フォスターズ・ホーム全話ガイド5



第17話 「誰かが誰かをさがしてる」
(原題:Sight For Sore Eyes)

(初放送 2006.8.29)

(あらすじ)
マックとブルーは主人を見失ってしまったフレンドのアイヴァンを見つける。しかもアイヴァンの主人、スティービーは盲目のため、アイヴァンが目となって助け合っているのだ。おそらくスティービーも困っているだろう、と思ったマックは、ブルーと一緒にスティービーを探すことにしたのだが…。
(解説)
…と、あらすじだけ聞くといい話っぽいんだけど、そうならないのがこの作品(ってこれ何度書いたろ)。今回もひたすらドタバタ。意味無くドタバタ。本当に何も無い。でもそれがいいんですけどねー(笑)。

てなわけで、そのドタバタをひたすら楽しむのが一番かと。

ところで今回登場のスティービー君は、やっぱり「スティービー・ワンダー」から取ったのでしょうか?そのスティービー君とアイヴァンの関係は、さながら盲導犬と飼い主のようでもありますね。こうやってフレンドが世の中の役に立っているという場合もあるわけなのです。
「ブルー大繁殖!?」
(原題:Bloo's Brothers)

(あらすじ)
マックは学校で、「僕の自慢」という事でブルーについて発表した。発表は大好評で、クラスの皆がブルーのようなフレンドを欲しがるのだった。

ところが次の日、ホームにはマックのクラスメート達が作ったブルーの偽者、ブルークローンが大量にやってくる事に!ただでさえ厄介なブルーが大増殖することとなったのだ!
(解説)
今回もメチャクチャな話。一人でさえ厄介なブルーが、大量に発生するわけですから、これはもうただで済むわけが無いのです。そのドタバタをひたすら楽しむのが正解でしょう。

しかしつくづく思うのは、オリジナルブルーの完成度の高さでしょう。単純なように見えて、なかなか他人には真似できないフレンドなわけです。これもやはりブルーを生み出した、マックの空想力がいかに優れているのか、という事の証明になるんでしょうね。

細かい事を言うと、ちょっと気に入らなかったくらいでフレンドをホームへ連れてきてしまう、マックのクラスメート達の描写はちょっと怖かったりして。結果的には引き取り手が見つかった(のか?)からいいけれど、あんなに簡単に生み出せて、簡単に捨てられるんなら、それこそ野良フレンドとかいっぱいいるのかなあ。だからこそ、フォスターズ・ホームみたいな施設が必要になってくるんだろうけれども。

(今日のフランキー姐さん)
ホームのお手伝いをしてくれた、マックにご褒美。だけど結局ブルーに茶化されてしまい…つくづく災難ですねえ。
(今日のエンディング)
アイヴァン大騒ぎ。まあ目の前にあのブルーが大量にいればねえ…。

第18話 「マダムのクッキーは大人気」
(原題:Cookie Dough)

(初放送 2006.8.30)

(あらすじ)
ホームの雨漏りがひどくなり、皆困ってしまっている。屋根を修理しようにも、ホームの緊急資金はスッカラカン。そこでブルーは資金を稼ぐために、レモネード売りを始めるのだが、なにしろ今は冬なのでとても売れない。

ところが、マダムの作ったクッキーを売ってみた所、これが大ヒット!あっという間に屋根の修理代金が集まってしまった。

もちろんこんなビジネスチャンスを見逃すブルーでは無かった。ブルーは密かにマダムのクッキーのレシピを奪うと、クッキー製造と販売の会社を立ち上げるのだった!
(解説)
えーっと今回のお話は、現代資本主義経済の暗部とそれが孕む矛盾を描ききった、まさに社会的問題作と言えるでしょう(笑)。

とにかく、今回はブルーの才能が、少なくとも途中までは、上手く行っていたエピソードなのでは無いかと。結果的にはまたゼロに戻ってしまったわけですが、ブルーにはこうした商売の才能が眠っているのかも知れませんね。なにしろあのヘリマンすらも丸めこんでしまったわけですから。

ヘリマンさえ丸め込んでしまえば、後はブルーの独壇場。今回はブルーの魅力がいっぱい詰まった話だと言えるでしょう。しかしマダムのクッキーって、そんなに美味しいんでしょうかね?

(今日のフランキー姐さん)
マダムのクッキーに、特別な思い出でもあるのでしょうか?クッキーを買いあさってます。もしかしてクッキー中毒…?
(今日のエンディング)
クッキーを食べ過ぎたフランキー。そしてとうとう…あーあ。

第19話 「フランキーに首ったけ」
(原題:Frankie My Dear)

(初放送 2006.8.31)

(あらすじ)
今日は楽しい金曜の夜!だけどフランキーは、ヘリマンの言いつけで書類の整理。おかげで約束していたパーティーにいけなくて落ち込んでいる。そこでマックは「書類の整理は自分がやるから、パーティーに行っていいよ」と、フランキーに優しい所を見せる。喜んだフランキーは、マックにキスをしてあげるのだが、そのせいでマックはすっかりフランキーにのぼせてしまう。

そして翌日、フランキーに「大切な彼」が出来た事が判明!すっかり自分の事と思い込むマック。だがしかし、我こそはと名を上げたブルー、ピザ屋、イマジナリーフレンドのプリンスの四人による、壮絶なフランキー争奪戦が始まったのだ!
(解説)
今回は、フランキーを巡る男同士の激しいバトル!だが時には協力しあうのも、男ならではの友情ってヤツですな(笑)。まああれだ、マックの場合フランキーに恋している、というよりはただの憧れであり、すなわち「恋に恋する状態」なのは明白なわけなんですが、ほぼ同時にブルーもフランキーに対して同様の気持ちを持つ、ってのが面白い。やはり根本で同じ思考回路を持ってるんですかね。

しかしこうなると、マックが大きくなって本当に恋人とか出来た場合、一体どうなるのかがかなり心配。あのブルーがおとなしくしているとも思えないし。そうなるとフレンドと別れる事無く、無事に結婚・出産を経験したマダム・フォスターって実は結構スゴイ人かも…と書いていて気付いたけど、マダムとヘリマンは性別が違うんだよな。

そんなわけで、今回もひたすら繰り返されるドタバタが見所。なんだか関係ない人まで巻き込んじゃってるし(笑)。そして結局書類は整理されなかった、ってわけなのです(笑)。

(今日のフランキー姐さん)
普段はさえない普段着のフランキーですが、今回は珍しくオシャレして登場。そのせいで、色々と大迷惑をこうむることに…ってそれはいつもの事か。
(今日のエンディング)
肉、ひたすら肉を刺す。だが刺せない。

第20話 「弟ができちゃった」
(原題:Mac Daddy)

(初放送 2006.9.1)

(あらすじ)
ある日マックが目覚めると、隣に見た事も無いイマジナリーフレンドがいた。まさかまた考え出しちゃった?

チーズという名前のそのフレンドをホームに連れてきたマック。つまりブルーにとっては「弟」になるわけなのだが、ブルーはなんだか面白くない。しかもこのチーズ、まだまだ赤ん坊でとても手がかかるのだった。
(解説)
てなわけで、とうとうブルーに弟誕生!…なんだけど実は…?というお話。普段は他人に迷惑をかけてばかりのブルーですけれど、いざ自分が迷惑かけられる身になると、色々と考えさせられる所があるよーで。まあ兄さんってのは大変なんですよね、きっと。

今日の見所は、新キャラチーズの壊れっぷり。ある意味、とっても「ヤバい」キャラとも言えるチーズですが、ブルーとはまた違った方向性での破壊活動が堪能できます。

あとブルーにチーズの事を説明するマックが隠れた見所。うん、君達も大人になれば解るよ(笑)。

(今日のフランキー姐さん)
あちこちたらい回しにされるチーズ。そして最後には…やはり外さないなあ。
(今日のエンディング)
チーズ大活躍。無邪気というのか、なんというのか…。