「エゴトリップ」
(原題:Ego Trip)
(あらすじ)
ある日、マンダークがデクスターのラボへ侵入。デクスターの発明である「神経情報伝達核」を奪いに来たのだ。しかしデクスターとの壮絶な決戦の末、敗れたマンダークは逃げていく。
喜んでいるデクスター。とそこへタイムマシンの中からロボットが現われる。そのロボットは「未来の救世主を抹殺に来た」というのだった。自分がその「救世主」だと思ったデクスターは、ロボット達を始末すると、「救世主」になった自分に会いにタイムマシンの中へ。
そしてデクスターは、未来の様々な時間の自分と遭遇するのであった。
(解説)
この作品に登場するのは、ほとんどがデクスターとマンダークだけ。特にマンダークは、「デクスターのライバル」という重要な立場にありながら、テレビ本編での活躍は意外と少なかったのだから大抜擢?とも言えますね。
で見所ですけど、これも全編見所といっていいでしょう。ど派手なアクションシーン。ロボットも総登場するし。「神経情報伝達核」をめぐる駆け引き。様々な時代の様々なデクスター(個人的に好きなのは、おじいちゃんデクスターかな?)とのやりとりは、かの藤子・F・不二雄の代表作「ドラえもん」の中の「ドラえもんだらけ」を彷彿とさせます。そしてこの期待通りなオチ(笑)。全てがスペシャルの名にふさわしい一編と言えるでしょう。
「未来の救世主を抹殺に来た」ってのは「ターミネーター」でしょうね。
ただやっぱり残念なのは、先ほども書いたけど、デクスターとマンダーク以外のキャラクターには、ほとんど出番がない、という事。(重要な役割を担っている)ディディでさえ、台詞は2〜3言しかないのです。
ちなみにこのエピソードは、1時間あるので、通常放送枠では見られません。カートゥーンネットワークシアターなどのスペシャル枠での放送を気長に待ちましょう。 |