フォスターズ・ホーム全話ガイド2



第5話 「腹ペコの夜」
(原題:DINNER IS SWERVED)

(初放送 2005.11.1)

(あらすじ)
そろそろホームでは夕食の時間。しかしマックとブルーはホームの屋上に行ったきり、迷ってしまった。このままではマックは家に帰れないし、ブルーも夕食が食べられない!

一方他のフレンド達もヘリマンのうるさいマナーのせいで、ブルーが戻ってくるまで夕食おあずけとなってしまった。

果たしてマックとブルーは、迷路のようなこのホームから脱出して、無事に夕食を食べる事が出来るのだろうか?
(解説)
あらすじからも解るように、本当に30分間延々と迷子になってるだけなんですが、でもそれでも十分面白い。「フォスターズ・ホーム」の本領発揮なエピソードの一つです。

繰り返しになりますが、今日の見所は迷子になったマックとブルー。二人が迷っている様子を見ているだけで面白いんですから不思議です。しかも二人は、やはり妙な所で気が合うし、ブルーはどんどん狂ってくるわけで、そのエスカレートしていく暴走っぷりがまた楽しいのです。

それと並行して進められるのが、ヘリマンの暴走っぷり。確かにマナーを守るというのは重要な事なんだけれど、でもそれも時と場合によりますよねえ。他のフレンドはいい迷惑です。そしてキラリと光る、マダム・フォスターの優しさ(?)。セリフは無いんだけれど、本当にいい所をさらっていくおばあさんですわい。

しかしブルーも言ってますけれど、実はこのホーム自体が巨大なイマジナリフレンドなんじゃないですかね?さながら迷路のようになっている内部を見ると、そんな気がしてなりません。
(今日のフランキー姐さん)
今回もヘリマンとはぶつかりまくりのフランキー。だがしかしマダム・フォスターとのコンビネーションは…なかなかの物ですね(笑)。さすがに祖母と孫ってだけはあります。
(今日のエンディング)
ギターを弾くブルー。その腕前は、まさにヴァン・ヘイレンなのかっ???

第6話 「仲間を救え!」
(原題:ADOPTCALYPSE NOW)

(初放送 2005.11.2)

(あらすじ)
今日は縁組フェアの土曜日。大勢の人を招いて、フレンド達の縁組を成立させるためのイベントだ。フランキーもヘリマンも、フレンドの新しい家族を見つけるために大はりきりである。

しかしブルーとマックは大慌て。だってせっかく出来た友達が、もらわれていなくなってしまうからだ!そんなの嫌だ!

そこで二人は、誰ももらわれていかないよう、仲間たちの救出作戦を始めるのだった!
(解説)
以前もちょっと書いたと思うんですが、このホームは「役割を終えたフレンドが集まる家」であり、そしてここでフレンド達は、新しいご主人様が来るのを待っています。つまりフレンドの「安住の地」では無く、むしろ「安住の地へ行くまでの繋ぎの場所」なのです。それを踏まえて考えると、本来はフレンド達に取っては、新しいご主人様が出来る事こそが幸せなのです。なのですが…ブルーとマックにとっては、せっかく出来た友達がいなくなる事こそが、大問題なわけでして。二人は決して悪気では無いんですが、縁組フェアを邪魔することで、結果的には友達が幸せになるのを、妨げてしまっているわけです…。

…と書くと、なんだかしんみりした話のようですが、そんなのをカケラも感じさせないのが、この作品のスゴイ所(笑)。そしてそこが最大の見所だったりするわけで。こうなったら、こっちも楽しまなければ損!なわけですよ、ええ(笑)。というわけで、暴走しまくる二人をとんとお楽しみあれ。

しかし、マックって本来は暴走するブルーを制止する役目だと思うんだけど、そうでは無く、二人一緒に暴走してしまうってのが面白い所ですよね。まあブルーはマックの想像から生まれたわけですから、そういった意味では二人は元々一人なのですよ。だから気が合うのも当然だし、今回見せたような、数々のナイスコンビネーションも可能なわけです。まさに無敵のコンビですね。

そしてこういった話では、普通最後にフランキーなりヘリマンなりに、二人がやった事は悪い事なんだよ、と諭されるのが普通なんでしょうけれども…そうならないのがまたスゴイ所。というか、このラストはひどすぎますな(笑)。いやでも、それがこの作品の最大の魅力なんだけれども。
(今日のフランキー姐さん)
今回は、ただでさえ縁組フェアで大忙しなのに、エドゥアルドを追いかけたり、ブルーを追いかけたりともう散々。そりゃあ疲れで肩も鳴りますよ、ええ。
(今日のエンディング)
ダンス!ダンス!ダンス!ブルーのレッツダンシング!

第7話 「ショッピング・モール大騒動」
(原題:STORE WARS)

(初放送 2005.11.3)

(あらすじ)
今日はマダム・フォスターの誕生日パーティー。そこでブルー達は、ショッピング・モールへ買い物に行くフランキーの車に乗り込み、バースデープレゼントを買いに来た。

しかしこのメンバーで、何も起きないはずが無い。フランキーがちょっと目を離した隙に、ブルー達はモールの中で迷子になってしまった!
(解説)
例によって、ただただ30分の間ひたすらにショッピング・モールの中で、ドタバタする話。それでいてちっとも冗長では無く、むしろテンポがいいくらい。それぞれのキャラクターの性格が、極めて明確なので、ただドタバタしているだけでも、充分成立してしまうのです。そういった意味ではこの作品全体の中でも、かなり傑作の部類に入る話だと言っていいでしょう。

というわけで、今回はほとんど全編が見所。ひたすら自分の目標のために動くブルー、迷子になってるエドゥアルド、ちゃっかり働いているココ(そしてこれがオチの伏線に)、それぞれが自分の持ち味を最大限に生かして動いているのです。
(今日のフランキー姐さん)
そんな今回で、やっぱり一番不幸なのはこの人か(笑)。その苦労がたたったのか、マッサージチェアに座っただけで恍惚の表情を浮かべてしまう始末(笑)。本当、苦労してますなー。
(今日のエンディング)
ベーロベロベーロベロベーロベロベーロベロベーロベロ…

第8話 「恐怖の館」
(原題:BLOOOO)

(初放送 2005.11.4)

(あらすじ)
雨のしとど降る不気味な夜…。ホームの中で、奇怪な事件が続発!これはオバケの仕業かっ?

一方マックを送り返すフランキーだったが、やはり身の回りで奇怪な事ばかり起こる…。これは一体…?
(解説)
…というわけで、今回はちょっとしたホラー。と言っても、しょーもないホラーなんですが(笑)。要するに、風邪をひいて白くなってしまったブルーを、皆で勝手にオバケと勘違いして、大騒ぎしているだけなのです。もう30分、本当にそれだけ。でもしっかり面白いんだよな〜。

しかしイマジナリーフレンドも、オバケも似たような物だと思うんですけど、どうなんですかね?違う物なんですかね?ちょっと謎です。

後半、ブルーを追い回すウィルト達は「ゴーストバスターズ」のパロディですね。でも「デクスターズラボ」や「パワーパフガールズ」と違って、この「フォスターズ・ホーム」には、こういったパロディ描写は少ないので、ちょっと珍しいシーンですよね。
(今日のフランキー姐さん)
常日頃、災難に巻き込まれまくってるフランキーですが、今日は特に災難続き。雨に濡れて泥にまみれて。いやはや本当にご苦労様であります。

(今日のエンディング)
皆の叫ぶシーン特集。ギャー!