最終回SP |
「最後の任務を語れ」
(原題:Operation: I.N.T.E.R.V.I.E.W.S.)
(初放送 2008.9.2)
STORY : Mr.Warburton Andy Rheingold
STORYBOARD : Guy Moore , Maurice Fontenot , Jesse Schmal
with anthony davis , bob suarez , abigail nesbit
(あらすじ)
今では大人になってしまった、かつてKNDのセクターVのメンバー、ナンバー2、ナンバー3、ナンバー4、そしてナンバー5の面々が集められた。彼らは一時的にKNDの時の記憶を戻されると、自分達の最後の任務について語り始めた。そう、ナンバー1が行方不明になってしまった、あの任務だ。
おすましキッズのバースデーケーキを奪わんとする、セクターVの面々。しかし度重なる失敗のため、任務をナンバー363率いる、セクターWに移されてしまう。しかしふとした事から、ケーキはおすましキッズからナンバー74.239の手に渡ったと知った面々は、おすましキッズのケーキを奪うために、探し物競争に参加する事となった。
探し物競争は、他のKNDメンバー、更には悪い大人達も含めての一大バトルとなった。ナンバー363の出現で自信を失いかけていたナンバー1であったが、仲間達の叱咤激励を受けて自信回復。競争に参加するのであった。そんな中、ナンバー363達が、高得点であるファーザーのパイプを手に入れようとしている事を知ったナンバー1達は、ナンバー363を止めに行った。
ナンバー363は、任務のためなら仲間のKNDメンバーも見捨てる、卑怯者であった。ファーザーの猛攻から命を救われたセクターWのメンバー、ソニアは363にリーダーの資格無しと糾弾し、全ての得点をナンバー1に譲る事とした。同じ頃、悪役から全ての得点を奪ったおすましキッズ達が、ケーキを手に入れんとしていた。今ここに、ナンバー1とおすましキッズの最後の戦いが始まる…!
しかし物語は、そこで終わりでは無いのだ…。
(今日の敵)
悪人軍団、ファーザー、おすましキッズ
(解説)
今回は1時間の長編エピソードにして、この「KNDハチャメチャ大作戦」の、実質的最終エピソードになります。果たしてKND最後の任務とは?そして消えたナンバー1の行方は?全てが気になる所ですよね。
思えばKNDの第一話は、おすましキッズのケーキ争奪で始まったのですが、最後もやはりケーキ争奪なのですね。またそれだけでは無くて、今まで登場した悪役、KNDメンバーなどが登場するのですが、やはり彼らの活躍場面を思い出さずにはいられません。そういった意味では、実に「最終回」らしい「最終回」になっている、と言う事が出来るでしょう。そしてカートゥーンでは、このようにキッチリとした最終回が作られるのは、かなり珍しい事でもあります。
もちろん先の読めない、スピーディーな展開はいつものKNDそのままです。また実写で登場する未来のセクターVの面々ですが、どれもなかなかイメージに近い人を揃えてきています。こういうこだわりが随所に盛り込まれていて、まさにファンにとっては、最高の最終回だと言えるでしょう。
そしてラストシーン。あまり多くは語らないのですが、とてもいいラストなのは間違いありません。どことなく「パーマン」の最終回も彷彿とさせるのが、ちょっと不思議な感じですが。
KNDは、今では珍しくちゃんと「子供の方向」を向いて作られている作品だと言えるでしょう。子供の喜びそうな事、子供が好きそうな事が、きちんと描かれています。本当に子供だけを対象にしているんだと言えるでしょう。だからこそ、最後のナンバー1のセリフが胸に染みてしまうのです。
KNDを制作してくれたスタッフの皆様、また吹き替えを担当してくれた日本のスタッフの皆様方、本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした! |