フォスターズ・ホーム全話ガイド3



第9話 「秘密のドア」
(原題:THE TROUBLE WITH SCRIBBLES)

(初放送 2005.11.5)

(あらすじ)
ホームにある「秘密のドア」。そこは絶対に開けてはいけない、立入禁止の場所。その存在を知ったブルーは、なんとかその秘密を探ろうとするのだが、他のフレンドはそんなブルーを避けてばかり。

いよいよ秘密を知りたくなったブルーは、言いつけを破ってとうとうドアを開けてしまう!中から出てきたのは…「スクリブル」と呼ばれる、赤ん坊の考えたイマジナリフレンドであった…。
(解説)
…あらすじだけ読んでも、今回の面白さは半分も理解できないだろうなあ(笑)。

さて今回はおおまかに言うと、前半と後半に区別する事が出来ます。前半は「秘密のドア」を巡る、ブルーのドタバタ。ドアを開けたくってしょうがない、ブルーの狂いっぷりが見所。いやでも、子供になにか秘密を教えると、こういう行動取るよねえ。
そして後半は、そこから出てきた「スクリブル」を巡る大騒動がメイン。このスクリブルとは、赤ん坊が生み出したイマジナリフレンドで、そのため外見も行動もまだまだ未熟な存在という、ちょっと興味深い設定。そしてブルーがそのスクリブルを使いこなしたが故に、また一騒動起きるわけです。

今回はマックの行動がキーポイント。普段は、割とまともな性格かと思われがちですが、スクリブルを解放しようと暴走する様は、まさにブルーのそれと同じ。ブルーもマックが生み出したものである事を考えると、ブルーの暴走癖はマックの隠された一面なのかも知れない、と考えてしまいますね。
(今日のフランキー姐さん)
今回スクリブルの登場で、一番喜んだのはやはりフランキーですかね。普段やってる雑用を、彼らにやらせられるわけですから。だからこそ、ラストでスクリブルがいなくなるのを嫌がったわけだし。

ちなみに今回、幼い時のフランキー登場。まだ2歳くらいかな?
(今日のエンディング)
考える二人。しかしこう見ると、二人は本当に一心同体とも言える存在なのですな〜。

第10話 「レッドと対決」
(原題:Seeing Red)

(初放送 2005.11.6)

(あらすじ)
マックをいじめるも、いつもブルーにやり返されてしまうテレンス。こっちは一人、向こうは二人。そこでテレンスは、自らイマジナリフレンドを作り、そいつにブルーの始末をさせる事にした!

そうして生まれたのがレッド。だがしかし、このレッドはテレンスに似て、どうにもおバカ。果たしてテレンスの目論見は成功するのだろうか…?
(解説)
今回は珍しく二本立て。まず最初は、久々登場のマックの兄テレンスと、彼が生み出したフレンド、レッドのお話。

見所としては、やはりブルーに騙され、散々な目にあうレッドでしょうか?少々可愛そうな気もしますが…、でも最後にはテレンスを裏切ってめでたしめでたし?

そうそう、今回は珍しいイマジナリフレンドの誕生の瞬間が見られます。ブルーもこうやって生まれてきたのかなあ…?
「最優秀フレンドになりたい」
(原題:Phone Home)

(あらすじ)
今日も今日とて、町で困っているフレンドを助けるウィルト。彼は皆から褒め称えられる。しかしそれを面白く思わないブルーは、自分も困っているフレンドを助けて、最優秀フレンドとして認められたい!と野望を燃やす。

町に出て、困っているフレンドを(無理矢理)探すブルー。すったもんだの末、ブルーは巨大な携帯電話のフレンドを見つけ、ホームに連れ帰る。だが実は、それはフレンドでは無く、携帯の着ぐるみを着た人間だった…!
(解説)
ブルーの黒さ爆発!な話です。ブルーというキャラは、見た目がシンプルで可愛らしいんですけど、性格はそれとはまるで逆で、トラブルメーカーでかなり腹黒いキャラに仕上がっています。それが本作品を面白くしている、最大の要因の一つなのですが。

とにかく今回はブルーの行動が全て。その傍若無人かつトラブルメーカーっぷりを楽しみましょう。それにしても、携帯の人にとっては、まさに踏んだり蹴ったりなんですよねえ。
(今日のエンディング)
今回登場した二人のゲスト、レッドと携帯の人の共演。もっとも携帯の人にとっては、またもや迷惑な話なんですが…。

第11話 「おもしろウサギは大スター」
(原題:WORLD WIDE WABBIT)

(初放送 2005.11.7)

(あらすじ)
フォスターズ・ホームのWEBサイトを立ち上げるフランキー。マックとブルーは、そこで使用するフレンドのインタビューを取るために、ビデオカメラであちこち回る。

…その時、偶然にもミスター・ヘリマンの恥ずかしい映像を撮影!止めるマックを振り切り、ブルーはその映像をフランキーやウィルト達に見せまくる。

そしてその映像が、とうとうWEB上に流出してしまった!おかげでサイトのアクセス数がとんでもない事に!ヘリマンに気付かれないように、事態を収拾しないと…!
(解説)
始まりは、小さなささいな事件なんですけど、それがどんどん大事になっていってしまう、ってのは、ギャグ作品の基本とも言っていいエピソードですよね。そういった意味では、今回は典型的なお話なのかも。そんなわけで、どんどんと騒動が拡大していくのが、今回の見所であります。

マックは、本来はこうやってブルーの暴走を止めるべきキャラクターだと思うんですけど、でもそういった役割が振られるのが、今までの所、今回くらいしか無いってのはどーいう事なんだ。しかもフランキーを止める時も、半ば脅しているし。

ヘリマンの恥ずかしい映像とは言いますが、実際にはマダム・フォスターとのちょっと心温まる交流です。でも普段のヘリマンからは、とても想像つかないので、皆が笑ってしまうのも仕方ないですね。

それにしても、ブルーはいつの間にパソコン操作なんか覚えたのやら。しかもあの動画編集技術は、並大抵じゃないですぞ(笑)。
(今日のフランキー姐さん)
ヘリマンの恥ずかしい映像を見て、一番笑ったはやっぱりこの人かと。普段から色々抑圧されてますからねー。
(今日のエンディング)
ヘリマンのお返しの、ブルーとマックの恥ずかしい映像。なんだけれど…うーむ?

第12話 「いとしのブルー」
(原題:BERRY SCARY)

(初放送 2005.11.8)

(あらすじ)
ベリーと名乗る、可愛らしい女の子のフレンドがホームにやってきた。そのベリーは、なんとブルーに一目惚れしてしまう!彼女はあの手この手で、ブルーの気を惹こうとするのだった。

しかしマックの存在に嫉妬したベリーは、マックとブルーを引き離そうと計略を進める。果たして二人の友情はどうなるのか?
(解説)
あらすじだけ見ると解らないんですが、今回最大のポイントはベリーのキャラクターでしょうね。なにしろかなり壊れてます(笑)。いわゆるストーカータイプ?それに巻き込まれてしまったブルーとマックは、大変なのですが、でもブルーがベリーを、全く意に介してないってのが素晴らしいです。まさに子供。というか、この番組にはまともな登場人物はいないのか(笑)。

それと並行して進むのが、ブルーとマックによる「世界記録への挑戦」。…と言っても、本当に子供がやるような、しょーもないレベルでの話なのですが、それが見ているだけで楽しいのです。やっぱり子供の頃に、似たような事をした人って多いのでは?

つまり言ってしまえば、今回は「恋愛か友情か?」というありがちなお話。でもそれも「フォスターズ・ホーム」という作品にあっては、こうなってしまうという所でしょうか。まあ全員子供だしねえ。
(今日のフランキー姐さん)
フランキーだけじゃ無いんですが、ホームの皆で「愛の絆」という番組にハマっております。何やってんだか(笑)。それでいて、ブルーとベリーの恋の行方に対して、極めて冷静かつ楽しんでいたりして。いやはや、やっぱたくましいや。

(今日のエンディング)
ブルーの、ベリーの名前を覚えなさっぷりが楽しいっす。完全に眼中に無かったわけね。