フォスターズ・ホーム全話ガイド9



第33話 「すてきなガールフレンド」
(原題:Go Goo Go)

(初放送 2007.1.24)

(あらすじ)
大事なバックパックが壊れてしまって、落ち込むマック。そんな時、マックは「グー」という少女と出会う。彼女はちょっと変わった子で、とても想像力がたくましい。しかしそのせいで、すぐにイマジナリーフレンドを生み出してしまい、おかげでホームは大迷惑!

しかもグーはマックのガールフレンドという事に(いつの間にか)されてしまった。このままでは、マックもホーム出入り禁止になってしまう!
(解説)
今回は「フォスターズ・ホーム」では珍しい、ちょっと「いい話」。そういった意味では、最初の1〜3話に近いかも知れませんね。

見所は、なんといっても今回登場のグー。ひたすらに喋って、誰にも止められず、ちょっと変わった感性の持ち主で、長い足であちこち歩き回る姿は、どこか「デクスターズラボ」のディディを思わせます。でもディディよりも迷惑なのは、ひたすらにイマジナリーフレンドを生み出してしまう、という事。これにはさすがにたまったもんじゃありません。

しかし最近ちょっと忘れられていましたが、そもそも「イマジナリーフレンド」を生み出してしまうのは、友達がいない寂しい子なのです。寂しいがゆえに、フレンドを生み出して寂しさを紛らわしているに過ぎないのです。

という事は、グーがフレンドをこれ以上生み出さないようにするには…?まあつまりそういう事ですよね。

(今日のエンディング)
グーは、フレンドの縁組の達人でもあったわけだけど…さすがにこのフレンドは、もらい手がいるんでしょうか?かなり謎。

第34話 「消えたニンジンのなぞ」
(原題:Crime After Crime)

(初放送 2007.1.25)

(あらすじ)
ホームの台所からニンジンが消えてしまった。ニンジンが無いと今夜の料理が作れない!そこでマダム・フォスターは、ニンジン無しで作れるフォスター家伝統の料理を、フランキーに教えるのだったが…。

ニンジン泥棒の犯人は、ヘリマンだった。ウサギの本能として、ニンジンを盗みむさぼり食っていたヘリマンだったが、自らの犯罪が露見するのを恐れて、証拠を回収することにした。

一方ブルーは、フォスター家伝統の料理がとんでもなくマズイという事を知り、なんとか食べずにすむように企む。イタズラをして晩飯抜きにしてもらえばいい!と気付いたのだったが…。
(解説)
ある一つの事件をきっかけに、次々と事件が発生。一見無関係に見えるそれらの事件は、それぞれに発展をしていき、しかし最終的に一つの結果へと収束する…。今回の話を一言で説明すると、そういうお話になるでしょうか?

同時多発に発生する事件が、一つに収束していく様は本当に見事としか言い様が無く、それでいてギャグもしっかり入っていて(正に繰り返しはギャグの基本)、30分もの間見ている人を全く飽きさせる事がありません。この構成力は、本当にスゴイの一言に尽きるかと思います。
(今日のフランキー姐さん)
マダム・フォスターから伝統の料理を教わるんだけど…そもそもこれって料理なの???

(今日のエンディング)
というわけで、今回一番割を食ったのは、実はブルー。ちょっと珍しいパターンかもですね。

第35話 「ノミの王国」
(原題:Land of the Flea)

(初放送 2007.1.26)

(あらすじ)
エドゥアルドにノミがついてしまった。心優しいエドゥアルドは、そのノミを殺さずに飼ってあげる事にした。だがしかし、ホームには他にも「毛」のあるフレンドがいっぱいいる。もしノミが流行したら大変な事になってしまう!ヘリマンとフランキーは、なんとかしてエドゥアルドからノミを駆除しようとするのだが…。
(解説)
エドゥアルド主役のお話。心優しいエドゥアルドですが、まさかノミを殺さずに飼ってしまうなんて…。本人はいいでしょうけど、でも周囲に迷惑がかかってしまう、という事に気付かないのが困った所。そんなエドゥアルドの「優しさ」が垣間見えるお話です。

それはともかく、イマジナリーフレンドにもノミってたかるんですかね?そもそもノミが吸うような血液が流れてるんでしょうか?色々と疑問は残る所ではありますね。

さてブルーですが、他人のものをなんでもうらやむ性格からか、エドゥアルドについたノミまで欲しがる始末。でもそれはもらってもしょうがないと思いますけどねー。
(今日のフランキー姐さん)
エドゥアルドからなんとかしてノミを駆除しようと大奮闘。でもしかし結果は…?

(今日のエンディング)
こうしてホームにまた一つ「開かずの扉」が出来るのでした…ってブルー!

第36話 「映画を撮ろう」
(原題:One False Movie)

(初放送 2007.1.27)

(あらすじ)
学校の宿題で、映画を撮影するマック。ブルーに協力を頼んだのだが、おかげで下品なコメディ作品になってしまった。

しかしそれがどういうわけか校長先生のお気に入りに。マックは校長先生に頼まれてて、映画祭に出品することに。マックはブルーに映画撮影を依頼するのだが、例によって例のごとく、ブルーはワガママぶりを発揮するのだった…。
(解説)
ブルーを主役にした「ホーム・ムービーズ」?でも確かに、ブルーは他人を笑わせる才能だけは豊富に持っていますからね。こういうエンタテイメント作品を作らせたら、結構上手いかも。ただ、そこで調子に乗ってしまうのがブルーの悪い所。今回も映画制作費をマックにねだるのですが、当然マックがそんな大金を持っているはずもなく…?そこでマックがした事は?

今回登場したテレビ番組のローレンは、「ドーラといっしょに大冒険」のパロディですかね。もちろん映画を題材としているだけあって、他にもいろんなパロディがいっぱい出てきます。

(今日のエンディング)
音の出ないのが一番くさい!んですよ。