう。1〜3話までは、ある程度ストーリーを重視した作風だったのですが、今回以降はただひたすらにドタバタが続くようになります。そういった意味では、古き良きカートゥーンの遺伝子を受け継いでいる、といえますね。

さてさて今回の見所は、やはりマダム・フォスターの像修復作戦でしょうか?まさに上を下への大騒動。でもそれが実に子供らしくて、どこか微笑ましくもあったりして。しかしマダム・フォスター(本物)って、本当いい人だなあ。
(今日のフランキー姐さん)
さてこの作品の名物とでも言うべきは、フランキーの苦労人っぷり(笑)。今日はブルー達が原因で、ヘリマンに徹底的に怒鳴られる羽目に。そしてとうとうブチキレて、反撃の狼煙を上げるのだっ!…と思いきや…。やはり苦労は絶えないみたいですねえ。

(今日のエンディング)
全員で静かーに。動いたら像が壊れてしまうからねー…。