KNDハチャメチャ大作戦全話ガイド20



第77話 「キャラメルの呪いをとけ!」
(原題:Operation: C.A.R.A.M.E.L.)

(初放送 2008.2.10)
WRITE : Alison Wilgus , Andy Rheingold 、Mr.Warburton 
STORYBOARD : Jesse Schmal with Anthony Davis

(あらすじ)
セクターUからのSOSを受けて急行する、ナンバー5を除くセクターVの面々。セクターUに着いてみると、キャラメルの袋をもった、ダサい女の子が一人いるだけであった。そこへ現れたのは、あのハインリヒ。彼の説明によると、そのダサい女の子はナンバー5の成れの果てだと言うのだ。

ハインリヒが使ったのは、ピラミッドの黄金のパワー。その人間の「一番大事な部分」をキャラメルにしてしまう、という呪いなのだ。ナンバー5は「クールさ」をキャラメルにされ、そして他のメンバーもそれぞれの大事な部分をキャラメルにされてしまった!

だがしかし実はハインリヒには秘密があった。そう実は彼も、かつてこの呪いを受けており、「大事なもの」を失っていたのだった…。
(今日の敵)
ハインリヒ
(解説)
ナンバー5の前に現れては、彼女と争ってきたキャンディハンターのハインリヒ。今回はその彼と、ナンバー5との因縁がついに語られます。果たしてハインリヒが失ってしまった「大事なもの」とは一体?そして彼の驚くべき正体とは?

それ以外での見所は、やはりそれぞれの「大事なもの」を失ってしまった、KNDメンバーでしょうか?ナンバー1は「リーダーシップ」を、ナンバー2は「知性」を、ナンバー3は「明るさ」を、そしてナンバー4は「荒っぽさ」を、それぞれ失ってしまいます。そして同時にそれぞれの姿も変わってしまうのですが…、この変わりっぷりがなかなか面白いですよね。
「月面基地を隠せ!」
(原題:Operation: M.O.O.N.)

WRITE : Andy Rheingold , Mr.Warburton
STORYBOARD : Maurice fontenot with Bob Suarez

(あらすじ)
アメリカ合衆国が、月面にロケットを打ち上げる事となった。しかしすでに月面にはKNDの月面基地があるので、その存在をなんとかして隠さないとならない。そこでKND達は「偽物の月」を作って、そこにロケットを誘導することに。

ところがそのロケットに乗っていたのは…ナンバー4一家であったのだ!
(今日の敵)
なし
(解説)
今回は「月面基地を隠す」という壮大なスケールの割りには、やってる事が妙にみみっちい、というそのギャップが面白いエピソードとなっています。

確かに月面にはすでにKND基地があるわけなのですが、そういえばKNDの月面基地って一体いつくらいからあるのでしょうか?その辺りは明確には語られていませんが、少なくともアポロ11号の月面着陸よりはるかに前である、ことだけは確かなようです。

月面に住むことになった、ナンバー4一家のどこかとぼけた生活ぶりも見所の一つでしょう。どこかのんびりとしていて、実にナンバー4らしいですよね。

第78話 「条約を結ばせるな!」
(原題:Operation: T.R.E.A.T.Y.)

(初放送 2008.2.16)
WRITE : Mr.Warburton , Andy Rheingold
PREMISED BY : Mo Willems , Mr.Warburton
STORYBOARD : Kim Arndt , Matt Peters
with Quack Leard & Abigail Nesbit

(あらすじ)
KND月面基地にチャドを筆頭とする、ティーンエイジャー達が乗り込んできた。しかし彼らは何もしないまま撤収。後には「KNDとティーンエイジャーで和平条約を結ぼう」という文書が残されたのみであった。

もちろん皆は反対するのだったが、ナンバー362は和平を結ぶ事を承諾。その使者として、ナンバー∞が選ばれた。釈然としないナンバー1だったが、ナンバー∞とチャドが一緒にいる所を目撃してしまう。まさかナンバー∞は、ティーンエイジャーの仲間?もしかして最近話題の分裂派の仲間なのか?と思うも、∞の通報により、チャドと手錠で繋がれて北極刑務所へと送られてしまう。

そしていよいよ調印式が始まってしまう。一方ナンバー1とチャドは、共に護送機を脱出。果たして調印式はティーンエイジャーの罠なのか?そしてKNDの分裂派とは?チャドの真意とは?
(今日の敵)
ティーンエイジャー達
(解説)
かくして「KNDハチャメチャ大作戦」の、クライマックス的エピソードとなります。ここ数回出てきた過激派、あるいは分裂派がその物語の鍵を握るのですが…。その正体とは果たして?

またティーンエイジャー側では、久しぶりにチャドが大活躍。冒頭では懐かしいナンバー274時代のコスチュームも披露してくれます。そして今回はそのチャドを、いかにしてナンバー1が乗り越えていくのか?というのが最大のテーマとなっています。リジーと別れ、ツリーハウスを失い、そして今かつて自分が憧れていた存在を乗り越えることでナンバー1は大きく成長を遂げるのです。そしてその先にある物とは?そういった意味では、まさに「KND」の総決算的内容のエピソードだといえるでしょう。