デクスターズラボ全話ガイド1




第1話
(#1)
「未来からのメッセージ」
(原題:Dee Deemensional)

(あらすじ)
ふとした実験から、デクスターのラボにとんでもない怪物が出現してしまった。怪物を倒そうとするも効果はなく、とうとうデクスターは食べられそうになる。

こうなったら方法はただひとつ!ディディにタイムマシンで過去の世界に行ってもらい、過去の自分に実験をやめるように伝えてもらうしかない!デクスターのメッセージを持って、過去の世界へ旅立つディディ。

しかし肝心の過去のデクスターは、ディディの話を信じようとはしなかった・・・。


(解説)
記念すべき「デクスターズラボ」の第1話。・・・のはずなんだけど、はっきし言って、とてもそうは見えません(笑)。
だってそうでしょう?これを見ただけで、デクスターのラボの事や、デクスターとディディの関係が理解できますか?まあ、その辺が「デクスターズラボ」らしいというか、アメリカアニメらしいというか・・・。

しかし第1話からタイムパラドックスの鎖の中に入り込んでしまうってのも・・・スゴイよねえ。
「怒れるマグマナムス」
(原題:Magmanamus)

(あらすじ)
地底深く眠る怪獣マグマナムス。そいつが地上の騒音で目を覚まし、地上に現れた!町中を破壊するマグマナムス!闘えモンキー!
(解説)
スーパーモンキーシリーズ第1話です。
見所は、なんといっても「静かにしてくれ〜」と言いながら、暴れまわるマグマナムス。思わず同情してしまいますね。
「生命の神秘」
「戦え!ママロボット」
(原題:Maternal Combat)

(あらすじ)
デクスター達のママが風邪で寝込んでしまった。仕方なく家事を分担してやるデクスターとディディ。

しかし家事のあまりの大変さに、デクスターはヤケを起こし、代わりに家事をやらせるべく、ママロボットを作り上げる。

ところが、そのママロボットがディディに奪われてしまった!


(解説)
デクスターのママとパパ初登場。特にパパは、後に発揮されるマイペースぶりを早くも発揮してくれます。

見所は、ママロボットVSスーパーママロボットでしょうか。なにやら「ターミネーター」を彷彿とさせますね(笑)。


第2話
(#2)
「ドッジボールは嫌いだ」
(原題:Dexter Dodgeball)

(あらすじ)
今日も嫌いな体育を見学しようと企むデクスター。しかし新任の先生に拒否され、やむなく体育の授業に参加する事に。

そしていやいやドッジボールをやるのだったが、悪ガキ三人組にターゲットにされてしまうのであった・・・。


(解説)
この話からも解るように、デクスターは運動の類が大嫌いなんですねえ。解る解るぞ、その気持ち。ただ、「嫌い」ではあるんだけど「苦手」ではないのであるが、それはまた別の話・・・。

で見所は、やはりドッジボールのシーンでしょう。実にカートゥーンらしく楽しめるシーンです。逆にこのシーンをムチャクチャだと思った人、これはこういうアニメなんです、という事を理解しておきましょう(笑)。

「宇宙の王者ラスロー」
(原題:Rasslor)

(あらすじ)
ある日、モンキー始めとするスーパーヒーロー達が、謎の宇宙人の元へと集められる。その宇宙人こそはラスロー。宇宙最強の格闘家で、自分より弱い人間のいる星は滅ぼしている恐ろしいヤツだ!

ラスローの前に次々と倒されていく地球のヒーロー達。どうするモンキー?


(解説)
グローリー少佐、クランク、バルヘーレン等、ジャスティスフレンズ初登場の話。

そんなヒーロー達、そしてモンキーとラスローの闘いが最大の見所。・・・でもオチはちょっとありきたりです・・・。

「ぼくのプラネタリウム」
「デクスターの助手」
(原題:Dexter's Assistant)

(あらすじ)
待ちに待った科学コンテストの日が近づいてきた。

デクスターは自慢の、スペクトロメカニトロンでまたもや優勝を狙う。しかし、このメカには重大な欠点がある事が判明し、どうしても助手が必要な事が解った。

困ったデクスターは仕方なくディディに脳移植を施し、天才として生まれ変わらせ、自分の助手にするのだが・・・。


(解説)
メカの欠点・・・ってただボタンの位置を代えれば済む話じゃないか?って突っ込みは無用(笑)。

しかし今回のデクスターはハゲになったり、ロン毛になったりと大忙しです。

見所は、脳移植のおかげで天才になったディディでしょうか?いつもとちょっぴり違ったディディをお楽しみあれ。


第3話
(#3)
「ライバル出現!」
(原題:Dexter's Rival)
 
(あらすじ)
今日から楽しい新学期。デクスターが学校へ行くと、そこには転入生がいた。

彼の名はマンダーク。デクスターを上回る天才少年にして、デクスターよりも巨大なラボを持っていた。

マンダークは、デクスターにラボの全機能停止を要求。完全に負けを認めたデクスターは泣く泣くそれに従うのであったが・・・。


(解説)
マンダーク初登場の話。この時からすでに、マンダークはデクスターの最大のライバルとして君臨していたのですね。

見所は、先生達の反応。特にマンダークの方が頭がいい、と知ってからの手の返しようったら・・・ねえ(笑)?

ところでディディがラボを壊すのって、実はこれが最初なんだよねえ・・・?

「バナナが生んだ友情」
(原題:Simion)

(あらすじ)
謎の宇宙船団が地球に向かってやってきた。早速出動する我らがモンキー。

しかし、その中にいたのは、かつて地球人の手により、実験のため宇宙船に乗せられたサルだった。そのサルは人間達に復讐をするべくやって来たのだった!!


(解説)
ハニーデューと防衛軍の隊長の初登場です。

そういえば、これとそっくしな話を「スーパーマン」でやっていたっけ。

見所は、やはりモンキーが見せる「優しさ」でしょうか?

「音叉」
「大人になりたい!」
(原題:Old Man Dexter)
 
(あらすじ)
夜のテレビの映画を見たいデクスター。しかしママに「子供は早く寝なさい」と言われ映画が見られない。

そこでデクスターは年齢を増やす機械を使って、大人になろうと企むのだったが、ディディのせいで老人になってしまった!!


(解説)
やはり見ていて、一番疑問に思うのが、「何故パパもママもデクスターがいなくなって、代わりに見たこともない老人がいることに対し、なんの不思議も感じないのだろうか?」ということでしょう。しかも「おじいちゃん」とかよんでるし。

でもそこが「デクスターズラボ」の一番面白い所であり、そこさえクリアできれば、このアニメがもっと面白くなる事確実(笑)!!

どうでもいいけど、このオチはひどいよなあ。日本だったら投書がバンバン来そうだなあ(笑)。


第4話
(#4)
「クローンパニック」
(原題:Double Trouble)

(あらすじ)
ディディは友達のミィミィ、リィリィと遊んでいた。ダンスに飽きた3人は、デクスターのラボに侵入。破壊活動を始める。

その騒動を止めるべくデクスターはクローンマシンで自分を3人に増やし対抗するが、クローンマシンにディディ達が入ったからさあ大変!ディディ達のクローンが大量に出現してしまった!!


(解説)
もはや言う事はなし。全編これ見所といった所でしょう。このドタバタっぷりをご堪能あれ。

しかし、このちょこちょこ出てくる、ウサギはなんなんだろうと思っていたんですけど、どうやらこのウサギが出てくるデクスターが、本物のデクスターって事のようですね。でももっと深い意味ありそう…。

「バーベキューマン」
(原題:Barbequor)

(あらすじ)
今日はモンキーの誕生日。それを祝ってスーパーヒーロー達がバーベキューパーティーを開いてくれる。

しかし、そのころ、バーベキューマンが地球をバーベキューにしようとしていた・・・。


(解説)
この話はグローリー少佐やクランクを始めとして、スーパーヒーロー達が大集合です。

バーベキューマンの元ネタは、マーヴルコミックスの「ギャラクタス」というヒーロー。やはり星々をエネルギーとしています。シルバースプーンマンの元ネタは、同じく「シルバーサーファー」。ちなみに「ギャラクタス」と「シルバーサーファー」にも、バーベキューマンとシルバースプーンマンのように、主従関係があったようです。

(2002,10,22追記)
なおこの話は、露骨なパロディが問題となり一時期アメリカなどでは放送されていなかったようですが、2002,8,23からまた放送され始めたとの事です。
(情報提供:massangeanaさん)

「元素周期表」
「変身ごっこ」
(原題:Changes) 

(あらすじ)
学校に行く時間がやってきた。ところがデクスターは、いまだにラボで実験を続けている。

やっとの事で新発明が完成するが、そこへディディがやってくる!!


(解説)
この話は典型的なドタバタですね。

見所は、やっぱり二人の変身合戦。よくもまあ、次から次へと・・・。そしてこのオチ。センスいいよなあ。

ところで、この話ではどういうわけか、デクスターのラボは、デクスターの部屋から直接見えるようになっています(他の話では、本棚の裏などに隠れていて、直接見ることはできなくなっている)。…というのも、実はこの話がもっとも最初に製作された「デクスターズラボ」のパイロットフィルム(ホワットアカートゥーン)であるためなのです。そのために現在とは微妙に設定が違うようです。