第50話 | 「モーリスを渡すな!」 (原題:Operation: M.A.U.R.I.C.E.) (初放送 2006.10.18) (あらすじ) 今から三年前…。まだナンバー5がKNDの新入りメンバーで、クリーがKNDメンバーだった頃。ナンバー9、モーリスというKNDがいた。彼はティーンエイジャー達の使ってくる「チキン砲」で、子供達が「チキン症」になるのを阻止するべく、たった一人で旅立った。 そして現在、モーリスは帰ってきた。どうやら「チキン症」の原因がどこかの島で作られている、という事は解ったのだが、しかしその島の場所は解らずじまいだった。そして今日が13歳の誕生日だったモーリスは、KNDの決まりに従い、そのままKNDに関する全ての記憶を失わされる…。 しかしナンバー5達は、モーリスがティーンエイジャーの仲間に引きずり込まれるのを恐れ、モーリスをガードする事にする。そこへ現れたクリー率いるティーンエイジャー軍団!そしてモーリスはティーンエイジャーに連れ去られ、ナンバー5はチキン症にかかってしまうのだった…。 どうにかして単独でティーンエイジャーの基地、チキンアイランドを突き止めたナンバー5。単身その島へ乗り込むのだったが、そこで待っていたのはクリーとティーンエイジャーに加わったモーリスであった…! (今日の敵) クリーとティーンエイジャー軍団 (解説) 今回はナンバー5主役エピソード。しかもクリーが登場とあっては、盛り上がるってもんです。またナンバー5がKNDに入りたての頃の、ちっちゃい時の姿も見る事が出来ます。 さてKNDの規則に「13歳になったら、KNDに関する記憶を消されて、強制的に引退させられる」という物があります。今までも何度か書いてきましたが、この規則ははっきり言ってしまうと、無茶苦茶厳しいを言わざるを得ません。かなり非効率的なのは間違いありません。しかもこの規則のせいで、クリーやチャドなど、優秀なメンバーがティーンエイジャーの仲間となって、KNDを襲ってくるわけですから、これはもう無くしてしまった方がいい規則とも言えるわけです。さすがのナンバー5も、今回ばかりはこの規則に疑問を覚えてしまうのです。それもそのはず、ナンバー5達もいくらKNDのために尽くして頑張っても、13歳になったら、強制的に辞めさせられてしまうのですから。そして今回もまた、この規則を巡って物語が展開するのですが…。 ネタバレになりますが、今回のエピソードはこの「規則」に対する「救い」を教えてくれます。なにしろ、ほんの一握りではありますが、13歳になってもKNDを辞めずにすむメンバーがいるんですから!という事は、今まで出てきた悪役の中で、実はKNDのメンバーとしてスパイ活動をやっている人がいる、という事になります。もしいるとしたらそれは誰?現時点ではまだ明かされませんが、もしかしたらとんでもない人が実はKNDだったりするのかも知れませんね。 今回登場する「チキン症」は、おそらく「水疱瘡」が元ネタでしょう。「デクスターズラボ」にもありましたけど、あちらでは「水疱瘡」と「ニワトリ」は、関連付けられて考えられる事が多いようです。 さて今回登場のモーリス、もしかしたらナンバー5の初恋の人、と考えるのは間違っているでしょうか?そして姉のクリーも同様にモーリスの事を好きだったのでは?想像の域を出ませんが、そう考えると二人の確執の原因が、なんだかちょっとだけ見えてくるような気がします。 |
第51話 | 「最後まで歌わせて!」 (原題:Operation: L.O.V.E) (初放送 2006.10.19) (あらすじ) 今日は学校の学芸会。そしてなんとサンバンが主役。張り切って歌うサンバン。 だがしかしおすましキッズが、例によって劇を台無しにしようと大暴れ。おすましキッズを止めろ、KND! (今日の敵) おすましキッズ (解説) 今回は学芸会。という事で、冒頭にミュージカルシーンがあります。演じられているのは、おそらくは映画にもなった「ウエスト・サイド・ストーリー」かな? ミュージカルという事で、サンバンの歌がたっぷり聞けます。うん、なかなか上手いですね。しかしせっかくの主演舞台も、おすましキッズに邪魔されたのでは、どうしようも無いわけでして。果たしてサンバンは最後まで歌を歌えるんでしょうか? |
「リモコンを取り戻せ!」 (原題:Operation: C.O.U.C.H) (あらすじ) テレビの前で、チャンネル争いのためリモコンの取り合いをする、ナンバー3とナンバー4.。と、大事なリモコンが、ソファの中へと落ちてしまった!慌てて取りに行くナンバー4。 ソファの中には、広大な世界が広がり、デイブと名乗る多くの男達がいた。どうやら彼らはここで暮らしているようだ。そしてさっき落ちてきたリモコンを、神様からのプレゼントと勘違いしている。ナンバー4は、リモコンを返してもらうべく、デイブと勝負することになったのだ。 (今日の敵) デイブ (解説) 今回もまた、KNDの持つ「児童文学的」側面がいかんなく発揮されたお話。ソファの中に世界が広がっていて、しかもそれが世界中のソファと繋がっているなんて、実の夢のある話です。そういえばソファのスキマに何か落としても、見つからないことってありますよね。あれはもしかしたらこの世界に落ちてしまったせいなのかも知れませんね。 そのソファ世界の住人達は、名前が全員「デイブ」。しかも全員が独特のギャグセンスを持っています。これにはさすがのナンバー4もタジタジですね。 そういえば今回は、両方ともナンバー3とナンバー4が主役。なにやら意図的な物を感じますな…。 |