KNDハチャメチャ大作戦全話ガイド10



第37話 「ハロウィンだ お菓子を集めよ!」
(原題:Operation: T.R.I.C.K.Y.)

(初放送 2005.2.24)
(あらすじ)
今日はハロウィン。子供たちにとっては、お菓子がもらえる楽しい日。だがしかしナンバー4だけは、ちっとも楽しそうではなかった。実は彼は、ハロウィンにお菓子をもらう方法を知らなかったのだ。その事をメンバーにバカにされたナンバー4は、「誰が一番お菓子をもらえるか?」という賭けにのってしまう。
かくして賭けがスタート。やっとのことでキャンディを一つだけもらったナンバー4であったが、だがそのキャンディを、お菓子海賊スティッキーベアードの一味に取られてしまった!そこでナンバー4は、海賊からお菓子を取り戻すべく奮闘するのであった…。
(今日の敵)
スティッキーベアード一味
(解説)
カートゥーンでは定番のハロウィンエピソードです。日本ではちょっと馴染みが薄いんですが、まあ要するに、子供はお菓子をもらえるんですよね。
お菓子とくれば、そうあの海賊スティッキーベアードの登場。この海賊達、何気に出演回数多いですよね。作者のお気に入りなのでしょうか?
そういうわけで見所は、ナンバー4とスティキーベアードの知恵比べ。…と言っても、ナンバー4のことですから、たかが知れているんですけどね。
あと他のKNDメンバーの仮装も見所。
「おたくゾンビと戦え!」
(原題:Operation: U.N.C.O.O.L.)

(あらすじ)
セクターXが何者かに襲われた。ナンバー78の助けを得て、辛くも逃げ出したナンバー42は、セクターVのナンバー1達に助けを求める。
それを聞いたナンバー2は、42がナンバー78を置いて逃げてきた事に対し、激しい怒りを表す。そして一向はセクターXに向かうのだったが、そこはおたくゾンビの巣窟となっていたのだ!
(今日の敵)
おたくゾンビ
(解説)
どうもカードゲームは、日本だけでなく海外でもブームのようですね。今回はそんな世相を意識したお話。
ナンバー2が主役であり、珍しく彼の熱い所が見れるのですが、それは全てナンバー78のため。果たしてナンバー2と78の関係やいかに?…と期待していると、かなり強烈な肩透かしが待ってます(笑)。
しかし今回登場の、おたくゾンビはかなり怖いですね。なにしろ「SF大会にいるくらいいっぱいいる」わけですから。それってやっぱり「有明にいるくらいいっぱいいる」のか?うわー、ヤダ。

第38話 「学年委員長を護衛せよ!」
(原題:Operation: P.R.E.S.I.D.E.N.T.)

(初放送 2005.2.25)
(あらすじ)
四年生の学年委員長、ミスター・プレジデント。彼はこれから市の教育委員の所に行き、四年生の授業時間を短くしてくれるよう交渉をするのだ。だがしかしこれは危険な仕事だ。当然大人達の激しい抵抗があるだろう。そこでKNDが彼を護衛する事になった。
案の定、おすましキッズの手下のアイスクリーム屋部隊が、プレジデントの乗ったバスを襲撃してくる。必死にふりきるKND!だがしかし刺客は次々と襲ってくるのだった…!
(今日の敵)
おすましキッズ 、アイスクリーム屋部隊
(解説)
以前に(「宿題強盗と決闘せよ!」)ほんのちょっとだけ登場した、学年委員長の再登場であります。
今回は、ハリウッドの映画などではありがちな「大統領物」のパロディでしょうね。でも15分の短い中に、テンポ良くアクションとスピードが詰まっており、実に目まぐるしく見ていて飽きない展開となっていますね。それでいて、キチンと一つの作品としてまとまっているあたりは、さすがと言う他無いでしょう。
ところで今回チラッと登場する、ナンバー24。どうも彼は他のキャラクターとは、なにか違うような気がします。良く見ると、顔の作りが明らかに違い、実在の人物をモデルにしているのでは?という気がします。それが誰なのか?はちょっと解りませんが…。

(2020.6.27追記)
ナンバー24ですが、どうも番組の企画か何かで応募があった子供をモデルにした、メンバーのようです。こちらを参照

「入院患者を敵から守れ!」
(原題:Operation: H.O.S.P.I.T.A.L.)

(あらすじ)
KNDの仲間がケガをして、病院に入院したというニュースが入った。だがしかしこの数ヶ月、病院に入院したKNDが、何者かに襲われるという事件が多発していたのだ。そこでナンバー1達は、その事件の真相を突き止め、そして今入院している仲間を助けるため、病院へと潜入する。
だがしかしそこには謎の影が迫っていたのだった…。
(今日の敵)

(解説)
以前もちょっと書いたかと思うんですが、KNDという組織は単純な「正義の味方」では無く、どこか「テロリスト」のイメージがつきまといます。今回の冒頭の、病院襲撃シーンはそれをちょっと思い出させてくれます。
さて今回はいくつかポイントがあります。まずナンバー5の父親が医者であり、この病院に勤めているということが判明。
また仲間を救うべく、やたらと張り切っているナンバー3と、それをやたらと心配するナンバー4のコンビがいい感じ。ナンバー4にとっては、気が気じゃ無いんでしょうが。
そしてラストには、あの懐かしくも意外なキャラクターが登場。いやしょーもないオチだろうとは予想していたけど、まさかこう来るとはねぇ…。

第39話 「芽キャベツを排出せよ!」
(原題:Operation: S.P.R.O.U.T.)

(初放送 2005.2.26)
(あらすじ)
ある日のナンバー4の家。今そこでは一家団欒の楽しい?夕食の真っ最中であった。ところがナンバー4は、誤って大嫌いな芽キャベツを食べてしまった!
慌てて仲間に助けを求めるナンバー4。だがしかしすでに芽キャベツはナンバー4の体内深くに。こうなっては仕方ない、メンバーがミクロ化してナンバー4の体に入り込み、直接芽キャベツを引きずり出すしか無い!
かくしてナンバー1、ナンバー2、そしてナンバー5による、ナンバー4の体内冒険が始まった。だがしかし体内にいられる時間は、わずかに六分間だけ。それを過ぎると、ナンバー1達は、元の大きさに戻ってしまうのだ!
(今日の敵)
芽キャベツ?
(解説)
ミクロ決死隊…、タイムリミットは六分間…!って古いネタだよなぁ(笑)。まあとにかく、今回のような体内冒険物も、カートゥーンでは良くあるお話。やはり定番です。それに加えて「脳ミソいじり」まであっては、もう十分すぎるでしょうね。
というわけで、見所はやはり体内の冒険でしょうか。今回も短いながら、スリルとテンポがぎっしり詰まった一編となっています。しかしさすがに、脳ミソに銛はマズイだろ…。
「宿題を食われるな!」
(原題:Operation: H.O.U.N.D.)

(あらすじ)
ある朝、ナンバー5は学校へ向かっていた。カバンの中には、しっかりやってある宿題を入れて。だがしかし途中で、巨大な犬のような化け物に襲われ、ナンバー5の宿題は食べられてしまう!
学校へ行ってその事を話しても、先生は信じてくれないし、クラスメートのバレリーにはバカにされてしまう。だがしかしその巨大な犬は、どうやらバレリーの家から出てきた犬なのだ!
ナンバー5は真相を探るため、バレリーの家に忍び込む…。
(今日の敵)
バレリー

(解説)
森の中で、巨大な犬に襲われる…という冒頭のシーンから、一瞬「赤ずきんちゃん」を思い出したんですけど、どうも違うみたいですね。
さてナンバー5ですが、いつもKNDのサブリーダーとして活躍し、かなり優秀なメンバーだと思っていたんですが、どうやら学校でもなかなかの優等生のようですね。それにひきかえナンバー4は…。
さて今回の見所は、やはり宿題を食べた犯人と、ナンバー5のバトルでしょうか?いやなかなか意外な正体ですね。そして更に…。
ところでいつもクールなナンバー5ですが、なんか今回は表情がクルクルと変わって、それを見ているだけでも結構楽しいです。作画の人の趣味なのかな?

(2005.5.23追記)
さてさて今回の話の肝である「宿題を犬に食べられた」というのは、どうやらアメリカでは定番の言い訳らしいですね。こういった細かい文化の違いって、見ているだけでは解らないんですよね。


第40話 「フラフラパカスを取り戻せ!」
(原題:Operation: R.A.B.B.I.T.)

(初放送 2006.10.8)
(あらすじ)
ランチに急ぐナンバー2とナンバー5。1年生の教室の前を通ると、どういうわけか荒れ果てていた。事情を聞くに、何者かが彼らの飼っているウサギ、フラフラパカスを連れ去ってしまったようなのだ。そこでナンバー2と5の二人は、フラフラパカスを取り戻すために、ジャングルジムの奥にあるジャングルへと旅立つ。

フラフラパカスを連れ去ったのは、あのハインリヒであった。彼は本物のウサギを使って、チョコウサギを作ろうとしていたのだった。このままではフラフラパカスがチョコウサギにされてしまう!どうする?
(今日の敵)
ハインリヒ
(解説)
今回も、実にKNDらしい一作。ごく普通の教室が、突如として荒れ果てた荒野のようになっている描写や、ジャングルジムの奥にジャングルがある、という発想などはこの作品ならでしょう。日常の光景が突如として非日常に繋がっていく醍醐味とでもいいましょうか。

さて今回の敵は第35話「究極のキャンディを取り返せ!」に登場したハインリヒ。ナンバー5とは並々ならぬ因縁がある相手です。その決着やいかに??
「ツリーハウスを守れ!」
(原題:Operation: F.L.U.S.H.)

(あらすじ)
Mr.ボス、ナイトブレイズ、クレイジー・オールド・キャット・レディ、ウインクとフィッブら五人の悪党が、KNDのツリーハウスを奪うための作戦を画策。そして作戦は実行され、ツリーハウスは彼らの手中に落ちてしまった!
ところがそこへやってきたトイレットネイターが…?

(今日の敵)
Mr.ボス、ナイトブレイズ、クレイジー・オールド・キャット・レディ、ウインクとフィッブ、トイレットネイター
(解説)
さて続いては、悪役総登場なお話。途中のカフェのシーンでは、他にも大量の悪役が登場しています。ファーザーの様な怖い悪役もいいんだけれど、こういうおマヌケな悪役の方がKNDらしいなあ、と思うのですがいかがでしょう?

今回はKNDメンバーがほとんど活躍しておりません。まあたまにはこういうのもいいかなあと。ところでメンバーが学校へ行ってる時って、ツリーハウスは完全に留守なんですねえ。